玄関の電球の明るさは?LED交換で絶対に失敗しないための選び方

 

玄関の電球の明るさに迷っていませんか?
「何ルーメンが良いの?」「色はどれを選べばいい?」など、選び方が分からず困ってしまう方はとても多いです。

今では、電球交換と言えばほぼLED一択。しかしLED電球は種類が豊富すぎて、知識がないまま選ぶと…

  • 玄関が暗くて使いづらい
  • 逆に明るすぎて落ち着かない
  • 寿命が短くなり、買い直しで損する

という失敗が本当に多いです。

LEDは長寿命&省エネで電気代もお得ですが、白熱球より価格が高いので、間違えると出費が痛い…

そこでこの記事では、

  • 玄関にちょうど良い明るさ
  • LED電球の正しい選び方
  • おすすめの色味(電球色 or 昼白色)
  • 失敗しないチェックポイント

をわかりやすく解説します!

玄関の照明は、お家の第一印象を決める超重要ポイント。ぜひ最後まで読んで、あなたの玄関にピッタリのLED電球を見つけてください。

玄関の電球の明るさは?

玄関の明るさは、広さによって変わりますが、足元がしっかり見える明るさが目安です。

一般的には60形相当のLED電球を1〜2灯がちょうど良いです。

ただし、ダウンライトが複数ある場合は、明るくなりすぎるので一つ一つのルーメンを抑えるのが良いです。

玄関におすすめの電球の色は?

玄関の印象を決めるのは、照明の明るさ以上に色味が大きく関係します。

LED電球の色味は大きく4種類あります↓

色味 特徴
電球色 オレンジ系で暖かい印象。高齢者は少し暗く感じる
温白色 電球色と昼白色の中間。落ち着きがある。入手はやや困難
昼白色 自然光に近く視認性が高い。スッキリした印象
昼光色 青みがかり集中しやすいが、冷たい印象

このように、色味の違いで雰囲気や視認性も変わってきます。玄関は「電球色」または「昼白色」がおすすめです。
照明の印象が一気に良くなり、来客の目に映る雰囲気もUPします。

LED電球交換で失敗しないための3つのチェックポイント

LED電球は機能が複雑なので、以下のこの3点は必ず確認しましょう。

  1. 密閉型の照明
  2. 配光角度
  3. 調光機能の有無

ここからそれぞれ解説していきます。

①密閉型の照明

玄関照明には、カバーで密閉してある照明があります。これを密閉型器具といいますが、これに対応してあるLED電球を使用しないと極端に寿命が短くなったり、不具合が生じることがあるので注意しましょう。以下のような照明が、密閉型器具です。

こんな感じで密閉されていたら、LED電球のパッケージの裏や側面に書いてある注意書きをしっかり見て対応しているものを選びましょう。以下の赤枠のように、記載されています。

このように、密閉型器具対応のLED電球を選択しないと、不具合が生じることがあるので注意しましょう。

②配光角度

配光角度とは、LED電球から出る”光の広がり方(角度)”のことです。簡単に言えば「どれだけ広く明るく照らすか」を表す角度で、これも選択する必要があります。メーカーによって多少異なりますが、以下のような感じのラインナップです。

約260°・180°・140°の角度があります。これは、使用用途に応じて選択できます。例えば、以下のような用途で使うと選びやすくなります。

角度 特徴
140° スポット的。(範囲が狭く暗く感じやすい)
180° 天井照明向き。天井が高い場所向き
260° ペンダント・横向き照明向き(光が広く回る)

よくある失敗が、配光角度が狭いものを購入して、通常の照明に取り付けた場合に「暗い」という現象が起きてしまうことです。光の照射範囲が狭いので、電球の真下以外は暗くなってしまうのは必至です。

