Wi-Fiルーターの選び方難しいですよね。。「とにかく種類が多く、メーカーもどれが良いのかわからない、価格もピンキリで何もかもわからない」と嘆いている方は多いと思います。
Wi-Fiルーターの選び方は、どのような環境で使用するのか?という点が重要になってきます。
その状況を吟味した上でWi-Fiルーターを選ぶことが大事です。
この記事では、どのような環境で使用するかを考えた結果、「このWi-Fiルーターがいいね」と判断できるように解説しました。最後までご覧ください。
もくじ
Wi-Fiルーターの選び方
UnsplashのJadon Kellyが撮影した写真
Wi-Fiルーターの選び方は、ご自宅の条件と使い方、価格で選びましょう。以下のようにそれぞれチェックしていきましょう。
- Wi-Fiルーターを使う場所は?
- Wi-Fiルーターとの接続台数は?
- Wi-Fiルーターの使用用途は?(例オンラインゲームなど)
- Wi-Fiルーターはどのくらいの価格がいい?
これらをチェックして、あなたにあったWi-Fiルーターを選んでいきましょう。
①Wi-Fiルーターを使う場所
Wi-Fiルーターを使う場所によって、選ぶルーターが変わります。なぜなら、使いたい場所の範囲に合わせた製品を選ばないと、階数の違う部屋や、同じフロアでも設置場所から遠い部屋では電波が届かない可能性があるからです。
製品によってカバーできる範囲が異なるため、広さや間取りに合ったものをお選びください。以下の条件をチェックしましょう。
- 二階以上のの戸建て
- マンションやアパート
ここからそれぞれ解説していきます。
戸建ての場合
UnsplashのDan Meyersが撮影した写真
しかし、Wi-Fiルーター1台だけでは、各階すみずみまで電波を届かせることが難しい場合は往々にしてあります。そこで、メッシュWi-Fi対応モデルがお勧めです。
メッシュWi-Fiとは、親機のルーターと子供のルーターを最低二台用意して、一つのネットワークを構築することです。Wi-Fiの電波カバー範囲が広がり、機器同士の切り替えを自動で行ってくれるのでストレスなくスムーズに安定した通信ができるというものです。
このように、戸建ての場合は、階をまたいだり、障害物が多いので2.4GHz帯と5GHz帯が選べるWi-Fiルーターがお勧めです。
その中でも、メッシュWi-Fiと言われるルーターであれば、かなりの広範囲で安定したネットワーク構築ができます。
マンションやアパートの場合
UnsplashのRobin Ooodeが撮影した写真
続いて、マンションやアパート場合は、電波干渉に強い5GHz/6GHz対応ルーターがおすすめです。
なぜなら、多くの住人・世帯が暮らすマンションやアパートは、電波干渉による通信速度の低下や繋がりにくい時間帯などの状態が発生してしまう可能性が高くなります。
そのため、電波干渉がおこりにくい周波数である5GHz帯や最新の6GHz帯に対応したルーターが安心です。また、使っているWi-Fiの電波が隣室に届く可能性もあるため、セキュリティ強度が高いルーターにすることもおすすめします。
セキュリティが高いルーターとは、以下の暗号化方式で表されてます。
- 「WEP」「WPA」「WPA2」「WPA3」
右に行くほど安全性が高いものになります。つまり、「WPA3」が現在一番セキュリティが高いルーターになります。ぜひ、この暗号化方式も視野に入れておきましょう。
また、ワンルームに一人暮らしの際は、間取りや接続台数、壁や障害物などを気にする必要がありません。速度の出やすい「5GHz」に対応していれば、スタンダードなモデルで十分です。
その中でも、Wi-Fiを使う場所が部屋の中で決まっているのであれば、「ビームフォーミング機能」を搭載したルーターがおすすめです。
ビームフォーミングとは、電波を受信するスマートフォンやPCなどの機器を狙って、最適な電波の束を飛ばす技術です。これにより、安定して快適にWi-Fiインターネットが利用できます。
このように、マンションやアパート場合は、最低5GHz帯に対応し、セキュリティーも高いルーターがおすすめです。また、ワンルームでWi-Fiを使う場所が部屋が決まっているのなら、ビームフォーミング機能を持ったWi-Fiもおすすめです。
②Wi-Fiルーターとの接続台数は?
