「近くで雷が落ちた後、急にインターホンが鳴らなくなった」 「テレビもネットも繋がらない…これって雷のせい?」
夏から秋にかけて、神奈川県内でも激しいゲリラ豪雨や雷が増えますよね。この時期、電気屋さんとして現場を回っていると、落雷の後に家電や家の設備が突然壊れてしまうトラブルのご相談が急増します。
「家に直接雷が落ちたわけじゃないのに、なぜ?」と不思議に思われるかもしれませんが、実はその原因のほとんどが「雷サージ」という現象によるものです。
今回は、電気工事のプロの視点から、雷サージの恐ろしさと実際の被害事例、そしてもし壊れてしまった時に「火災保険」を賢く使うための条件について分かりやすく解説します。
雷サージとは何か?

雷サージとは、雷が発生した時に、ものすごいエネルギーを持った異常な電気の波が周囲に広がる現象のことです。この異常な電気が家の中に侵入する仕組みには、大きく以下の2つの特徴があります。
- 雷が直接落ちなくても発生する
- コンセントや通信線、アース線から侵入する
ここから、それぞれ詳しく解説します。
雷が直接落ちなくても発生する
雷サージの一番恐ろしいところは、「自分の家に雷が落ちていなくても被害に遭う」という点です。
数キロ先の電柱や避雷針に雷が落ちただけでも、数千ボルトから数万ボルトという規格外の電圧が発生します。それがご近所一帯の電線を伝って、それぞれの家の中に一気に流れ込んでくるのです。
このように、近所に雷が落ちただけでも被害に遭ってしまいます。自然の力は恐ろしいです。
コンセントや通信線、アース線から侵入する
その異常な電気の波は、外の電線から家の中の「コンセント」や、テレビの「アンテナ線」、ネットの「通信線」などを通って侵入してきます。
さらに、注意したいのが「アース線」からの侵入です。本来、電気を安全に地面へ逃がすためのアース線ですが、近くの地面に雷が落ちた際、地面の電圧が急激に上がることで、逆にアース線を伝って家の中の家電に異常な電気が「逆流」して流れ込んでしまうことがあるのです。
こうして通常の何十倍もの異常な電気が一気に流れ込むため、繋がっている家電製品の中の精密な電子基板が、その圧力に耐えきれずにショートして壊れてしまうということがあります。
このように、「コンセント」「アンテナ線」「通信線」などあらゆる経路で侵入してきます。
雷サージによる被害(最近の現場事例)
では、実際に雷サージが家の中に入ってくると、どのようなものが壊れてしまうのでしょうか。先日、私が神奈川県内で対応した現場でも、おそらく雷が原因と思われる複数の機器の故障が発生していました。
具体的には、以下の2つのような被害がよく見られます。
- 常に電気が繋がっている通信機器の故障
- テレビのブースターや照明器具の破損
それぞれ順番に解説します。
常に電気が繋がっている通信機器の故障
先日伺った現場では、「インターホン」と、ネット回線を分配する「スイッチングハブ」が完全に壊れていました。

これらは24時間常にコンセントに繋がったままであることに加え、外から引き込まれた「通信線」も繋がっていることが多いです。
このように、インターフォンやスイッチングハブは、電気が侵入する入り口が複数ある状態になるため、異常な電気の通り道にされやすく雷サージの被害に非常に遭いやすい機器と言えます。
テレビのブースターや照明器具の破損
上記の通信機器が壊れた現場では、テレビの電波を強くする「ブースター」も同時に故障していました。ブースターは屋根裏や外壁などのアンテナ線に直接繋がっているため、雷の直撃や誘導雷の影響をモロに受けやすい機器です。

また、別の日に伺った神奈川県内の現場では、天井に埋め込まれている「ダウンライト」が雷で壊れてしまったケースもありました。

ダウンライトのようなLED照明も内部に小さな精密基板が入っているため、異常電圧が流れ込むと一瞬で焼き切れて点かなくなってしまうのです。
このように、ブースターやダウンライトも雷にやられてしまいます。
大切な家電や設備を守る!雷サージの3つの対策
雷サージによる被害を防ぐためには、家の中への「電気の侵入口」でガードすることが重要です。ご自身で今日からできることや、プロに任せる本格的な方法を含め、以下の3つの対策があります。
- 雷サージ対応の電源タップを使う
- 雷が鳴り始めたらコンセントや線を抜く
- 分電盤に避雷器(SPD)を取り付ける
ここから、それぞれ順番に解説します。
雷サージ対応の電源タップを使う

一番手軽にできるのが、「雷ガード」や「雷サージ対応」と書かれた電源タップ(延長コード)を使うことです。
異常な電気が流れ込んできた時に、タップ内の部品が身代わりになって家電を守ってくれます。テレビ周りやパソコン、コンセントに直接挿して使うタイプのスイッチングハブなどには、必ずこのタップを使うことをおすすめします。
雷が鳴り始めたらコンセントや線を抜く

