コンセントの3ピンとは?なぜ?メリットは?疑問解決!!

 

3つの穴がある3ピンコンセントを、見たことあるし聞いたことあるけど、「一体なに」「どんな意味があるの?」と疑問に思った方は少なくないと思います。

また、3つも穴があるから「普通の2本あるプラグは挿せないの?」と疑問に思った方もいると思います。これに関しては、2本のプラグも問題なく挿して使用できます。

そこで、この記事ではコンセントの3ピン(3つの穴)とは何か、どんな理由やメリットがあるのかを解説していきます。

コンセントの3ピンとは?

コンセントの3ピンとは、3つ穴のあるコンセントのことを言います。通常は、2つたて穴のあるコンセントが一般的ですが、その下に丸い穴が追加され”顔みたい”になっています。以下の画像がそうです。

これを3ピンコンセント(さんぴんこんせんと)または、接地極付コンセントと言います。

この3つ目の丸い穴は、アースの役割をします。

アースとは、漏電や過電圧で電気が漏れた際に、地面に電気を逃がして感電や電化製品の故障を防ぐためのものです。

例えば、電子レンジなどで緑の線をコンセントの接地端子に繋ぎますね。これと全く同じことです。

このように、3ピンコンセントは3つ穴のあるコンセントです。下の丸い穴は、アースになっています。

コンセントの3ピンのメリットは?

3ピンコンセントは、アースによって多くのメリットがあるのでここから紹介していきます。

感電を防止する

アースによって、人体への感電を防止できます。

電化製品の劣化や、水に濡れて漏電が生じることがあります。そんな時に、電化製品に触れ「ビリっときて感電してしまった」なんてことはあります。しかし、アースがあれば大部分の電流を大地に逃すことができます。

このように、電化製品に触れていてもアースがあれば、感電することを防止できます。

静電気の防止する

アースによって、静電気を防止することができます。

静電気が発生すると、着火や爆発の原因になりえます。このことによって、火事になったり、怪我をしてしまったり大きな事故につながります。

しかし、アースがあることによって、着火や爆発の原因になる静電気を防止することができます。

ノイズ防止

アースによって、余分な電流を地面に流すことでノイズの軽減につながります。

例えば、音楽スタジオに置いてある、エレキギターやエレキベースのアンプはほぼ3ピンになっています。

このように、アースは余分な電流を地面に流すことで、ノイズも解消してくれます。

雷による被害の防止

落雷による大きな電流を、アースを通じて大地に流し込むことができます。

雷は電線を通じて、電化製品を壊してしまったり、停電を起こしたりします。また、運悪く感電してしまったら大きな事故につながります。

このように、危険な落雷をアースに流し込むことで、被害を小さく抑えることができます。

余談:コンセントの3ピン義務化?

2005年に、特定機器の3ピンコンセントの設置が義務化されました。

この特定機器とは、主に水回り系の家電になります。義務化された家電は以下の通りです。

  • 洗濯機
  • 衣料乾燥機
  • 電子レンジ
  • 冷蔵庫
  • 食器洗い器
  • エアコン
  • 温水洗浄式便座
  • 温水器
  • 自動販売機

この全9種になります。このため、引越しの際に、コンセントの形状を見て「ここは冷蔵庫のコンセントなんだな」とか「ここに電子レンジを置いてこのコンセントに挿すのだな」などと確認しておきましょう。

このように、3ピンコンセントの設置が義務化された家電があります。

まとめ

ここまで、コンセントの3ピン(3つの穴)とは何かを解説してきました。

まとめると以下の通りです。

  • 3ピンコンセント(さんぴんこんせんと)は、接地極付コンセントと言い、3つ目の丸い穴は、アースの役割がある
  • アースの役割によって、感電・静電気・ノイズ・雷の被害の防止になる

このように3ピンコンセントは、電気の流れを大地に逃すことによって、様々なリスクや不具合を防止する優しいコンセントです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

それでは。