廊下の電球の明るさは?LED電球に交換できる?

 

廊下の電球の明るさはどのくらいがいいの?」「白熱電球からLED電球に交換して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方は多いと思います。

実際、電球選びは意外と難しく、特にLED電球は種類が多くて迷いやすいです。
間違って選ぶと「暗い」「明るすぎる」「色が違う」など失敗しがち。

そこでこの記事では、廊下に最適な電球の明るさと選び方をわかりやすく解説します。
最後までご覧ください。

廊下にちょうどいい明るさ(ルーメン)

廊下の理想の明るさは、40形相当で440lm(ルーメン)程度がおすすめです。

廊下なので、ある程度の明るさは担保しつつ、リビングなどの主要な部屋より”暗く”がバランスが良いです。

理由は、

  • 廊下はリビングより少し暗めの方が落ち着く
  • 他の部屋の雰囲気を邪魔しない
  • 夜中の移動で眩しすぎない

という点が考えられるので、40形相当の電球がおすすめです。

電球の色は?(ここ大事!)

色に関しては、明るく感じすぎず暖かい雰囲気を出せる「電球色」がおすすめです。

ただ、「昼白色」は、自然光に寄せた色なので、清々しい気分を感じやすく電球色より明るく感じるため足元がみやすいためこちらも良いです。

種類 特徴 廊下に向き?
電球色(暖かい光) 落ち着いた雰囲気・眩しく感じにくい おすすめ
昼白色(自然光) 少し明るい感じ、足元が見やすい こちらも良い
昼光色 青白い光で作業向け 廊下には不向き

電球の色は、「電球色」が個人的にはおすすめですが、お家の雰囲気に合わせて選びましょう。

LED電球への交換は問題なし

昨今では、LED電球の交換が進められています。白熱電球または蛍光灯電球からLED電球への交換は、「発火の危険性がある」と間違った認識されている方がいらっしゃいますが、全く問題なく交換できるのでご心配なく。

そこで、廊下の電球をLED電球に交換するにあたって以下の確認事項があります。これを注意しておかないと、電球選びを失敗してお金の無駄をしてしまいます。

  • 口金(くちがね)のサイズは?
  • 明るさは?
  • 電球の色は?
  • ダウンライトと密閉型器具に対応してる?
  • 配広角は?

ここから、それぞれ解説していきます。

口金(くちがね)のサイズは?

口金とは、電球のねじの部分のことです。これにはE17・E26などのサイズがあります。以下の部分です。

廊下の電球だと小ぶりな照明が多いので、E17であることが多いですが、どんな電球がついているか確認してから交換しましょう。

ここがあっていないとそもそも取り付けることができないので気をつけましょう。

明るさは?

明るさは、ルーメン(lm)と言う単位を使用します。白熱球と比べると以下のような感じになります。

白熱電球のW数 明るさ(ルーメン目安) LEDで選ぶなら(ルーメン)
20W 約170〜230lm 200〜250lm
30W 約300〜370lm 350lm 前後
40W 約440〜485lm 450〜500lm
60W 約760〜810lm 800lm 前後
80W 約1100〜1200lm 1100〜1200lm
100W 約1340〜1520lm 1400〜1600lm

メーカーや電球によって明るさは前後しますが、このようなラインナップになっています。

廊下の明るさでおすすめなのは、40形相当(450〜500lm)のLED電球です。

電球の色は?

電球の色は、以下のラインナップがあります。そして、それぞれの特徴があります。

電球色(あたたかい光)

  • リラックス感があり、肌や木の色がきれいに見える。
  • 落ち着いた空間づくりにぴったり。
  • レストランやカフェにもよく使われる。

昼白色(ナチュラルな光)

  • 最も「自然光に近い」色味。
  • 目が疲れにくく、物の色が正確に見える。
  • バランス型で、家庭でもオフィスでも使いやすい。

昼光色(青白い光)

  • すっきり・シャープな印象。集中力を高めたい空間向き。
  • ただし、長時間使うと目が疲れやすいこともある。
  • 店舗や作業場などにも使われる。

他にも、一部のメーカーでは、温白色と言われる、電球色と昼白色の間の色味の商品もあります。

このように、電球の色によって、見え方や雰囲気が変わるので重要な要素でもあります。

ダウンライトと密閉型器具に対応している?