最も確実でお金のかからない防衛策は、物理的に電気の通り道を断ち切ることです。
遠くでゴロゴロと雷が鳴り始めたら、大切な家電の電源プラグをコンセントから抜いてください。通信機器やテレビの場合は、コンセントだけでなく壁に刺さっている「LANケーブル」や「アンテナ線」なども抜いておくと、すべての侵入経路を塞ぐことができるため完璧です。
分電盤に避雷器(SPD)を取り付ける

「留守の時に雷が鳴ったらどうしよう」「ダウンライトや固定された設備もまるごと守りたい」という方におすすめなのが、分電盤(ブレーカーの箱)に「避雷器(SPD)」という小さな防波堤のような部品を後付けする対策です。
外から異常な電気が入ってきても、分電盤の入り口でシャットアウトし、安全に地面へ逃がしてくれます。
これはプロの電気工事士による安全な作業が必要になりますが、家全体を守る非常に高い効果を発揮します。
雷被害で火災保険が使用できる条件
もし雷サージで家電や設備が壊れてしまった場合、修理や新しい設備への交換費用を「火災保険」でカバーできる可能性があります。火災保険を使うためには、以下の2つの条件をクリアする必要があります。
- 火災保険の「家財」や「建物」補償に加入していること
- 落雷が原因であるという「プロの見積書」があること
ここから、それぞれ詳しく解説します。
火災保険の「家財」や「建物」補償に加入していること
まずはご自身の保険証券を確認してみてください。
火災保険の補償対象は、大きく分けて「家財」と「建物」の2種類があり、壊れた機器がどちらに分類されるかで使う補償が変わります。基準としては、「持ち運びができるか」「家に固定されているか」で判断されます。
たとえば、今回のような被害事例に当てはめると以下のようになります。
- テレビやパソコン、置いてあるだけのスイッチングハブなどは「家財」
- ダウンライトやインターホン、固定されたブースターなどは「建物」
少しややこしいですが、スイッチングハブでも壁に埋め込まれた情報分電盤の中に固定されているタイプの場合は、家の一部として「建物」扱いになるケースもあります。
ご自身の被害状況に合わせて、どちらの補償が使えるか(または両方加入しているか)を確認することが大切です。落雷被害は、一般的な火災保険の基本プランに含まれていることが多いので、諦めずにチェックしてみましょう。
落雷が原因であるという「プロの見積書」があること
保険会社に請求するためには、「寿命ではなく、間違いなく雷が原因で壊れた」というプロの証明が必要になります。
街の電気屋さんや修理業者に被害状況を確認してもらい、設備の交換にかかる「見積書」を作成してもらいましょう。その際、見積書の備考欄に「落雷サージによる故障と思われるため交換」と一筆書いてもらうことで、それが保険会社への立派な証明書類になります。
このように、プロによる見積書を作成してもらいましょう。
電気設備の交換・修理は木村メンテナンスへ
「雷の後にインターホンが鳴らなくなった」「照明が点かなくなったので新しく交換してほしい」とお悩みの方は、ぜひ街の電気屋さんにご相談ください。
木村メンテナンスでは、お客様に安心してご相談いただけるよう、以下の2つのお約束をしております。
- 神奈川県内限定だからできる「迅速な対応と出張費の削減」
- 専門用語を使わない分かりやすいご説明
ここから、当店の特徴をご紹介します。
神奈川県内限定だからできる「迅速な対応と出張費の削減」
当店は、対応エリアをあえて神奈川県内限定に絞って営業しております。
その理由は、移動にかかる無駄な時間やコストを最小限に省くことで、お客様のご相談に対してできる限り迅速にスケジュールを組み、同時に「出張費を安く抑える」というメリットをお客様に還元するためです。
むやみに営業エリアを広げないことで、無理のない適正な価格設定と、質の高い丁寧な施工を維持しております。
専門用語を使わない分かりやすいご説明
「保険の手続きに必要な見積書が欲しい」「どんな工事をされるか不安」という方もご安心ください。
当店では、「お客様に分かりやすい言葉で伝えること」をモットーとしています。難しい専門用語は一切使わず、現場の状況を一緒に確認しながら、壊れてしまった設備の交換と、火災保険の申請に役立つお見積書の作成まで、プロの電気工事士が責任を持って丁寧にご提案いたします。
まとめ
雷が鳴った後に家電や設備が壊れるのは、異常な高電圧が入り込む「雷サージ」が原因です。まとめると以下の通りです
- 数キロ先の落雷でも電線や通信線を伝って家の中へ侵入する
- インターホンやスイッチングハブなど通信機器は特に狙われやすい
- ブースターやダウンライトなどの設備も一瞬で壊れることがある
- 保険の申請には電気屋さんの「雷が原因と思われる」という見積書が必要
「雷の後にインターホンが壊れたから新しいものに交換したい」「保険申請用の見積書を作成してほしい」といった電気設備のお悩みがありましたら、ぜひ神奈川県の木村メンテナンスまでお気軽にご連絡ください。 地域のプロとして、安全で快適な生活空間づくりを誠心誠意サポートいたします!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


コメント