「LEDと白熱電球って何が違うの?」「LEDに替えたら暗くなった気がする…」
こんなふうに感じている人は少なくありません。
昨今は照明がどんどんLED化していて、買い替えや交換を迫られる場面も増えましたが、仕組みを知らずに選ぶと「暗い」「すぐ壊れた」「調光器で使えなかった」という失敗が起きやすいです。
この記事では、
- LED電球と白熱電球の基本的な違い
- 暗く感じないように選ぶポイント
- LEDならではの注意点
をわかりやすく解説します。これを読めば、次に買う電球で迷わなくなります。
LED電球と白熱電球の違いは?
LEDと白熱球は、構造上全く違うものです。まず先に違いを並べておきます。
詳しくはこのあと順番に説明します。
- 明るさの仕組みが違う
- 消費電力が違う(LEDのほうが電気代が安い)
- 選べる色(光色)が違う
- 配光角度の違い(「暗く感じる」の正体)
- 寿命が大きく違う(LEDのほうが圧倒的に長い)
ここから、それぞれ解説していきます。
1. 明るさの仕組みが違う
- 白熱電球の仕組み
白熱電球は、フィラメントに電気を流して高温にし、熱で光らせる構造です。だから電球自体がとても熱くなります。昔ながらのオレンジっぽい光はこの仕組みの結果です。
フィラメントとは、以下の写真のように、電球のガラス内に入っているグルグルした電線です。

- LED電球の仕組み
一方LED電球は、半導体に直流の電圧をかけて発光させるタイプです。発光する部分そのものはあまり熱を持たず効率が良いのですが、LEDは熱に弱いので、本体の周りで熱を逃がす必要があります。
そのため、密閉型器具や断熱材施工器具では「対応しているLED」を選ぶ必要があるのがポイントです。パッケージの「使用可能な器具」「調光対応」「密閉型対応」などの表示は必ず確認しましょう。
以下の写真はLEDの発光部分の写真です。

以下のような感じで使用可能な場所が書かれてます。

このように、白熱電球はそこまで気にしなくてよかった器具の条件を、LEDではパッケージの裏を確認して気にする必要がある、というのが大きな違いです。
2. 消費電力が違う
ここはLEDが圧勝です。
- 白熱電球60W → 消費電力そのまま60W
- LED電球「60形相当」 → 実際の消費電力は約7〜9W前後
「60形」と書いてあるのは、“白熱電球60Wと同じくらいの明るさですよ”という目安表記であって、実際に60W使うわけではないということです。
以下の写真は、左が白熱球で、右がLED電球です。LEDは表記が60形と書かれています。

つまり、同じくらいの明るさでもLEDのほうがずっと少ない電力で光る=電気代が安く済むということです。
3. 選べる色(光色)が違う

白熱球の場合は、オレンジがかった優しい色味である「電球色」しかありません。
一方、LEDはここが強くて、だいたい次のようなラインナップがあります。
- 電球色:白熱電球っぽい落ち着いたオレンジ
- 温白色:ちょっとだけ白くしたやわらかい色
- 昼白色:自然光に近い標準的な白
- 昼光色:青みがかったさわやかな白
部屋の雰囲気を変えたい、勉強部屋は集中できる青白いあかりで、洗面所は自然光に近く、リビングはあたたかく…といった使い分けができるのがLEDのメリットです。
4. 配光角度の違い(「暗く感じる」の正体)

ここは意外と見落とされがちなポイントです。
- 白熱電球はほぼ全方向(約300°)に光が広がります。
- 昔のLED電球は前方だけを照らすタイプが多く、「同じ60W形なのに暗い」と感じる原因になっていました。
最近のLEDは改良されていて、260〜300°くらいの広配光タイプも増えています。
なので、全体を明るくしたい照明には「広配光」タイプを選ぶと失敗しにくいです。逆にスポット的に照らしたいなら狭い角度のものを選ぶ、という感じです。
このように、「同じワット数相当なのに暗い」は、明るさそのものよりも光の広がり方が違うせいということが多いです。
5. 寿命が大きく違う
寿命は数字で見ると一目瞭然です。
- 白熱電球:およそ 1,000〜2,000時間
- 蛍光灯:およそ 6,000〜12,000時間
- LED電球:およそ 40,000時間
1日8時間つけっぱなしで計算すると、
- 白熱電球 → 数ヶ月で交換
- LED → 10年近く使える計算
となります。もちろん環境や個体差で前後しますし、たまに初期不良で早く切れることもありますが、基本的にはLEDのほうが圧倒的に長持ちです。
LED電球を選ぶときのチェックリスト
LEDは白熱球より情報量が多いので、買うときは次を順番に見ましょう。
- 口金のサイズ(E26・E17など)→まずここが合ってないと付かない
- 明るさ(◯◯W形相当 / ルーメン)→今の明るさと同等か少し上を
- 配光角度→部屋全体なら広配光(260°前後)を
- 光色→リビングは電球色・温白色・昼白色が人気
- 器具の条件対応→密閉型・断熱材施工器具・調光器対応など
これを1つずつ見ていけば「買ってみたら暗い」「調光器でチカチカする」といった失敗はかなり防げます。
まとめ
ここまで、LED電球と白熱球を比べてきました。まとめると以下の通りです。
- LEDと白熱電球は発光の仕組みがそもそも違う
- LEDは消費電力が低くて電気代が安い
- LEDは色や配光角度を選べるので用途に合わせやすい
- ただし器具の条件を確認する手間がある
- 寿命はLEDが圧倒的に長い
「同じ60W形なのに暗く感じる」ときは、配光角度や器具との相性を見直すと解決しやすいです。パッケージの裏面をじっくり見るクセをつけておくと失敗が減りますよ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。

コメント
コメント一覧 (1件)
[…] こちらもチェック→LED電球と白熱電球の違いは?「なんか暗い」を防ぐ選び方も解説 […]