Wifiの速度が遅くなって、オンラインゲームがうまく接続できない・オンライン会議が途切れてしまう・動画やネットがサクサクいかないなど困っていませんか?
現代では、ネット環境は非常に大事なものですね。しかし、どうしても使用しているうちに不具合は生じてきます。
そこで、この記事では「Wifiの速度が遅くなった」に焦点を置いて、なぜ遅くなったのか?を考察して、原因を探っていきたいと思います。
もくじ
Wifiルーターの問題
ルーター自体に問題がある場合、速度低下の原因となることがあります。以下の原因が考えられます。
- Wifiルーター本体に不具合が起きている
- Wifiルーターの設定が間違っている
- 障害物により電波が弱まっている
- Wifiルーターとの距離
- 複数人で同時利用している
- 古いWifiルーター
Wifiルーター本体に不具合が起きている
Wi-Fiルーター本体がエラー起こしていて、電波が弱まり速度が遅くなっている可能性があります。
よくあるのが、Wi-Fiルーターが熱を持ちすぎて、熱暴走を起こしている場合です。Wifiルーターを触って熱いようならその可能性が高いです。
電源を抜いて、しばらく熱が収まるのを待って電源を入れ直しましょう。
この時Wifiルーターを置いている場所が、熱がこもりやすい場所であれば変更したほうが良いでしょう。
また、熱暴走でなくてもエラーは起きるので、電源を抜いて再起動してみましょう。
このように、再起動で治ることは多いので、まずはコンセントから電源を抜き、少し置いてから電源を入れ直して試してみましょう。
Wi-Fiルーターの設定が間違っている
Wi-Fiルーターの設定が間違っている場合、速度に影響を及ぼすことがあります。
Wi-Fiルーターは、背面に設定できるつまみが大抵あります。以下のような感じです。
この設定がダブルルーターになっている場合、エラーを起こしたり、速度に影響が出る可能性があります。
ダブルルーターとは、その名の通り、ルーターが2つある状態のことです。この状況が起こる場合は、ONU、ホームゲートウェイ、モデムと言われる機器がルーター機能もある場合です。以下のような機器です。
これらの機器がルーター機能があるのかわからないという方もいるかと思います。
その場合は、ONU、ホームゲートウェイ、モデムにPCなどを直接、有線接続してネットが開けるか調べてください。
ルーター機能があった場合は、Wi-FiルーターはAP(アクセスポイント)または、BR(ブリッジモード)につまみを変更する必要があります。
オート機能がある場合は、オートにして変更する必要はありません。
このように、ダブルルーターである場合は、速度低下やエラーが起きる可能性があるので、Wi-Fiルーターの設定を確認しましょう。
障害物により電波が弱まっている
障害物によって、電波が弱まっている可能性があります。家の中は壁や障害物が多いため、Wifiルーターの置き場所は重要です。
以下のものが電波を弱めます。
- 金属
- 厚い壁
- 水槽や人体
- 電子レンジ
ここからそれぞれ解説します。
金属はWiFiを反射・吸収してしまう
金属は電波を反射・吸収してしまう性質があるためWi-Fiが届きにくくなってしまいます。家の中の金属類は、構造に使用してる鉄骨・鉄筋などがあげられます。
例えば、鉄骨構造のお家でしたら、骨組みに鉄骨が張り巡らされているので、階をまたぐ際に電波は届きにくい可能性が高いです。また、RC造(鉄筋コンクリート)のお家も、鉄筋は金属ですし、コンクリートも電波を減衰させる素材です。
また、土壁・断熱材などの 高密度素材・高湿度環境も電波を減衰させます。
このように、金属はWifiを弱めてしまうので、中継機やWifiルーターなど追加してWifiのカバー範囲を広めてあげる方法で対処することができます。
厚い壁はWifiを減衰させる
木・紙・プラスチックは、基本的にWifiを通す素材です。しかし、かなり厚いベニアの壁・部屋全体に本・CD/DVDを敷き詰めてるなどといった状況では、WIfiの電波は減衰する可能性があります。
やはり、障害物を極力避けた状況が一番よいです。
このように、電波を通す木・紙・プラスチックでも厚さがあると減衰する可能性があります。
水槽や人体
水槽の隣や人が多い場所では、Wifi電波が減衰してしまう可能性があります。
電波は、水を通過しにくい性質を持っており、水槽やペットボトルなど水の入った容器の近くにWifiルーターを置かないことが大事です。
