光回線やCATVは工事があり、わずらわしいと思ってる方は少なくないと思います。
そんな中、コンセントに挿すだけでwifiが使える、ホームルーターはご存知ですか?
工事不要で、ものが送られてきたらコンセントに挿すだけなので非常に楽です。
そこで今回の記事は、ホームルーターのメリット・デメリットを解説し、他のネット環境も紹介していきます。
もくじ
ホームルーターとは?
ホームルーターとは、コンセントに挿すだけでwifiが使用できるルーターのことを言います。以下の画像は、SoftBankのホームルーターです。
ホームルーターは、近くの基地局から電波を受け取りwifiを飛ばします。これは、スマホと同じ仕組みを使用しています。
そのため、回線開通工事が不要で、端末が自宅に届いたらコンセントに挿すだけです。注意点としては、電波が受け取りやすい、窓際に置くのがいいみたいです。
そして、ホームルーターに記載してある”SSID”と”暗号キー(パスワード)”を各端末(スマホ、PCなど)のwifi設定画面に入力します。接続完了すると、インターネットを利用できます。
私は、ソフトバンクのAirターミナル5というホームルーターを使ってますが、サクサク動画も見れますし快適に使用できています。
このように、コンセントに挿すだけでwifiが使用できる、お手軽なルーターです。
ホームルーターのメリットとデメリット
ここから、ホームルーターのメリットとデメリットを紹介していきます。
ホームルーターのメリット
ホームルーターのメリットは以下の通りです。
- 回線工事いらない
- コンセントに挿すだけなので、配線がごちゃごちゃしない
- モバイルWiFiルーターよりも通信が安定している
- 引越ししても住所変更するだけでオッケイ
ここから、それぞれ解説していきます。
回線工事いらない
ホームルーターが届いたら、置く位置(窓付近が良いとされてる)を決めてコンセントに挿すだけなので、回線工事の概念は皆無です。
回線工事をするとなると、業者との日程調整や工事費用が必要になります。また、工事終了までにそれなりの時間がかかるので、そのわずらわしさがないのは大きいですね。
このように、コンセントに挿すだけなので、工事のわずらわしさがないのは大きなメリットです。
コンセントに挿すだけなので、配線がごちゃごちゃしない
次に、ホームルーターはコンセントに挿すだけの配線なので、ほんとにスッキリしています。
光回線やCATV(ケーブルテレビ)の契約では、ONUまたはモデムといった変換装置の機器が必要になります。さらにルーターが必要だったり、配線と機器が混在してごちゃごちゃになります。
しかし、ホームルーターは、ごちゃごちゃとは無縁なのでそれもメリットの一つです。
モバイルWiFiルーターよりも通信が安定している
次に、”モバイルwifiルーター”または”ポケットwifi”と呼ばれるものがあります。これは持ち運びができる小さなwifiルーターです。
仕組みはホームルーターと一緒で、近くの基地局から電波を受け取るものです。
ホームルーターと違う点は、小ぶりでバッテリー充電なので、外出先に持ち運びできます。しかし、電波のキャッチの精度が低いので安定感に欠けます。
このように、モバイルwifiルーターよりホームルーターの方が通信が安定しているメリットがあります。
引越ししても住所変更するだけでオッケイ
次に、ホームルーターは”契約先の住所でしか利用できない”という契約が多いです。しかし、引越しの際に住所変更をしておけば、そのままホームルーターを同じように使用することができます。
例えば、光回線を引いてしまって引越すことになったら、引越し先でも光工事をしなくてはなりません。もしくは、別の契約に変更を余儀なくされてしまいます。
このように、引越し先でもホームルーターの住所変更さえしてしまえば、今まで通り使用することができるメリットがあります。
ホームルーターのデメリット
ホームルーターのデメリットは以下の通りです。
- 持ち運びができない
- 光回線より速度が遅い
- 戸建てでの使用は厳しい
ここから、それぞれ解説していきます。
持ち運びができない
ホームルーターは、基本的に持ち運びができません。
SoftBankやドコモのホームルーターは登録住所以外では使用できない決まりになっています。
ただし、WiMAXのホームルーターは持ち運びができるということになっています。この辺に関しては、契約時にしっかり確認しておきましょう。
そもそも、ホームルーター自体がそれなりの大きさがあるので、「持ち運びたい」ということでしたら、モバイルwifiルーターがおすすめです。
このように、ホームルーターは持ち運びができないと認識してください。
光回線より速度が遅い
次に、ホームルーターは光回線より速度は遅くなります。
光回線の場合は「光ファイバー」というケーブルを使って、直接宅内にインターネット回線を引きます。
そのため、ネットの電波が減衰しにくい構造になっています。
一方、ホームルーターの場合は、外部の基地局から電波を拾うので、いろんな障害物(ビルや線路、道路の高架など)によって電波が減衰してしまいます。
また、「SoftBank Airでは、自分がデータ容量を使いすぎていない場合でも、利用が集中する時間帯(夜間など)には通信制限がかかる可能性があります。」
引用:ソフトバンク公式サイト
と公式で言っているように、速度制限によって、快適にインターネットを楽しめない可能性もあります。
このように、速度を求めるなら光回線には勝てません。
戸建てでの使用は厳しい
次に、ホームルーターは戸建て住宅(2階・3階ある)の使用はおすすめできません。
なぜなら、宅内は障害物が多く、ホームルーターから遠ざかるほど、電波は減衰していくからです。
障害物となるものは、金属(家の骨組みに鉄骨が使われてるなど)・厚い壁・電子レンジなどが挙げられます。
このようなことから、ホームルーターで家全体をカバーするのは厳しいと考えてください。
他のネット環境は?
