「オンライン会議が途切れてしまって気まずい…」 「動画を見ていると、いいところでグルグルマークが出て止まる」 「オンラインゲームの反応が遅くて勝てない!」
毎日使うインターネットが遅いと、仕事にもプライベートにも影響が出て、本当にストレスが溜まりますよね。 「ルーターが壊れたのかな?」「回線が悪いのかな?」と不安になるかと思います。
しかし、実はルーターの故障ではなく、置き場所や設定、ちょっとした使い方の問題であることが非常に多いのです。
この記事では、電気設備のプロの視点から、Wi-Fiが遅くなる主な原因を洗い出し、劇的に速度が改善するかもしれない「8つのチェックポイント」を解説します。
Wi-Fiルーターが原因の6つのパターン
Wi-Fiが遅くなる原因の多くは、電波を飛ばしている「ルーター」の環境にあります。 まずは、ルーター周りで以下の6つの原因がないか確認してみましょう。
具体的には、以下の6つのポイントをチェックします。
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Wi-Fiルーター本体に不具合が起きている
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Wi-Fiルーターの設定が間違っている(二重ルーター)
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障害物により電波が弱まっている
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Wi-Fiルーターとの距離が遠い
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複数人で同時利用している(接続台数オーバー)
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古いWi-Fiルーター(寿命)
ここから、それぞれの原因と解決策を詳しく解説します。
Wifiルーター本体に不具合が起きている
まず疑うべきは、ルーター本体の一時的なエラーや熱暴走です。
ルーターはずっと電源が入っているため、熱を持って処理能力が落ち、速度が低下することがよくあります。
本体を触ってみて熱いようであれば、熱暴走の可能性があります。 コンセントから電源プラグを抜き、数分置いて熱を冷ましてから、再度電源を入れてみてください。これだけで速度が戻ることは非常に多いです。
一時的なエラーであれば、この「再起動」で大抵の場合は解消します。
Wi-Fiルーターの設定が間違っている(二重ルーター)
ルーターの設定ミス、特に「二重ルーター」になっていることが速度低下の原因である場合があります。
二重ルーターとは、1つの回線の中に「ルーター機能」を持つ機器が2つ存在し、互いに干渉してしまっている状態です。
回線の大元である「ONU」や「ホームゲートウェイ」、「モデム」にルーター機能がついている場合、Wi-Fiルーター側はルーター機能をオフ(ブリッジモード/APモード)にする必要があります。
以下の写真は、「ONU」「ホームゲートウェイ」「モデム」です。

Wi-Fiルーターは、背面に設定できるつまみが大抵あります。以下のような感じです。

Wi-Fiルーター背面のスイッチを確認し、「ROUTER」になっていたら「AP(またはBRIDGE)」に切り替えてみてください。 ※切り替え時は必ず電源を切ってから行ってください。
このように、不要なルーター機能を切ることで、通信がスムーズになる可能性があります。
障害物により電波が弱まっている
ルーターの置き場所が悪く、障害物によって電波が弱まっていると、当然速度は遅くなります。
Wi-Fiの電波は、以下のような障害物に非常に弱いです。
- 金属(鉄骨、棚など)
- 水(水槽、花瓶、人体など)
- 厚い壁(コンクリート、断熱材など)
- 家電(電子レンジなどの電磁波)
特に「金属製の棚の中に隠している」「水槽の裏に置いている」「電子レンジのすぐそばにある」といった場合は、場所を移動させるだけで劇的に改善します。
ルーターはできるだけ部屋の中心で、床から高い位置に置くのが鉄則です。
Wifiルーターとの距離
ルーターと、スマホやPCを使う場所が離れすぎていると、電波が届かず速度が低下します。
Wi-Fiの電波には「2.4GHz」と「5GHz」の2種類があります。 もし距離が遠い部屋で使う場合は、障害物に強く遠くまで届きやすい「2.4GHz」帯に接続先を変えてみてください。 逆に、ルーターの近くで使うなら、速度の速い「5GHz」がおすすめです。
距離や環境に合わせて周波数帯を使い分けるか、中継機を導入して距離の問題を解決しましょう。
複数人で同時利用している(接続台数オーバー)
家族みんなで同時にネットを使っている場合、ルーターの処理能力を超えてしまい、速度が遅くなることがあります。
ルーターには、同時に接続できる台数に制限があります。 スマホ、PCだけでなく、テレビ、ゲーム機、スマート家電など、気づかないうちに多くの機器が繋がっていませんか?
不要な機器のWi-Fi接続を切るか、接続台数の多い高性能なルーターへの買い替えを検討する必要があります。
古いWi-Fiルーター(寿命)
ルーター自体が古く、最新の通信速度に対応できていない場合があります。
スマホやPCは最新でも、ルーターが5年以上前のものであれば、それがボトルネックになって速度が出ません。 ルーターの寿命は一般的に4〜5年と言われています。
あまりに古い機種をお使いの場合は、新しいルーターへの買い替えが最も効果的な解決策です。
ルーター以外が原因の2つのパターン
ルーターに問題がない場合は、使っている端末や、契約している回線そのものに原因があるかもしれません。
具体的には、以下の2つの原因が考えられます。
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デバイス(端末)の問題
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インターネットサービスプロバイダの問題
それぞれ解説します。
デバイス(端末)の問題
特定のスマホやPCだけが遅い場合は、その端末自体に原因があります。
端末が古くて処理が追いついていない、あるいはOSの不具合や、バックグラウンドで重いアプリが動いている可能性があります。 まずはその端末を再起動し、Wi-Fi接続を一度切って繋ぎ直してみてください。
特定の端末だけが遅いのであれば、ルーターではなくその機器の買い替えや修理を検討しましょう。
インターネットサービスプロバイダの問題
ルーターも端末も問題ない場合、契約しているプロバイダ(回線業者)側で通信障害が起きていたり、回線が混雑していたりする可能性があります。
特に夜間や休日など、利用者が増える時間帯だけ遅くなる場合は、プロバイダの回線混雑が原因です。 プロバイダの公式サイトで障害情報を確認するか、あまりに遅い場合は、より高速な回線(IPv6対応など)への乗り換えを検討するのも一つの手です。
このように、自宅の機器ではなく、大元の回線に問題があるケースも考えられます。
まとめ
Wi-Fiが遅くなる原因はさまざまですが、まずは身近なところから確認していくことが解決への近道です。まとめると以下の通りです。
- まずはルーターの「再起動」と「置き場所の変更」を試す
- 「二重ルーター」の設定や「周波数帯(2.4GHz/5GHz)」を見直す
- それでもダメなら、機器の買い替えやプロバイダへの相談を
「設定を見直しても遅いまま…」「配線が合っているか不安」という場合は、ご自身で悩まずに木村メンテナンスまでお気軽にご相談ください。 プロの目でネットワーク環境を診断し、最適な解決策をご提案いたします。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


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