また、人体も大半が水分なので、人が多いところでは電波が弱くなる可能性が高いです。
このように、水槽や人が多いなどといった条件下では、Wifiが遅くなる可能性が大いにあります。
電子レンジ
電子レンジの近くにWifiルーターがあると、電波の乱れで急激にインターネット速度が低下したり、WiFiが切断されたりすることがあります。
電子レンジの電磁波は、2.4GHz帯の周波数を生み出します。これは、Wifiの周波数(2.4GHz)と一緒なので、電子レンジ使用中に干渉してしまいWiFiの電波が遅くなったり、切断してしまう現象が起きてしまいます。
また他にも、下記の家電製品が電波干渉を引き起こす可能性があります。
- ワイヤレスキーボード
- ワイヤレスマウス
- Bluetooth機器
- ワイヤレス通信が可能なカメラや電話
- ワイヤレス充電器
これらも、電波干渉を引き起こしやすいアイテムです。
そこで、Wifiルーターは電波干渉に強い5GHzに変更することが大抵できます。この周波数帯に変えるのも一つの手です。
このように電子レンジなど、電波干渉を引き起こす可能性があるものの近くには、Wifiルーターは置かないようにしましょう。また、5GHzに変更してみましょう。
Wifiルーターとの距離
Wifiルーターからの距離が遠い場所では、信号の強度が弱まることがあります。
WiFiの電波は、障害物のない条件が良い場合であれば、直線距離で50~100mほど飛ぶといわれています。
これは、電波法で制限されているので、ほとんどのWifiルーターがこのぐらいの電波距離になります。
そして、Wifiに利用されている電波には、主に2.4GHzと5GHzの2種類の周波数帯があり、それぞれに性質が違い以下のような特徴があります。
- 2.4GHz→障害物に強い(金属や壁など)。電波干渉を受けやすい(電子レンジ・コードレス電話・Bluetoothなど)
- 5GHz→速度が速い。障害物に弱い。電波干渉を受けにくい。
という特徴があるため、単純により遠くにwifiの距離を伸ばしたいという場合には、障害物に強い2.4GHzとの周波数帯の利用がおすすめです。
このように、Wi-Fiの電波がより遠くまで届きやすいのは、2.4GHzの電波です。しかし、5GHzと比べ、速度や電波干渉してしまう家電機器には注意が必要です。その為、ご家庭でどの条件下なら最適なのかを探って試すことが必要です。
複数人で同時利用している
複数人でネットを使用の場合、ネットワークの過負荷が原因で速度が低下することがあります。
ルーターは、同時接続できる端末に制限があります。家族でスマホ、パソコン、スマート家電、ゲーム機など複数の端末を同時に接続していたりすると、回線が込み合ってしまうためWiFiの通信が遅くなります。
ルーターの接続台数を確認し、接続台数を守るようにしましょう。
このように接続台数が多い場合は、WiFiの通信が遅くなります。
古いWifiルーター
古いWifiルーターである場合は、新しい規格や技術に比べて速度が低下する可能性があります。
あまりにも古い機種であるようなら、買い替えをお勧めします。
デバイスの問題
特定のデバイス(スマホ・PCなど)が遅い場合は、その機器が古い機種であったり、エラーを起こしている可能性があります。
その場合は、再起動してみたり、Wifiを切って入り直したりしてみてください。機種の性能が低い場合は買い替えも検討する必要があります。
インターネットサービスプロバイダの問題
契約しているインターネットサービスプロバイダの問題も速度低下の原因となることがあります。
この場合は、プロバイダに問い合わせて、接続速度やネットワークの問題を確認してみてください。
Wifiが遅くなる原因はさまざまな可能性があるので、可能性を潰し、最終的にプロバイダに確認しましょう。
まとめ
ここまで、Wifiが遅くなった原因を解説してきました。まとめると以下の通りです。
- Wifiルーター本体に不具合が起きている
- Wifiルーターの設定が間違っている
- 障害物により電波が弱まっている
- Wifiルーターとの距離が遠い
- 複数人で同時利用している
- 古いWifiルーター
といったWifiルーターの問題が考えられます。
他にはデバイス・プロバイダーの問題が考えられます。
このように、さまざまな影響で速度低下が考えられますが、まずはWifiのエラーを疑い再起動から試してみましょう。
ここまで、読んでくださりありがとうございました。
それでは。