他にインターネットを利用するには、以下の選択肢があります。
- モバイルwifiルーター
- 光回線
- CATV(ケーブルテレビ)
- スマホのデザリング
これから、解説していきます。
モバイルwifiルーター
“モバイルwifiルーター”または”ポケットwifi”と呼ばれる、小さなwifiルーターがあります。
仕組みはホームルーターと一緒で近くの基地局から電波を受け取るものです。小ぶりですしバッテリー充電なので、外出先に持ち運びできます。
例えば、普段は家で使って、旅行やドライブの際に持ち運んでいろんな端末(PC・タブレット)でもインターネットや動画を楽しむことができます。
電波のキャッチの精度が低いのと、通信速度があまりでないので安定感に欠けますが、動画程度なら基本的にストレスなく見れます。
このように、モバイルwifiルーターは持ち運びのできる小さなwifiルーターです。
光回線
光回線は、宅内に光ファイバーというケーブルを引いて、インターネットを利用できるサービスです。
光回線工事が必要ですが、ケーブルを通して直接お宅まで引いているので、通信速度と安定感があります。
オンラインゲームなどかなりの容量を使う方・家が大きい方におすすめです。
このように、光ファイバーケーブルを使ってインターネットを利用できるサービスです。
CATV(ケーブルテレビ)
ケーブルテレビは、TVに使う”同軸ケーブル”を使ってインターネットを利用できるサービスです。
こちらも宅内までインターネットを引くので、安定感があります。TVがケーブルテレビの視聴でしたら、インターネット契約は非常にスムーズです。
ケーブルテレビで代表的な会社に、J:COM(ジェイコム)があります。TV会社なので、多くのチャンネルがありますが、インターネットにも力を入れており、様々なネットのお得な料金プランがあります。
引用:公式のJ:COMサイト
このように、ケーブルテレビはTVの同軸ケーブルを使って、インターネットを利用するサービスです。
スマホのデザリング
最後に、スマホのデザリングとは、スマホからwifiを飛ばすことです。
モバイルwifiやホームルーターと同じ仕組みです。スマホも、近くの基地局から電波を受け取ります。その電波を、他の端末に享受することができる機能です。
もちろん、回線速度や安定感は光やCATVに劣ります。しかし、使用用途によっては使えます。
僕の場合は、前使っていたスマホを車にセッティングし、現在使っているスマホのデザリング機能を使っています。
こうすることで、スマホをカーナビとして使用できています。トンネル入ると反応しなくなってしまいますが、問題なく使用できています。
また、デザリングのオプションをつけるには契約変更が必要です。
SoftBankの場合は、デザリングオプションが”30GBまで”となっています。無制限のプランはないみたいですが、30GBあれば毎日1〜2時間ぐらいの動画視聴ぐらいなら全く問題ないです。
このように、スマホからwifiを飛ばす機能をデザリングと言います。
自分に合ったネット環境を考えよう
ここまで、ホームルーターや他のインターネット回線を紹介してきました。それぞれメリットデメリットがありますが、ネット環境はあなたに合った選択肢を選ぶことが大事です。
例えば、以下のような手順で自分に合ったインターネット回線を選択してみてください。
- 「どこでも動画やインターネットを楽しみたい」→モバイルwifi・デザリング
- 「動画やインターネットを快適に楽しみたい」→ホームルーター
- 「オンラインゲームやオンライン会議を快適にしたい」→光・CATV
次に、
- 楽しむ環境が集合住宅or戸建て→集合住宅の場合は、光・CATV回線がすでにひいてある所なら、どの選択肢も可能。
- 戸建ての場合は、使う状況によりけり→決まった部屋でしかネットは使わない場合は、どの選択肢も可能。
- 家全体で使う→光・CATVの契約
- 料金で選ぶ→デザリング・モバイルwifiが安い。ホームルーターと光はそんな変わらないが、プロバイダによって料金の差がある
このように、ネット環境の構築は、使用する目的や環境、価格などを考慮して選ぶのが賢い選択です。
まとめ
ここまで、ホームルーターのメリット・デメリットを解説し、他のネット環境も紹介してきました。
まとめると以下の通りです。
ホームルーターは、コンセントに挿すだけのお手軽なwifiルーターです。
メリット
- 回線工事いらない
- コンセントに挿すだけなので、配線がごちゃごちゃしない
- モバイルWiFiルーターよりも通信が安定している
- 引越ししても住所変更するだけでオッケイ
デメリット
- 持ち運びができない
- 光回線より速度が遅い
- 戸建てでの使用は厳しい
このようなメリット・デメリットがあります。
他には、以下の選択肢があります。
- モバイルwifiルーター
- 光回線
- CATV(ケーブルテレビ)
- スマホのデザリング
このように様々あるので、あなたに合った賢い選択をしましょう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは。