ネットセキュリティ5選!!知らないと狙われる!?

 

今では仕事でもプライベートでも、ネットは欠かせない存在になっています。
SNS、ネットショッピング、音楽や動画のサブスク、さらにはIoT家電まで私たちの生活は常にインターネットとつながっています。

そしてこの進化は止まりません。
人工知能(AI)の発展により、より便利な世界になりつつあります。
しかし同時に、サイバー犯罪も急増しています。

そこで重要になるのが、「自分や家族の情報をどう守るか?」ということ。
つまり、ネットセキュリティが非常に大事な時代に突入しています。

ネットの使い方に慣れていても、セキュリティ対策については意外と無防備な人が多いのが現実です。

これからの時代は「ネットリテラシーが高い人」が生き残ります。
搾取されないように、今こそ学びましょう。

この記事では、ネットセキュリティの基本と代表的な5つの仕組みを、
できるだけわかりやすく解説していきます。

ネットのセキュリティの目的は?

セキュリティ対策は大事!」とよく言われますが、実際に“何を守るためのもの”なのか、説明できる人は少ないかもしれません。

目的は大きく3つあります。

  1. 情報を守る(機密性)
  2. 改ざんされないようにする(完全性)
  3. 必要な時に使える状態を保つ(可用性)

この3つは、「大事な情報を守り、正しく使え、必要なときにちゃんと動くようにすること」です。

つまり、「大事な情報を守り、正しく使え、必要なときにちゃんと動くようにすること」。
ネットセキュリティの最終目標は、“安心してネットを使える環境を作ること”です。

では、ここからそれぞれ詳しく解説していきます。

1. 情報を守る(機密性)

現代では、情報の死守が非常に大事です。

なぜなら、クレジットカード情報や銀行・マイナンバー・会社の機密データなど、さまざまな個人情報や重要情報が複数のデバイスで管理できるようになっているからです。

もし悪意のある第三者に侵入されたら、情報を抜き取られ、悪用され、経済的にも精神的にも大きな被害を受けます。

そのため、「情報をしっかり守る」ことがネットセキュリティの基本です。

2. 改ざんされないようにする(完全性)

改ざんされないようにするとは、他の人間によって意図しない情報に変えられてしまうことです。

例えば、送ったメールの内容を書き換えられたり、会社のHPが勝手に改造されて変な広告が表示されたりすることです。

取引メールを改ざんされれば、ビジネス上の信用にも関わります。
こうした被害を防ぐために、完全性の維持は欠かせません。

3. 必要なときに使える状態を保つ(可用性)

セキュリティは「守ること」だけが目的ではありません。
“ちゃんと使える状態を保つこと”も同じくらい大切です。

例えば、朝起きて顔を洗おうと思ったのに、水道が止まっていたら困りますよね。
盗まれていなくても「使えない」は大問題です。

ネットの世界も同じで、銀行やショッピングサイトがダウンすれば、多くの人が困ります。
つまり、可用性=使える状態を維持することもセキュリティの一部なのです。

代表的なネットセキュリティ5選

ここからは、「機密性」「完全性」「可用性」を守るための代表的なセキュリティを5つ紹介します。

  1. ファイアフォール
  2. IDSとIPS
  3. VPN
  4. 多要素認証(MFA)
  5. エンドポイントセキュリティ

ここから、それぞれ細かく説明していきます。

1. ファイアウォール

ファイアウォールは、ネットの出入り口で通信を監視する“門番”です。
怪しいアクセスをブロックし、安全な通信だけを通します。
イメージとしては、「空港の荷物検査」のようなものです。危険物を持った人を通さないのと同じで、安全なものだけ通す仕組み。
このように、ファイアウォールは”門番”の役割をし、安全な通信を通します。

2. IDSとIPS

IDSとIPSは、どちらも“侵入”に関係するシステムですが、役割が少し違います。

  • IDS(侵入検知システム): 不審な動きを検知して警告
  • IPS(侵入防止システム): 実際に通信を遮断して攻撃を防ぐ

例えば、IDSは、異常を感知できる「防犯カメラ」、IPSは実際に止めることができる「ガードマン」といった役割の違いがあります。

このように、IDSとIPSは、攻撃者が侵入してきた際に防ぐシステムです。IDSで検知し、IPSで遮断するといったように、両方を組み合わせることで、より強固な防御が可能になります。

3. VPN

VPNは、 Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク) の略で、
日本語では「仮想専用線」といいます。
簡単にいうと、「インターネットの中に作る、あなただけの秘密のトンネル」です。
これによって、リモートワークや公衆Wi-Fi利用時でも安全にネットワークに接続できます。
逆にいうと、社員が自宅から会社のサーバーへ接続時だったり、公共施設でのフリーWi-Fi使用時だったりといった状況の際に、データを覗かれたり盗まれたりといったリスクがあります。
このような危険を未然に防ぐために、秘密のトンネル(VPN)で情報を守ることが大事です。

4. 多要素認証(MFA)

多要素認証(MFA)とは、ログインするときに、2つ以上の“異なる種類”の方法で本人確認をする仕組みです。
 
例えば、ネット上でクレジットカードを使用する際に、カード番号+ワンタイムパスワードや生体認証(顔や指紋)が必要です。
このように、もしパスワードが漏れても、もう一段階の認証で防げます。
今では、銀行アプリやSNSでも標準機能になっています。

5. エンドポイントセキュリティ

エンドポンドセキュリティとは、PCやスマートフォン、といった各デバイスをマルウェア(悪意あるソフトウェア)の感染を防ぎます。
例えるなら、ファイアウォールが“城門の警備”、エンドポイントセキュリティは“街の中を巡回する警備員”です。
つまり、理想的な構成は以下のようなことです。
  • ルーターは、ファイヤフォールセキュリティを入れる。というか基本デフォルトで入っている。
  • 各デバイスで、エンドポンドセキュリティを入れる。ESET Internet Security(イーセット)・ウイルスバスター・ クラウドノートン 360などなど

このように、エンドポンドセキュリティは各デバイスのマルウェアの感染を防ぐセキュリティです。

今後のセキュリティの行方(まとめ)

これからのネットセキュリティは、大きく変わっていきます。AIが攻撃にも防御にも使われる時代になり、IoT化が当たり前になっていきます。

つまり「どこも安全とは限らない」という考え方、いわゆる ゼロトラスト が常識になっていくでしょう。

そして、個人情報の価値はどんどん高まっています。SNSの投稿や買い物履歴、健康データまで、すべてが狙われる対象です。

だからこそ、セキュリティリテラシーは重要です。

セキュリティの種類は、以下の通りです。

  1. ファイアフォール
  2. IDSとIPS
  3. VPN
  4. 多要素認証(MFA)
  5. エンドポイントセキュリティ

個人であれば、実はすごくシンプルです。

  • パスワードは複雑で強いパスワードし、できれば管理アプリを使う
  • 二段階認証を必ずオンにする
  • 怪しいリンクや添付ファイルは開かない
  • ソフトやアプリは常に最新にアップデートする

これらを徹底していれば、セキュリティソフトはそんなに必要ないです。

結局のところ、どんなに高度なセキュリティ技術が進んでも、「最後の砦」は人間の行動です。未来のネットセキュリティは、“技術”と“意識”の両方で守っていく時代になっていきます。

この記事が、役に立てれば幸いです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

それでは。