廊下の照明は、ダウンライトやブラケットライトが使用されていることが多いです。

LED電球の場合は、どんなものでも交換できるわけではなく、その照明に対応しているLED電球を選ばなければならないというめんどくさい商品です。

その中で、廊下でよく使用されるダウンライトと密閉型器具は、まさにその器具に対応したLED電球でないとダメなやつです。

以下のような感じで、LED電球のパッケージの裏や側面に対応している器具が書いてあるので確認しましょう。

ダウンライトは、断熱材施工器具に対応しているものを選ぶことが大事。ブラケットライトに関しては、電球を完全に覆っているタイプであれば、密閉型器具に該当するので、それに対応しているものを選びましょう。

このように、ダウンライトや密閉型器具であれば、それに対応しているLED電球を選びましょう。

配光角は?

配光角とは、LED電球が照らせる角度のことを言います。以下のようにLED電球には、いくつかの配光角があります。⚠︎メーカーによってラインナップが違います。

約260°・180°・140°の角度があります。これは、使用用途に応じて選択できると言う意味を持っています。ただ、僕的にはまどろっこしいので、白熱球と同じような感覚の約260°を選んでおけばいいと思います。

よくありがちな失敗例として、横向きに電球をつけるダウンライトの電球を交換するとします。そこに、140°の配広角のLED電球をつけたらほとんど下を照らせなくなり、「暗い」と言う事態になってしまいます。

この辺はしっかり確認しておかないと「失敗したー」となる可能性が高いので注意してください。

このように、LED電球は、照らす範囲を選択できる配光角というものがあるので、基本は一番大きな配広角を選んでいただければ失敗は少ないと思われます。

廊下の照明の種類

廊下の照明は、以下の照明が使用されることが多いので紹介します。

  • ダウンライト
  • ブラケットライト
  • 足元灯
  • ペンダントライト

ここから、それぞれの特徴などを解説していきます。

ダウンライト

ダウンライトは、天井に埋め込んである照明です。圧迫感がなく、廊下や様々な場所で使用されてます。

人感センサーで点灯するタイプや調光ができるタイプのダウンライトもあり、人気の照明です。

白熱電球からLED電球交換はもちろんできますが、LEDダウンライトの場合、電球交換ができないタイプのものが多いです。その場合は、ダウンライト照明丸ごと交換する必要があります。

このように、ダウンライトは圧迫感がなくスタイリッシュなので、廊下でよく使用される人気の照明です。

ブラケットライト

ブラケットライトは、廊下で使用されることはありますが、階段の途中に設置されていることが多い照明です。暖かい柔らかな雰囲気を出し、おしゃれなインテリアとしても存在感のある照明です。

ブラケットライトも、白熱球の場合はLED電球に交換可能です。基本的に口金がE17である電球がほとんどなので、電球のサイズはしっかり確認して購入しましょう。

このように、廊下の照明にブラケットライトが使用されることもあります。

足元灯

足元灯は、床や足元をやさしく照らす照明です。夜間の安全確保や、暗い場所での補助灯としてとても役立ち、廊下や階段などで使用されることが多いです。

このように、廊下を照らす足元灯があります。ただあくまでも補助役なので、天井照明プラスで考えましょう。

ペンダントライト

ペンダントライトは、天井から吊り下げる照明です。屋内の廊下で使用するにはかなりの高さが必要になるので、あまり見かけませんが、かなりおしゃれに演出することができます。

以下の照明は、屋外の廊下ですが、室内でも天井の高さがあるのであれば、全然ありです。

ペンダントライトは、「テーブル上だけを照らしたい」など、スポット的な照明に最適です。そのため、キッチンテーブルやダイニングテーブルで使用されることが多くインテリアとしてもかなり存在感のある照明です。

このように、ペンダントライトを廊下に使用するのもありです。しかし、天井の高さやインテリア的にどうか?は大事な条件なので吟味して使用しましょう。

まとめ

ここまで、廊下の電球の明るさや選び方を解説してきました。まとめると以下の通りです。

  • 40形相当で440lm(ルーメン)程度の明るさがよき
  • 口金のサイズをしっかり確認
  • 電球色か昼白色
  • 器具に対応しているLED電球であるかは要確認
  • 配広角は、広い角度を選べば失敗はない

廊下の照明は、いろんな器具が使用されてますが、最も多いのはダウンライトかな?と思います。その器具に対応しているLED電球を選ぶか、器具ごと丸っと交換してしまうか?になります。

そしてLEDは一度交換してしまえば、10年以上はだいたい持ちます。電球交換でもいいですし、照明交換を電気屋さんに依頼するでもよし、なので状況に合わせて判断しましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです。

それでは。