キッチンの照明は何がいいのか?電球の明るさはどのくらいが良い?といった照明迷子の方は少なくないと思います。
キッチンは、料理をする上で照明の明るさは非常に重要です。照明が暗いと、誤って指を切ってしまうかもしれないし、調味料の分量がわからず、味付けがイマイチになってしまうことも考えられます。
それに、料理が美味しそうに見えないという見た目の問題もあります。
キッチンの明るさがしっかり確保できていれば、毎回の料理が楽しくなるかもしれないし、なんせ安全です。
そこで、この記事では、キッチン照明の選び方と選択肢を解説していきます。参考になれば幸いです。
キッチンのおすすめの明るさ
キッチン照明を選ぶ際には、手元が明るく見やすいあかりが良いですが、以下のことに注意してください
- 明るさ
- 色
- 照明の種類
現代では、LED照明が主流なので、それに特化して説明していきます。ここからそれぞれ解説していきます。
明るさ
明るさについては、基本的に畳数×400lmと言われています。ルーメン(lm)とは、照明が放つ明るさの単位です。
例えば、2畳程度のキッチンでしたら、2×400=800lmという計算になります。大体そのぐらいの明るさを選べば問題ないという基準です。ルーメンがよくわからないと思うので、以下では白熱球のワット数と比べてみました、参考にしてください。
- 20W→170lm以上
- 30W→325lm以上
- 40W→485lm以上
- 60W→810lm以上
- 80W→1160lm以上
- 100W→1520lm以上
ただし、キッチンの本来の目的は、手元をしっかり照らせて、食材がしっかり確認できる明るさです。
自分の影が邪魔して、「手元が暗い」。または、明るさが足りなくて、「料理が美味しそうに見えない」などといった状況では、危険も伴いますし食欲も湧いてきません。
手元が暗いようなら、以下のような感じで棚下灯を設置するなど、工夫しましょう。
このように、明るさは、畳数×400lmを基準に選び、影が出る場所には棚下灯といった照明の設置をおすすめします。
色
LED照明は、色が選べます。キッチン照明の場合は、白っぽい色が手元や食材を確認しやすいため、おすすめです。
LED照明には、以下の色の種類があります。
- 電球色→白熱球の色に寄せた色味
- 温白色→電球色と白っぽい自然光の間ぐらいの色味
- 昼白色→白っぽい自然光を意識した色味
- 昼光色→青みがかった色味
この中ででもキッチン照明におすすめは、「昼白色」です。この色が一番ベターであり、キッチン照明用のライトで使用されている色になります。キッチン照明でよく使っていた、蛍光灯もこのような白っぽい色でした。
このように、キッチン照明の色は、「昼白色」といった白っぽい色がおすすめです。
照明の種類
キッチン照明は、様々な形がありますが、最もベーシックなのは細長いタイプの”キッチンベースライト”という以下の形の照明です。
もちろん、お部屋の間取りやデザイン、好みに応じて照明の形はさまざまな選択肢があります。その中でもキッチンには「これがあうよ」というのを以下にまとめました。
ダウンライト→天井に埋め込んでる照明。天井と一体化しているので、威圧感がなくスタイリッシュ。
ペンダントライト→天井から吊るしている照明。照明の役割というよりおしゃれなアイテム。
スポットライト→狭い範囲を照らすので、目立たせたいものに当てて演出する照明。
シーリングライト→天井に取り付け、全体を照らすあかり。主にお部屋でメインとなる照明だが、キッチン照明としても使える。
このように、いろんな役割の照明があり、「これじゃなきゃいけない」なんてことはありません。いろんな形の照明を組み合わせて。おしゃれな空間にするでもいいし、実用的で見やすいあかりのみで構築することもいいです。
ただしキッチン照明の本来の目的は、手元が明るく見えることと、料理が美味しく見えることにあります。ここは抑えつつ素敵な照明を見つけてください。
まとめ
ここまで、キッチン照明の選び方や、選択肢を説明してきました。まとめると以下の通りです。
- 明るさ→畳数×400lm
- 色→昼白色
- 照明の種類→キッチンベースライト・ダウンライト・ペンダントライト・スポットライト・シーリングライトなど
キッチンの明るさを確保しつつ、おしゃれなテンションが上がる空間であれば料理も楽しくなりそうですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは。