「急にネットが使えなくなって仕事が進まない!」 「スマホもテレビもWi-Fiに繋がらなくて焦っている…」
突然インターネットが切断されると、パニックになってしまいますよね。 しかし、焦っていろいろなケーブルを抜き差しするのは逆効果になることもあります。
実は、ネットが繋がらない原因は、「家中の全部がダメなのか」それとも「自分のスマホだけがダメなのか」によって全く異なります。
この記事では、電気・通信設備のプロの視点から、症状別に原因を切り分け、今すぐ試せる解決方法を分かりやすく解説します。
まずは症状の確認!あなたはどのパターン?
ネットが繋がらない原因を特定するには、まず現状がどのような状態なのかを把握することが最優先です。 大きく分けて、以下の4つのパターンのどれに当てはまるか確認してください。
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特定の機器(スマホ1台など)だけ繋がらない場合
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Wi-Fiだけが使えない場合
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有線LANだけが使えない場合
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家全体のネットが使えない場合
ここから、それぞれのパターンに合わせた原因と対処法を解説していきます。ご自身の状況に合う項目をチェックしてください。
特定の機器(スマホ1台など)だけ繋がらない場合
「私のスマホだけ繋がらない」「このパソコンだけネットが見れない」といった場合、原因はその機器(デバイス)自体にある可能性が高いです。 具体的には、以下の3つの手順で対処してみましょう。
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Wi-Fiを一度切って、入り直す
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機器(デバイス)を再起動する
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有線LANケーブルやポートを確認する
それぞれ解説します。
Wi-Fiを一度切って、入り直す
スマホやPCのWi-Fiマークをタップして一度「オフ」にし、数秒待ってから再度「オン」にしてみてください。 これだけで電波を掴み直し、接続が改善されることがよくあります。
機器(デバイス)を再起動する
Wi-Fiのオンオフで直らない場合は、スマホやPC自体を「再起動」しましょう。
電子機器は長時間使い続けると、内部で一時的なエラーを起こすことがあります。再起動することでシステムがリセットされ、不具合が解消されます。
有線LANケーブルやポートを確認する
パソコンやテレビを有線LANで繋いでいる場合、ケーブルが抜けかかっていないか確認してください。
一度カチッと音がするまで差し直してみましょう。それでもダメな場合は、LANケーブル自体の断線も考えられるため、別のケーブルに変えて試してみてください。
Wifiだけが使えない場合

「有線のパソコンは使えるけど、スマホやタブレットのWi-Fiだけが全滅」という場合、Wi-Fiルーターに問題がある可能性が高いです。 具体的には、以下の3つの原因と対処法が考えられます。
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ルーターの設定ミス(二重ルーター)
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ルーターの熱暴走
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配線の接続ミス
一つずつ見ていきましょう。
ルーターの設定ミス(二重ルーター)
Wi-Fiルーターの設定でトラブルになりやすいのが「二重ルーター」です。 これは、大元の回線機器(ONUやホームゲートウェイ)にもルーター機能があり、さらにWi-Fiルーターもルーターモードで動いてしまっている状態です。
Wi-Fiルーターの背面にある切り替えスイッチを確認してください。「ROUTER」になっている場合は、「AP(アクセスポイント)」または「BRIDGE(ブリッジ)」モードに切り替えることで安定することがあります。(※切り替え時はルーターの電源を一度切ってください)
ルーターの熱暴走
Wi-Fiルーターを棚の奥や隙間に押し込んでいませんか? ルーターは熱を持ちやすいため、熱がこもるとエラーを起こしてWi-Fiを飛ばせなくなります(熱暴走)。
本体を触って熱い場合は、コンセントを抜いてしばらく休ませ、風通しの良い場所に移動させましょう。
配線の接続ミス
ルーターの背面にあるLANケーブルの挿し場所が間違っていることがあります。 ルーターのモードによって、正しい接続ポートが異なります。
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ルーターモードの場合: 壁やモデムからのケーブルは「WAN(Internet)」ポートに挿します。
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AP(ブリッジ)モードの場合: ルーター機能を停止して使うため、「LAN」ポートに挿すことで安定するケースが多いです。(※機種によりますが、プロの現場ではLANポート接続が推奨されることが多いです)
モードとポートがチグハグになっているとネットに繋がりませんので、今の設定に合わせて確認してみましょう。
有線LANだけが使えない場合
「Wi-Fiは飛んでいるのに、有線で繋いでいるパソコンやテレビだけ繋がらない」というケースです。 この場合、ハブやケーブルの物理的な故障が疑われます。 具体的には、以下の2つの箇所を疑ってみましょう。
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LANケーブルの接触不良
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スイッチングハブの故障
解説していきます。
LANケーブルの接触不良
まずは、ルーターや壁のポートに、LANケーブルがしっかり奥まで刺さっているか確認しましょう。
「カチッ」という爪が折れているケーブルは、抜けやすくなっているため交換をおすすめします。
スイッチングハブの故障

有線LANの口数を増やす「スイッチングハブ」を使っている場合、この機器が故障していることが多いです。
ハブのランプが点灯・点滅しているか確認してください。もし消えているなら、電源が入っていないか、故障しています。
一度、ハブを通さずにルーターとパソコンを直接繋いでみてください。これで繋がるなら、原因は間違いなくスイッチングハブの故障です。
家全体のネットが使えない場合
「Wi-Fiも有線も、家中のすべての機器が繋がらない」という場合、大元の回線機器や回線自体にトラブルが起きています。 この場合は、以下の2つの手順で復旧を試みてください。
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ルーターとONU(回線終端装置)を再起動する
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プロバイダの障害情報を確認する
手順を説明します。
ルーターとONU(回線終端装置)を再起動する
最も効果的なのは、ネットワーク機器の「完全再起動」です。
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Wi-Fiルーターと、大元のONU(モデム)のコンセントを抜く。
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1分〜5分ほどそのまま放置して放電させる。
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大元のONUのコンセントを挿し、ランプが安定するまで待つ。
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次にWi-Fiルーターのコンセントを挿し、起動するまで待つ。
この手順で復旧することがほとんどです。
プロバイダの障害情報を確認する
再起動しても直らない場合、契約している回線事業者(プロバイダ)側で通信障害が起きているか、メンテナンス中の可能性があります。
スマホの4G/5G回線を使って、プロバイダの公式サイトやSNSで障害情報をチェックしてみましょう。
まとめ
ネットが繋がらないときは、焦らずに「どこが繋がらないのか」を特定することが解決への近道です。まとめると以下の通りです。
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特定の機器だけなら、その機器を再起動
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Wi-Fiだけなら、ルーターのモード確認や置き場所見直し
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有線だけなら、ハブの故障を疑う
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全部ダメなら、大元の機器(ONU)から順番に再起動
これらを試しても解決しない、あるいは「配線が複雑でよく分からない」という場合は、LAN配線の断線や機器の深刻な故障の可能性があります。
お困りの際は、木村メンテナンスにご相談いただければ、プロが原因を特定し、快適なネット環境を取り戻します。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


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