「IPアドレスってよく聞くけど、結局なに?」
「Wi-Fiとかネット接続に関係してるの?」
そんな疑問を持つ方も多いですよね。
結論から言うと、IPアドレスとは、インターネット上の“住所”のようなものです。
この記事では、専門用語を使わずに「IPアドレスとは何か?」を、誰でもわかるように丁寧に解説していきます。
IPアドレスとは?わかりやすく言うと「ネット上の住所」

IPアドレスとは、インターネットに接続された機器(スマホ・パソコン・ルーターなど)に割り当てられる番号のことです。
例えば、”192.168.1.10 “や “10.0.0.5 ”
のようにドットで区切った、数字が4組並んでいたり、
“2400:4050:2a40:300::1234”
このように、コロンで区切られた長い英数字の場合もあります。つまり、ネット上で「誰がどこにいるか」を識別するための番号がIPアドレスです。このようなことから、ネット上の住所だと言われます。
IPアドレスには種類がある!?「グローバルIP」と「プライベートIP」
IPアドレスには、”グローバルIP”と”プライベートIPと言う以下の2つのタイプがあります。
| 種類 | 使われる場所 | 例え |
|---|---|---|
| グローバルIP | インターネット上 | 世界に一つだけの住所 |
| プライベートIP | 家や会社などの内部ネットワーク | 家の中の部屋番号 |
インターネットは世界中の人が使うため、グローバルIPは重複しないように番号が振られています。
一方、家庭や会社の中で使うプライベートIPは重複OKです。別の家・別の会社で同じ番号を使っていても問題ないです。
このように、IPアドレスは”グローバルIP”と”プライベートIP”を使い分けています。
IPアドレスの「IPv4」と「IPv6」の違いとは?

IPアドレスには、「IPv4」と呼ばれるものと「IPv6」と呼ばれるプロトコル(通信規約)があります。
まずプロトコルとは、コンピュータ同士が情報をやり取りするための「共通の言葉」のようなものです。
人間が日本語や英語を使って話すように、ネットの世界ではプロトコルというルールに従って通信しています。
ここから、「IPv4」と「IPv6」についてそれぞれ簡潔に説明していきます。
IPv4とは?
IPv4とは、「Internet Protocol version 4」の略で、現在も多くのサイトで使われている通信方式です。
約43億個のIPアドレスを発行できますが、今では数が足りなくなってきています。
IPv4の通信速度はIPv6とほぼ同じですが、仕組みの違いによる注意点があります。
古いルーター(Wi-Fi 5以前など)では、NATという「1つのIPを複数機器で共有する機能」を使う必要があり、この変換処理によってわずかな遅延が生じます。
さらに、接続時には**PPPoE認証(ユーザーID・パスワードの入力)**が必要なため、設定が少し面倒です。
ただし、最近のルーター(Wi-Fi 6/7対応)は、IPv4とIPv6を併用するデュアルスタック方式が一般的。
そのため、IPv4のみだった時代に比べて速度低下は起きにくくなっています。
とはいえ、今もIPv4接続のサイトは多く、PPPoE方式では夜間(19〜23時)に回線が混雑しやすい点には注意が必要です。
IPv6について
IPv6とは、「Internet Protocol version 6」の略称で、ネット上の「住所(IPアドレス)」の新しい形式です。
古いIPv4ではアドレスが足りなくなったため、後継として登場しました。
IPv6はほぼ無限にアドレスを作れるので、今まで必要だったNAT設定や**ID・パスワード入力(PPPoE認証)**が不要です。
LANケーブルをつなぐだけで、すぐネットに接続できます。
また、IPv4接続では混雑しやすい時間があったが、IPv6はそれがないため速度が速くなりました。
現在は、GoogleやYouTubeなど多くのサイトがIPv6対応していますが、IPv4しか使えないサイトもあるため、実際は「IPv6とIPv4の併用」が主流です。
このように、IPv4の次に生まれたIPアドレスです。
動的IPアドレスと固定IPアドレスとは??

IPアドレスにはもう1つ、「動的(どうてき)」と「固定」という分類もあります。
ここからそれぞれ解説していきます。
動的IPアドレス(変わるタイプ)
動的IPアドレスとは、ネット接続のたびに新たなIPアドレスに自動で変わるタイプです。
特別な設定不要でスマホや家庭用Wi-Fiの接続に使用され、セキュリティ面でも安心です
つまり、普段のネット利用ではこの「動的IPアドレス」が割り当てられています。
固定IPアドレス(変わらないタイプ)
固定IPアドレスは、常に同じIPアドレスを使用します。プロバイダのオプションやVPS契約などで取得可能ですが有料になります。わざわざ固定IPにする意味は以下のメリットが大きいからです。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 安定性 | 常に同じIPでアクセスできる |
| 管理性 | サーバーや機器管理が簡単 |
| 安全性 | 特定IPのみ許可など制限できる |
| 利便性 | リモート接続・VPNが安定 |
| 信頼性 | 通信が途切れにくい |
たとえば、「会社のシステムに自宅からアクセスする」「監視カメラを遠隔操作する」
といった場合は、固定IPが必要です。
このように、特別な接続やセキュリティ強化のために固定IPアドレスを使用します。
まとめ:IPアドレスとは「ネットの住所」
最後にこの記事のポイントをまとめます。
- IPアドレスとは:インターネット上の住所のような番号
- グローバルIPとプライベートIP:外の世界と家の中の住所の違い
- IPv4とIPv6:新旧の通信ルール。IPv6は無限に近いアドレスを発行可能
- 動的IPと固定IP:変わるか、変わらないかの違い
つまり、IPアドレスとはネット通信の“基礎中の基礎”。
知らなくても困ることは少ないですが、知っておくとトラブル時や設定変更の際にきっと役立ちます。
このように、複雑に見えるIPアドレスだが、環境や時代に応じて使用しやすく変化してきたということです。
少しでもこの記事が参考になったら幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは。
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