ミニクリプトンの電球明るさは??そもそもどんな電球!?

 

ミニクリプトン電球とは?明るさはどのくらい?と調べている方がこの記事に辿り着いたと思います。

ミニクリプトンは、口金がE17の電球で、ダウンライトや小型のスポットライトなどで使用されることが多く、いろんな場所で使用されている電球です。

なので、ミニクリプトン電球がなんなのか?ということを知っておくと電球交換の際に「何がいいのだろー」と迷わないと思います。

そこで、この記事ではミニクリプトン電球について解説していきたいと思います。

ミニクリプトン電球とは?

ミニクリプトン電球とは、クリプトンガスを封入した白熱電球です。

通常の白熱電球には、ガラス球の中に「アルゴンガス」が封入されているのが一般的ですが、アルゴンガスでなく「クリプトンガス」と呼ばれる気体が封入されている白熱電球を「クリプトン電球」と呼びます。

小サイズ化が可能なので、コンパクトにした「ミニクリプトン」と呼ばれる白熱球が多いです。

クリプトンガスは、アルゴンガスと比べ、以下のような違いがあります。

  • 明るい
  • 長寿命

クリプトンガスは、アルゴンガスと比べ”熱を逃がしにくい”という特徴があり、フィラメントの温度を高く保てるため、効率を落とさずに明るく発光します。それによって、寿命も長くなるというメリットも生まれます。

では、全てクリプトンガスでいいのでは?と考えると思いますが、大気中にごくわずかしか存在していない希少なガスです。また、抽出にもコストがかかるため、高価で貴重です。

そのため、クリプトンを使うのは「小型・高効率が必要な場面」に限られます。一方、アルゴンガスは、大気中に非常に多く存在し、安価で使いやすいという特徴があります。

このように、ミニクリプトン電球は、希少なクリプトンガスを封入した白熱球です。特徴として、アルゴンガスが入っている電球と比べて、明るく長寿命です。

ミニクリプトン電球の明るさの特徴

ミニクリプトン電球は、 同じワット数でも普通の白熱電球(アルゴンガス)より明るいです。この理由として、ミニクリプトンガスは”熱を逃がしにくい”という特徴から、フィラメントの温度を高く保てるため、明るく、寿命も長くなります。

例えば、以下のような違いがあります。(メーカーによって違う)

  • 40W 白熱電球(アルゴンガス):約 400 ルーメン
  • 40W ミニクリプトン電球(クリプトンガス):約 500ルーメン

このような明るさの違いがあります。ちなみにルーメン(lm)とは、明るさの単位です。数字が大きければ大きいほど明るくなります。

ミニクリプトン電球は、小さな電球サイズでも、十分な明るさを出せるため、以下のような照明でよく使われます。

  • ダウンライト
  • ポーチ灯
  • シャンデリア
  • スポットライト
  • 間接照明など

 ただし以下の注意点もあります。

  •  LEDほどの高効率ではない。ミニクリプトン電球は白熱電球の改良型にすぎず、LEDと比べるとエネルギー効率や寿命は劣る。
  • 発熱量が大きい。白熱系なので、多くの電力が熱に変わる(=触ると熱い、冷房の負担になる)

このように、ミニクリプトン球は小型の白熱電球としては非常に明るく長寿命です。ただし、LEDには明るさ・効率・寿命の面でかなわないません。しかし、デザイン性・演色性(色の再現性)が重視される場面では、いまでも根強い人気があります。

まとめ

ここまでミニクリプトン電球について解説してきました。まとめると以下の通りです。

  • ミニクリプトン電球は、クリプトンガスを封入している白熱球
  • アルゴンガス電球に比べ、明るく、長寿命
  • LED電球には明るさ、寿命はかなわないが、あったかい演出性に根強い人気がある

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。

それでは。