「フジテレビだけ映らない…」 「他のチャンネルは見れるのに、NHKだけ四角いノイズが入る」
テレビを見ていると、「特定のチャンネルだけ映らない」という不思議な現象が起きることがあります。 全部消えるなら故障かなと思いますが、一部だけ映らないと「テレビが壊れた?アンテナ?」と原因がわからずモヤモヤしますよね。
この記事では、現役の電気工事士が「なぜ特定のチャンネルだけ映らなくなるのか」という原因と、プロが現場で行う対処法を解説します。
特定のチャンネルが映らない4つの原因

結論から言うと、以下の4つが主な原因です。
- 受信感度が悪い(電波の特性)
- ブースターなどの機器の劣化
- 雨の日だけ映らなくなる(天候の影響)
- チャンネルスキャンができていない
それぞれ詳しく解説していきます。
ここから、ぞれぞれ解説していきます。
1. 受信感度が悪い(周波数の違い)

「全部同じアンテナで受けているのに、なぜ特定の局だけ?」と思いますよね。 実は、テレビのチャンネル(放送局)ごとに、「周波数(電波の波長)」が微妙に異なります。
- 低い周波数のチャンネル:障害物を回り込みやすく、届きやすい。
- 高い周波数のチャンネル:障害物に弱く、遮られやすい。
そのため、家の前にマンションが建ったり、庭の木が生い茂ったりして「電波の通り道」が少し塞がれると、「障害物に弱い(周波数が高い)チャンネルだけが届かなくなる」という現象が起きます。
【対処法】 アンテナの位置調整が必要です。数センチずらすだけで劇的に改善することもありますが、高所作業になるためプロに依頼するのが安全です。
このように、アンテナの受信レベルが低いために、特定のチャンネルが映らない可能性があります。
2. ブースターの劣化

アンテナの電波を増幅する「ブースター」が古くなると、特定の周波数だけうまく増幅できなくなることがあります。
特にブースターは、経年劣化で「ノイズ(雑音)」が増えることがあります。 ギリギリで受信していたチャンネルが、このノイズに埋もれてしまい、映らなくなってしまうケースです。10年以上使っている場合は交換時期かもしれません。
このように、ブースターの劣化で特定のチャンネルが見れなくなる可能性があります。
3. 雨の日だけ映らなくなる(天候の影響)

「晴れの日は大丈夫なのに、雨の日だけ特定のチャンネルが止まる」 これは「降雨減衰(こううげんすい)」と呼ばれる現象です。
電波は水に弱いため、激しい雨が降ると電波が弱くなります。 普段からそのチャンネルの受信レベル(アンテナレベル)がギリギリの場合、雨が降ると「受信できる限界」を下回ってしまい、映らなくなります。
【対処法】 元々の受信レベルを底上げする必要があります。高性能なアンテナに変えるか、ブースターの調整が必要です。
このように、電波は水分に弱いので、雨の日だけ映らなくなることがあります。
4. チャンネルスキャンができていない
チャンネルスキャンがしっかりできていない、もしくはなんらかのエラーでチャンネル登録が消えてしまった可能性があります。これによって特定のチャンネルが全く映らないことがあります。
放送局側の設備工事や、中継局(電波塔)の変更などで、ごく稀に周波数が変わることがあります。 また、テレビを買った時の初期設定のまま使っていて、微妙に設定がズレていることもあります。
【対処法】 テレビのリモコンで「地域設定(チャンネルスキャン)」をやり直すだけで、最適な周波数を拾い直して改善することがあります。まずはこれを試してください。
このように、一部チャンネル設定が飛んでしまい映らなくなった可能性があります。
まとめ
特定のチャンネルだけ映らない原因は、主に「そのチャンネルの電波だけがギリギリの状態になっている」ことです。まとめると以下の通りです。
- 障害物の影響(高い周波数は遮られやすい)
- 機器の劣化(特定の周波数が出なくなる)
- 天候の影響(雨で弱まる)
- 設定ズレ(再スキャンで直るかも)
「アンテナレベル」を確認してみて、特定の局だけ数値が低い場合は、アンテナの調整やブースターの交換が必要です。 屋根上の作業は危険ですので、無理せずお近くの電気工事店(木村メンテナンスなど)にご相談ください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


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