「お風呂場までWi-Fiが届かないから、子機をもう2、3個追加しようかな」 「各部屋に1台ずつ、合計5個くらい置けば最強のネット環境になる?」
メッシュWi-Fiは、後から「子機(サテライト)」を追加して電波の範囲を広げられるのが最大の魅力です。 しかし、「たくさん置けば置くほど速くなる」というのは大きな誤解です。実は、置きすぎるとかえって通信が遅くなったり、スマホが迷子になったりするトラブルの原因になります。
この記事では、電気やネット配線のプロの視点から、メッシュWi-Fiの適切な台数と、置きすぎた場合に起きるデメリットについて分かりやすく解説します。
メッシュWi-Fiの子機は「何個でも」は置けません
結論から言うと、無限に子機を追加できるわけではなく、システムとして繋げる「最大台数」が決まっています。
具体的には、以下の2つのポイントを知っておいてください。
- 一般的な家庭用は「最大5〜10台」程度
- 普通の戸建てなら「親機1台+子機1〜2台」で十分
ここから、それぞれ解説します。
一般的な家庭用は「最大5〜10台」程度
メーカーや機種によって異なりますが、一般的に売られているメッシュWi-Fiの場合、親機を含めて合計5台から10台まで繋げられるものが多いです。
ただ、これはあくまで「システム上はそれくらいまで可能ですよ」という限界の数字です。日本の一般的な住宅で、限界まで設置する必要はまずありません。
戸建てなら「親機1台+子機1〜2台」で十分

実際には、2階建てや3階建ての一般的な戸建て住宅であれば、「親機1台」と「子機1台〜2台」の合計2〜3台あれば、家じゅうの電波を十分にカバーできます。
「念のため各部屋に置こう!」と4台も5台も買うのは、機械の費用がもったいないだけでなく、通信環境を悪化させる原因になってしまいます。
子機を置きすぎると発生する3つのトラブル
では、推奨される台数を超えて子機を密集させると、どのような問題が起きるのでしょうか。
具体的には、以下の3つのトラブルが発生しやすくなります。
- 電波が干渉して通信スピードが落ちる
- スマホが接続先を見失う(迷子になる)
- コンセントが塞がり邪魔になる
それぞれ詳しく解説します。
電波が干渉して通信スピードが落ちる
子機同士の距離が近すぎると、それぞれの出している電波がぶつかり合って「電波干渉」を起こします。
例えば、 人が大勢集まってあちこちで大声で話していると、誰の声も聞き取れなくなりますよね。Wi-Fiの電波もそれと同じで、密集しすぎるとお互いが邪魔をして、かえって通信スピードが落ちてしまうのです。
スマホが接続先を見失う(迷子になる)
メッシュWi-Fiは、スマホを持って移動すると「一番近い子機」に自動で切り替わるのがメリットです。
しかし、子機がたくさんありすぎると、スマホ側が「どっちに繋げばいいの?」と混乱してしまい、切り替え作業ばかりを繰り返すようになります。結果として、通信がプツプツ途切れたり、スマホのバッテリーの減りが早くなったりしてしまいます。
コンセントが塞がり邪魔になる
物理的な問題として、子機を置くには必ず「電源(コンセント)」が必要です。
たくさん置けば置くほどコンセントの穴が塞がってしまい、掃除機などの他の家電が使いにくくなってしまいます。せっかく配線をスッキリさせたいのに、家じゅうに機械が置かれている状態は見た目もよくありません。
まとめ
メッシュWi-Fiは、適正な数と距離を守って配置することで、初めて本来のパワーを発揮します。まとめると以下の通りです。
- 無限には置けず、メーカーごとに上限がある
- 一般的な戸建てなら「合計2〜3台」で十分
- 置きすぎると電波干渉やスマホの混乱を招く
- 無駄な出費を抑え、本当に必要な台数だけ設置する
「うちの間取りだと何台必要なのか分からない」「どこに置くのが一番効果的かプロに見てほしい」といったお悩みがあれば、木村メンテナンスまでお気軽にご相談ください。 神奈川県内であれば、お家の構造やネット環境を拝見し、無駄のない最適な台数と設置場所をご提案いたします。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 それでは。


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