洗面台では、化粧や髭剃りヘアーセット、歯磨きなどといった、身だしなみを整えます。そして、身だしなみを整える上で、”明るさ”はものすごく重要です。が、「洗面台の明るさはどうすればいいの?」と疑問に思っている方は多いと思います。
洗面台が暗いとしっかり確認できないし、逆に明るすぎると鏡の反射と電球自体の明るさで、目に負担がかかってしまいよくありません。電球の色も、電球色がいいのか?白色の昼白色がいいのか?などといった疑問もありますね。
間違った明るさを選択してしまうと、他人から見た自分と鏡越しの自分に大きな乖離が生じてしまいます。
写真や動画に写った自分が「他人から見たらこんなふうに写ってるの?信じられない」とショックを受けることは誰しもあると思います。ちゃんとした洗面台の明るさで、確認しておかないとそのギャップが大きすぎる事態になる可能性があります。
そこで、この記事では、洗面台の明るさはどうすればいいのか?を解説していきます。最後までご覧ください。
洗面台の電球の明るさの正解
洗面台の明るさの正解は、複数の電球をつけて昼白色(ちゅうはくしょく)の色味を選択するのをお勧めします。
複数の電球や照明をつける理由は、左右・上下に灯りがあると、影ができにくく鮮明に見えることが挙げられます。その際に、一つ一つの電球や照明の明るさは落として、合計の明るさが大きい状態が目にも優しいからです。
色味を昼白色をおすすめの理由は、昼白色の特徴は、自然光に近い白色の色味なので、他人が自分を見る条件に乖離が少ない点です。
他にも、電球色と言うのがあります。
この色味では、リラックス効果や雰囲気作りにはすごくいいですが、オレンジがかった色味なので、”普段の見え方と異なってしまう”ので、メイクや肌の状態のチェックは正確でないということです。
ただ、洗面台と照明が一体化しているタイプだったり、照明が1灯だけだったりそもそも天井の照明しか付いていないパターンも全然あると思います。そこで以下の”押さえるべきポイント”を念頭に置いて考えていきましょう。
洗面台照明の押さえるべきポイント
- 洗面台の上に電球、もしくは蛍光灯1灯だけなら、約810lm(ルーメン)・昼白色がベスト。LED電球であれば60型相当。蛍光灯なら15形程度。
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複数の照明がある場合は、照明器具全体の合計で 1000〜1500lm前後あれば快適です。例えば、40形相当は大体485lmなので、2〜3つつけるのがちょうどいい。もっと多い場合は、一つ一つのルーメンを落として計算しましょう。
このように、複数の電球や照明をつけて昼白色がいいですが、ご自身の洗面台環境によって、柔軟に対応しましょう。
明るさの感じ方の注意事項
単純に照明の明るさだけではなく、以下の影響を多く受けるので注意が必要です。
- 壁の色
- 年齢
ここから、それぞれ解説していきたいと思います。
壁の色
洗面所の壁の色で、感じる明るさは変わります。
例えば、同じ照明を使用していても、明るい色(ホワイト・アイボリー・パステルカラー)では、光が反射して明るく感じます。一方、暗い色(黒・グレー)などの色は、光を吸収してしまうので、暗く感じます。
そのため、壁の色によって醸し出す雰囲気が全く変わります。明るい色は明るく見せたり、広く見えたりします。暗い色では、大人のシックな雰囲気を演出することがでますが、少し暗く感じます。
このように、壁の色によって照明の明るさの感じ方が変わるので、その辺も考えながら明るさを選んでいきましょう。
年齢
年齢を重ねてくると「今まで明るく感じていた明るさが暗く感じる」とか「周りは明るいと感じているが、私は暗いと感じている」といったことが起こります。
高齢期になると、水晶体の硬化や網膜の老化などから、徐々に視力が低下していきます。明るさの感じ方も変わり、20歳の人を基準にすると、60歳では約2倍の明るさが必要になることも言われています。
ご高齢のお客さんのところに行くと、よく「照明が暗いから明るくしたい」といった話があります。やはり今までの感覚とは変わるのだなと感じます。
このように、高齢になるとあかりの感じ方がかわり、暗く感じる傾向になります。そのため、電球の明るさは相談しながら調整していきましょう。
まとめ
ここまで、洗面台の明るさについて解説してきました、まとめると以下の通りです。
- 複数の電球、照明を使用するのがベスト。しかし、洗面台によって照明のつき方はまちまちなので、一灯の場合は約810lm程度を目指し複数ある場合は、照明の合計が1000〜1500lm前後を目指すのが良い。
- 電球の色は昼白色がお勧め。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです。
それでは。