電子レンジによって、ネットが途切れたり、不具合が出たりして困っていないでしょうか?
電子レンジは、電磁波を出して物を温めている構造です。その電磁波が、WiFiと干渉して「ネットが繋がらなくなる」という事態が発生します。
じゃあ、どうすればいいの?対処法はないの?と戦慄していませんか?
安心してください。”もちろんあります”。
そこでこの記事では、電子レンジを使用することで、ネットが切れる原因と対処法を3つ紹介していきます。
電子レンジを使うとネットが切れる原因
WiFiと電子レンジは、2.4Ghzの周波数帯を使用しています。そのため、電子レンジから漏れた電磁波が干渉して「WiFiが切れる」という事態が発生してしまうということです。
電子レンジの電波はかなり強く、2.4GHz帯全域に影響を及ぼしています。逆に、電子レンジはWiFiからの影響を受けず、作動してる途中で止まってしまうことはありません。
「え、なぜ?」と疑問に思う方は多いと思いますが、その答えは「電子レンジは電磁波を受信するものではない」からです。
つまり、電磁波を発することで、温めている家電なので、受信する機能持っていないのであれば影響を受けないということです。
しかし、WiFiの場合は、送信と受信の機能を持っています。例えば、スマホでWiFiルーターを選択してパスワードを入力して接続しますね。
それは、スマホの情報を受信しないとできないことです。
このように、WiFiの2.4Ghzの周波数帯は、電子レンジと同じで、電磁波の影響を受けてしまいネットが途切れるという事態が起きてしまうということです。
電子レンジの影響を受けず、ネットを快適に使う3つの対処法
電子レンジの影響を受けずに、ネットを快適に使う方法として、以下のことが挙げられます。
- WiFiルーターと電子レンジの距離を離す
- WiFiの周波数帯を変える
- 有線でネットに繋ぐ
ここから、それぞれ解説していきます。
WiFiルーターと電子レンジの距離を離す
物理的に、WiFiルーターと電子レンジの距離を離すことで、電波の干渉が起きにくくなります。
具体的にどのくらいの距離がいいとは言えませんが、できるだけ離すが答えになります。電子レンジの電磁波は、広範囲に影響を与えてしまいますが、近すぎなければ大体大丈夫です。
一番いいのは、重要なオンライン会議やオンラインゲーム最中に電子レンジを使用しなければ、影響を受けることがありません。タイミングを見て電子レンジを使用するのがいいでしょう。
このように、「WiFiルーターと電子レンジの距離を離す」または、「タイミング見て電子レンジを使う」ということをしましょう。
WiFiの周波数帯を変える
WiFiの電波は、2.4Ghzと5Ghzがあり、最近(2025年)では6Ghzもあります。ここまで話した通り2.4Ghzは、電子レンジの影響を受けてしまいます。そこで、5Ghzに変更することをお勧めします。
5Ghzは、以下の特徴があります。
- 通信速度が2.4Ghzより早い
- 電子レンジなどの影響を受けない
- 遮蔽物(壁や床)によって減衰してしまうので、カバー範囲が狭い
5Ghzは電子レンジの影響を受けないので、電波干渉は気にしないで大丈夫です。ただ、遮蔽物に弱いので、カバー範囲が狭くなってしまいます。その辺は、2.4Ghzと使い分ける必要があります。
5Ghzに変更の仕方は、基本的にWiFiルーターは、それぞれの周波数のSSID(ルーターの名前)があるので5GhzのSSIDを選択して、パスワードを入力して入りましょう
また、WiFi 6E規格で導入された、6Ghzは5Ghzをさらに進化させた無線帯域です。かなり早い速度での通信が可能になっています。今後どんどん進化していくので、要チェックです。
このように、2.4Ghzから5Ghzに接続を変更することで、電子レンジの干渉を受けなくて済みます。ただ、WiFiの届く範囲が狭いので、そこは状況によって使い分けが必要です。
有線でネットに繋ぐ
一番間違いないのは、有線に繋ぐことです。PCやテレビなどでは、有線に繋ぐことが可能なので、LANケーブルを直接繋ぐことで、WiFiの干渉を気にする必要がなくなります。
またWiFiに比べて、通信速度が安定しているので不具合も少なくなります。
スマフォの場合も、有線接続することはできます。以下のような有線LANアダプターを使用すれば、可能です。
まあ、なかなかそこまでやる方は少ないと思いますが参考までに。
このように、有線接続をすることによって、ネットが安定します。
まとめ
ここまで、電子レンジを使用することで、ネットが切れる原因と3つの対処法を紹介してきました。まとめると、以下の通りです。
- WiFiルーターと電子レンジの距離を離す
- WiFiの周波数帯を変える
- 有線でネットに繋ぐ
このようなことを試して、快適なネットライフを送ってください。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。