「ケーブルテレビ(CATV)のネットが急に繋がらなくなった!」 「サポートに電話しても『信号は正常です』と言われて解決しない…」
そんな経験をして、困っている方は少なくないと思います。
ケーブルテレビのサポートセンターは、基本的に”「貸し出しているモデムまで」”しか見てくれません。 もし原因が、その先の「Wi-Fiルーター」や「壁の中のハブ」にあった場合、自分で解決するしかないのです。
そこでこの記事では、現場でよく遭遇する「ケーブルテレビのネットが繋がらない6つの原因」と、その対処法をプロの視点で解説していきます。
ケーブルテレビのネットが繋がらない6つの原因
考えられる原因は、主に以下の6つです。
- モデム(CATV用)のエラー・故障
- 「ダブルルーター」になっている
- Wi-Fiルーターのエラー・故障
- スマホやPC(デバイス)のエラー
- スイッチングハブの故障
- LAN端子・LANケーブルの接続不良
ここから、一つずつ確認していきましょう。
1. モデム(CATV用)のエラー
まずは、ケーブルテレビからレンタルされている”「モデム」”を疑いましょう。 これは、ケーブルテレビの回線(同軸ケーブル)のアナログ信号を、ネット用のデジタル信号に変換する重要な機器です。
▼ モデムの例

この機器が熱を持ってフリーズしていることが多いので、まずは再起動です。 コンセントを抜いて、”1分〜5分ほど放置(放電)”してから挿し直してください。
【重要】ランプの状態をチェック! 再起動後、ランプが以下の状態であれば「正常」です。
- POWER:緑点灯
- DS(下り信号):緑点灯
- US(上り信号):緑点灯
- ONLINE(ネット接続):緑点灯
もし「DS」や「US」が点滅していたり、「ONLINE」が消えている場合は、回線自体(家の外)のトラブルやモデムの故障です。 この場合は自分で直せないので、すぐにケーブルテレビ会社へ連絡しましょう。
このように、モデムのエラーや故障によってネットが繋がらない可能性があります。
2. 「ダブルルーター」になっている
ケーブルテレビのモデムには、元々「ルーター機能」が内蔵されているものが多いです。 そこに、Wi-Fiを飛ばすために自分で買ってきたルーターを繋ぐと、「司令塔」が2人になって喧嘩してしまいます。
▼ 対処法:AP(アクセスポイント)モードにする 追加したWi-Fiルーターの背面スイッチを確認してください。
-
「ROUTER」になっていたら → 「AP(またはBRIDGE)」に切り替える。

最近のルーターには「AUTO」機能もありますが、誤作動することもあるので、手動で「MANUAL」→「AP」にするのが一番確実です。スイッチを切り替える時は、必ず電源を抜いてから行ってくださいね。
このように、ダブルルーターが原因でエラーを起こしている可能性があります。追加したルーターがある場合は、背面のルーター設定がAPモードになっているか確認しましょう。
3. Wi-Fiルーターのエラー

自前のWi-Fiルーターが熱暴走やエラーを起こしているパターンです。 モデムと同様、コンセントを抜いて1分ほど放置して再起動しましょう。
もし頻繁に切れるようなら、寿命(4〜5年)の可能性があります。新しい規格(Wi-Fi 6など)のルーターへの買い替えを検討してみてください。
このように、Wi-Fiルーターのエラーや故障によってネットが使えなくなることがあります。
4. デバイス(スマホ・PC)のエラー

意外とあるのが、大元は正常で、スマホやPC側だけがおかしいパターンです。
- 機内モードになっていないか?
- Wi-FiボタンがOFFになっていないか?
一度、デバイス自体を再起動してみましょう。 「スマホは繋がらないけど、PCはネットが見れる」という場合は、そのスマホだけの問題です。全部の機器が繋がらないなら、ルーターやモデムを疑います。
このように、デバイスのエラーや故障でネットに繋がらなくなった可能性があります。
5. スイッチングハブのエラー・故障
スイッチングハブのエラーや故障で、ネットが使えなくなった可能性があります。これは、見落としがちな「隠れた原因」です。
スイッチングハブとは、ネットワーク信号を分配してくれる機器です。以下の赤枠で、囲ったものです。

最近の住宅(特にここ15〜20年以内に建った家)やマンションでは、クローゼットの中や廊下の収納棚の上などに、「情報分電盤(マルチメディアボックス)」という箱が設置されていることがあります。
この箱の中で、ケーブルテレビのモデムから各部屋のLAN端子へ信号を送るために、「スイッチングハブ」という分配器が使われています。
このハブが、熱や寿命(約10年)で故障したり、電源コンセントが抜けていたりすると、家中の有線LANが全滅して使えなくなります。
「Wi-Fiルーターを別の部屋のLAN端子に繋いだら動かない」という場合は、この隠れたハブが原因の可能性が高いです。再起動してもランプがつかない場合は、買い替え(交換)が必要です。
このように、スイッチングハブのエラーや故障でネットが使えなくなった可能性があります。
6. LANケーブル・LAN端子の接続不良

最後は物理的なトラブルです。
- LANケーブル:爪が折れて抜けかかっていませんか?「カチッ」となるまで挿し込みましょう。
- 壁のLAN端子:壁に埋め込まれているLANコンセント自体が、経年劣化で接触不良を起こしていることがあります。
▼ 壁のLAN端子

ケーブルを変えても、ハブを変えてもダメな場合は、この「壁の端子」や「壁の中の配線」が原因かもしれません。 ここは資格や専門知識が必要な部分なので、無理にいじらず専門業者(電気工事店など)に依頼しましょう。
このように、「LANケーブル」の接続不良や「LANの端子」の不具合で、ネットが使えていない可能性があります。
まとめ
ここまで、ケーブルテレビのネットが繋がらない6つの原因と対処法を紹介しました。
- モデムのエラー(ランプを確認!)
- ダブルルーター(スイッチをAPへ!)
- Wi-Fiルーターのエラー
- デバイスのエラー
- スイッチングハブの故障(隠れた場所をチェック!)
- LAN端子・ケーブルの不良
基本的には、どの機器も「まずは再起動(1分〜5分放置)」が鉄則です。 それでも直らず、モデムのランプも正常な場合は、家の中のネットワーク機器(ハブやルーター)を見直してみましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


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