浴室の電球の明るさで迷っている方は少なくないと思います。
明るすぎても落ち着かないし、暗すぎてもよく見えないから嫌だし、、など絶妙な明るさは難しいと思います。特に「LED電球に交換したい」という方は、LED電球の選び方は複雑で、「暗い」「明るすぎる」「すぐ切れた」「つかない」など間違えて購入されて問題が発生するケースは多いです。
そこで、この記事では、浴室の明るさとLED電球の交換いついて解説していきます。最後までご覧ください。
浴室の電球はどのくらいの明るさがいい?
浴室の明るさは、リラックス重視か機能重視で明るさは変わります。基本的に浴室は、リラックス重視だと思います。リラックス重視だと、明るさは暗めに設定するのが落ち着けます。以下のような明るさの指標があるので参考にどうぞ。
明るさの目安(ルーメン lm)
用途 | 明るさ(ルーメン) | ワット相当(LED) |
---|---|---|
リラックス重視(入浴) | 300〜500 lm | 約4〜6W |
明るめで見やすさ重視(洗顔・掃除) | 600〜800 lm | 約6〜8W |
大きめの浴室・高齢者向け | 800〜1000 lm | 約8〜10W |
照明の数やお風呂場の広さよっても変わりますが、大体40形相当(485lm)のLED電球を2灯か60形相当(810lm)のLED電球1灯程度のあかりがベターです。
20形相当や30形相当という暗めの明かりの電球は手に入りにくいので、近くの家電量販店で購入できる40形相当(485lm)か60形相当(810lm)の電球を好みに合わせて購入しましょう。
このように、浴室の電球は、40形相当(485lm)か60形相当(810lm)がお勧めです。
浴室の電球交換の際の注意点
浴室の電球を交換するにあたって、いくつかの注意事項があります。というのもLED電球は、使用場所や用途によって細かくカテゴライズされているので、しっかり選ばないと極端に寿命が短くなったり、思った明るさでなかったりと不具合や不満が出やすい商品です。
そのため以下の項目をしっかりチェックして電球購入しましょう。
- 密閉型かどうか?
- 調光できるかどうか?
- 色温度は?
- 配光角度は?
ここからそれぞれ解説していきます。
密閉型かどうか?
密閉型とは、照明カバーが電球を完全に覆っているタイプの照明です。浴室灯は以下の写真のような感じで、密閉型なはずです。
他にも、屋外の照明なども密閉されていることが多いです。
密閉型対応しているLEDを選ばないといけない理由に、LED電球は熱に弱く、密閉されている照明は熱を持ちやすい特徴があります。その弱点を解決するために、部品コストをかけて作られたのが密閉対応のLED電球ということです。なので、若干お値段は高くなります。
以下のように、パッケージの裏側や側面に対応している照明が書いてあるので、しっかり確認して購入しましょう。赤枠で、囲ってあるところがそうです。
このように、LED電球がカバーで完全に覆われている照明は、密閉型のLED電球を選びましょう。通常のLED電球を使用すると寿命が極端に短くなったり、不具合が生じる可能性があるので注意しましょう。
調光できるかどうか?
浴室灯に調光機能がある場合は、電球を交換する場合は、調光に対応したLED電球でないとだめです。調光機能に対応していないLED電球を選んでしまうと以下のような症状が起こってしまいます。
起こりうる現象(代表例)
- 常に明滅したり、特定の明るさでちらつく
- 点灯しない/消えないまったく点灯しない、逆に消灯しないこともある
- 異音(ジーッ、ブーン)電球や調光器からうなり音、振動音がする
- 発熱・焼損調光回路とLED電源回路が合わず、過熱や故障を引き起こすことも
- 調光が効かないず、ダイヤルを回しても明るさが変わらず、MAXまたはMINで固定される
色温度は?
色温度とはケルビン(K)と呼ばれる、照明の色のことです。白熱電球は、電球色一択でしたが、LED電球の場合は、色の選択ができます。これも意識して選ばないと想像と違う色味で「失敗したー」ということになってしまうので気をつけましょう。
LED電球は、メーカーによって多少違いますが、以下のような色のラインナップになっています。
- 電球色→オレンジ色の暖かい色味
- 温白色→オレンジと白色の中間色
- 昼白色→自然光に近い白い色味
- 昼光色→青白い色味
ケルビンと光の色の関係は以下のような感じです。参考にどうぞ。
色温度(K) | 光の色 | イメージ | 主な用途 |
---|---|---|---|
2000~3000K | 暖色(オレンジ~電球色) | ろうそく、白熱電球 | リラックス空間(リビング、寝室) |
3500~4000K | 中間色(温白色) | 朝日のような光 | 玄関、洗面所、レストランなど |
5000~6500K | 寒色(昼白色~昼光色) | 青白い光、太陽光に近い | オフィス、勉強部屋、病院、作業場など |
ケルビンでわかることは以下のような感覚です。
-
数値が低いほど → オレンジ寄りで落ち着いた雰囲気
-
数値が高いほど → 白や青っぽく、シャキッとした印象
このように、電球色はリラックス重視、昼白色は視認性が高いという感じで、色温度(ケルビン)によって、その場の雰囲気や見え方がガラッと変わってしまうので、意識して選びましょう。
配広角度は?
配光角度とは、LED電球から出る”光の広がり方(角度)”のことです。簡単に言えば「どれだけ広く明るく照らすか」を表す角度で、これも選択する必要があります。メーカーによって多少異なりますが、以下のような感じのラインナップです。
約260°・180°・140°の角度があります。これは、使用用途に応じて選択できると言う意味を持っています。例えば、以下のような用途で使うと選びやすくなります。
- 140°は、スポット照明に優れています。照らしたいアートや小物などに良いです。
- 180°は、高い位置の天井照明で使用するのが良いです。全体を照らしたい場合にちょうど良い配光角度です
- 260°は、ペンダントライトや、電球を横向きに入れるタイプの照明など、照らす角度が必要な照明に使用します。
ただ、僕的にはまどろっこしいので、白熱球と同じような感覚の260°を選んでおけばいいと思います。
この配光角の存在を知らない人は、適当に買ったLEDの照射範囲の狭さに「暗い」と感じる方がいると思います。この辺はしっかり確認しておかないと「失敗したー」となる可能性が高いので注意してください。
このように、LED電球は、照らす範囲を選択できる配光角というものがあるので、注意して選びましょう。
まとめ
ここまで浴室の明るさとLED電球の選び方を解説してきました。まとめるとかの通りです。
明るさについては、リラックス重視なのか視認性を高くしたいかで、変更する必要があるが、私の感覚では40W2灯か60W1灯が良いバランスだと感じます。
LEDの選び方
- 密閉型
- 調光の有無
- 色温度の選択
- 配光角度の選択
このように、照明にあったLED電球の選択をしないといけないので注意しましょう。もちろん口金のサイズもしっかり確認しましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。