なのでここも以下のように、赤枠で囲った配光角度をしっかり選択しましょう。

ただ、僕的にはまどろっこしいので、白熱球と同じような感覚の260°を選んでおけばいいと思います。

このように、LED電球は、照らす範囲を選択できる配光角というものがあるので、注意して選びましょう。

③調光機能の有無

玄関照明に調光機能があるスイッチを使用している場合は、通常のLED電球を取り付けると必ず不具合が生じるので、絶対に注意しましょう。

以下のような照明の明るさを調整できるスイッチがあるかどうか確認しましょう。

調光機能に対応していないLED電球を選んでしまうと以下のような症状が起こってしまいます。

起こりうる現象(代表例)

  • 常に明滅したり、特定の明るさでちらつく
  • 点灯しない/消えないまったく点灯しない、逆に消灯しないこともある
  • 異音(ジーッ、ブーン)電球や調光器からうなり音、振動音がする
  • 発熱・焼損調光回路とLED電源回路が合わず、過熱や故障を引き起こすことも
  • 調光が効かないず、ダイヤルを回しても明るさが変わらず、MAXまたはMINで固定される
このような不具合が起きる可能性があるので、玄関照明に調光機能がある場合は細心の注意を払いましょう。

便利な玄関照明の選択肢

玄関の使いやすさが一気に上がる、以下の便利な機能があります。

方法 特徴
センサー付き照明 人を感知して自動点灯。手間ゼロで消し忘れ防止
かってにスイッチ 既存スイッチを人感センサー化。コスト抑えめ

ここから、それぞれ紹介していきます。

センサー付き照明

まず一番わかりやすい、照明自体に人感センサーがついているものがあります。これは、スイッチはずっとオンのままで、人が来るとかってに照明が付くというものです。

照明の種類のラインナップも豊富で、ダウンライトや小型のシーリングライト、電球自体に人感センサがついたものなど以下のように色々あります。

電球以外は、照明自体を交換する必要があるので、電気工事士の資格が必要になるので注意してください。

玄関以外にも、廊下やトイレなどで採用している方は多く見られますね。スイッチを入り切りする必要がなく、感知してる間は点灯し続け、いなくなったら消灯してくれるので、消し忘れもないので便利です。

このように、照明自体に人感センサがついているものがあります。

かってにスイッチに交換

次に、パナソニックの「かってにスイッチ」という便利なスイッチがあります。これは、通常のスイッチを人感センサに交換するというものです。以下のようなスイッチになります。

スイッチ自体に人感センサがついているので、入り切りする必要がないです。もちろん真ん中ら辺にあるつまみを動かせば、手動で入り切りすることも可能です。

このスイッチの注意点は、位置が適切かどうかです。例えば、玄関に取り付ける場合、シューズクローゼットの中にスイッチがある場合は、「かってにスイッチ」に交換しても、人を感知できる位置にないので、全く無意味になります。

これは、わかりやすくダメな例ですが、微妙な位置にスイッチがあることは多いです。その辺は動線をしっかり考えて、人感センサが反応する位置かを想定する必要があります。

また、以下のように天井付けの「かってにスイッチ」もあります。

天井につけるタイプは、範囲が広範囲なので感知しやすいです。ただ、天井に穴を開けなくてはならないのと、後付けの場合はできないこともあるのでその辺は相談が必要です。

このように、スイッチを交換または、天井付けの「かってにスイッチ」に交換して人感センサに照明が早変わりして便利です。交換の際は、電気工事士の資格が必要なので注意してください。

まとめ

ここまで、玄関の明るさやLED電球の選び方のポイント、玄関照明のおすすめのやり方を紹介してきました。まとめると以下の通りです。

  • 明るさ→大体60形相当を1〜2灯ぐらい。
  • 色味→電球色か昼白色
  • LED電球交換の注意点→密閉型か?配光角度は?調光付きか?
  • 便利な機能→人感センサ付き照明。かってにスイッチ

玄関照明は家の印象を大きく左右します。
失敗しないポイントを押さえて、快適で安心な玄関にしましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。