次に、Wi-Fiを使う機器がどのくらいあるのかも大事です。
近年は、スマート家電の普及に伴い、PCやスマートフォン、タブレット、ゲーム機器、テレビだけではなく、冷蔵庫や洗濯機をはじめ、エアコン、オーブンレンジなどネットに繋がる生活家電が増えてきています。
そして、家族全員がそれぞれスマホやタブレット、パソコンを持つことも多くなっています。
ルーターには、推奨の接続台数というものがあります。これを超えると、通信速度が低下したり、繋がりにくくなってしまうこともあります。
そのため「うちは最大でどのくらい接続台数があるのか?」を把握し、ルーターを選ぶ必要があります。できれば、無線LANルーターに接続できる機器の数に余裕があるほうが通信速度は遅くなりにくいので、「接続したい機器の数よりも多くの台数に対応した製品を選ぶ」のがいいです。
このように、Wi-Fiルーターとの接続台数を把握し、実際の接続台数よりも多いWi-Fiルーターを選びましょう。
③Wi-Fiルーターの通信速度は?
やはり、Wi-Fiルーターの通信速度は気にする部分ですね。これに関しては、値段が高いほど通信速度は上がると考えていいです。
しかし、ネットの使用状況によっては、そこまでの通信速度は必要なかったりします。以下のように、どのくらいの通信速度が必要かをまとめました。
- 1Mbps→LINEやメールのやり取り/情報量が少なめのサイトの閲覧など
- 10Mbps→低画質の動画/サイトの閲覧/アプリゲームなど
- 30Mbps→ZOOMなどのビデオ通話/動画が快適
- 100Mbps→オンラインゲームが快適
このように、100Mbps以上の速度が出ていれば、大抵快適にネットを使用できます。
どのルーターでもこの基準値はクリアしています。しかし、Wi-Fiルーターのパッケージに書かれているのは、最大の速度(理論値)を表記しています。この速度は、ほぼほぼでないと考えていいです。
大事なのはリアルな速度(実測値)です。Wi-Fiは使用環境で速度が大きく変化するので、なるべく障害物(壁、金属など)が少なく、接続台数も少ない環境であれば、最大の速度に近づける可能性はあります。
もちろん契約しているプロバイダーの速度にも依存します。
そのため、ご自宅の環境が、障害物や接続台数が多いようなら、最大速度が速いルーターが必要です。
逆に、Wi-Fiを使う部屋が限られていたり、接続台数が少なかったりする環境であれば、そんなに速さを求めないで大丈夫です。
このように、通信速度は価格と比例します。しかし、ご使用環境によっては、最新版のすごい速いWi-Fiルーターでなくていいです。
④Wi-Fiルーターの価格帯はどの辺がいい?
Wi-Fi ルーターはさまざまな価格帯があるので、迷われると思います。新たに購入するなら、Wi-Fi 6 (11ax)以上のものの購入が良いです。
価格帯も¥10000以下でも十分なものが手に入ります。ご自身の使用条件を照らし合わせ、接続台数/メッシュWi-Fi対応/セキュリティ/通信速度を考えて購入してください。
このように、それほど高くない商品でも、ストレスなく使用できるのでご自宅での使用状況を吟味して選びましょう。
まとめ
ここまで、Wi-Fiルーターの選び方を解説してきました。まとめると以下の通りです。
- Wi-Fiルーターを使う場所は→戸建てはメッシュWi-Fi対応/集合住宅は5GHz対応機種で、セキュリティが高いもの
- Wi-Fiルーターとの接続台数は→実際に接続する台数より多めのもの
- Wi-Fiルーター速度は→100Mbps以上あれば大丈夫
- Wi-Fiルーターはどのくらいの価格がいい?→条件がゆるければ、¥10000以下の商品で十分
このように、条件を当てはめていき最良のWi-Fiルーターを選んでください。日々Wi-Fiルーターは進化しているので、高いものは性能はいいことは確かです。
しかし、そこまで良いネットワーク環境にしなくても良いことが往々にしてあります。ご自身にあったルーターを見つけてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。