電球はいろんな種類があり、明るさもまちまちです。LEDや蛍光灯に関しては、色も選べるようになりました。
今回は、電球における20Wと40Wはどっちが明るいのか?というテーマで、解説していきます。最後までご覧ください。
20Wと40Wどちらが明るい?
結論から言うと、ワット数の大きい方が明るくなります。ワット(W)とは、消費電力のことです。つまり、ワット数が高いと明るいが、その分「電気代は少し上がりますよ」ってことです。
よって、20Wと40Wは「40Wの方が明るい」ということになります。
しかし、LED電球の場合は、ワット数が極端に小さくなります。そして、ワット数が低いから暗くなるわけではございません。
LEDは、発光効率というものが白熱電球と比べるとかなり効率的です。発光効率がいいと、少ない消費電力(ワット)で白熱球などと同じ明るさを体現することができます。
例えば、LEDの場合は「40W形相当」とか「60W形相当」と謳っています、これは、「白熱球の40W、または60Wと同じぐらいの明るさですよー」ということをしめしています。
このように、W数が大きいほど明るくなりますが、LED電球の場合は、W数自体は低いので、「〜W形相当」という表記で表しています。
明るさの単位は、ワットではなくルーメン
白熱電球がメインの時代は、20W・30W・40W・60W・100Wなどといった「ワット(W)」表記で明るさを表現していました。
ワットとは、消費電力のことで、明るさを示す単位ではないです。ただ、白熱電球では「ワット」を基準に明るさを判断するのがわかりやすかったため、そのような表現になっていました。
しかし現代では、蛍光灯やLEDは消費電力が低いにもかかわらず、明るい電球や照明が開発されたので、ワットではなく明るさの単位である「ルーメン(lm)」で表現されることになりました。
ルーメンは、馴染みがないのでイメージがしにくいと思います、以下が、ワット(W)とルーメン(lm)を比べたものです。
- 20W→170lm以上
- 30W→325lm以上
- 40W→485lm以上
- 60W→810lm以上
- 100W→1520lm以上
今だに、LED電球は「40W形相当」とか「60W形相当」といったような表記がされてますよね。相当って何よ?と思っている方もいられますが、「白熱球の40Wぐらいの明るさですよ」ということをわかりやすく示してます。
このように、照明の明るさを示す単位は、ワット(W)ではなく、ルーメン(lm)で表現します。
まとめ
ここまで、電球における20Wと40Wはどっちが明るいのか?という内容の解説をしてきました。まとめると以下の通りです。
W数が大きいほど明るいが、ワットは消費電力を表す単位なので、厳密には”明るさ”を示しているわけではない。
明るさを示す単位は”ルーメン(lm)”。
白熱球の「40W」「60W」などの表記は、わかりやすく深く一般に浸透しているので、LED電球では「40W形相当」とか「60W形相当」といったような表記がされている。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。