「テレビの音が聞こえるのに、画面が真っ暗…」 「え?これって故障?買い替え?」
昨日まで普通に見れていたのに、急に映像だけ消えてしまうと焦りますよね。 実はこの症状、「テレビの寿命」の場合と、「一時的なエラー」の場合の2パターンがあります。
この記事では、現役の電気工事士が「テレビが壊れているかどうかの見分け方」と、修理に出す前に試すべき「復旧方法」を解説します。
【重要】まずは「メニュー画面」が出るか確認!

映像は映らないのに、音声だけ聞こえる現象には必ず原因あります。そこで、一つだけテストをしてください。
テレビのリモコンの”「メニュー」ボタン”(または「音量」ボタン)を押して以下のどちらかの反応になるか確かめてください。
- A:メニュー画面や音量バーが「表示される」→ テレビ本体は元気です!「配線」や「電波」の問題の可能性が高いです。直る可能性があります。
- B:メニュー画面すら「表示されない(真っ暗)」→ 残念ながら、「テレビ本体(モニター)」の故障の可能性が高いです。
この「B」のパターンこそが、今回のテーマである「音だけ聞こえる」典型的な故障です。 まずは、以下の対処法を順番に試してみましょう。
- 対処法①:コンセントを抜いて「放電」させる
- 対処法②:ケーブルの挿し直し・断線の確認
- 対処法③:セットトップボックス(STB)の確認
ここからそれぞれ説明していきます。
対処法①:コンセントを抜いて「放電」させる
テレビ内部に余分な電気が溜まる(帯電する)と、システムがフリーズして映像が出なくなることがあります。
放電の仕方は以下の手順でやりましょう。
- テレビの電源を切る。
- 電源プラグをコンセントから抜く。
- そのまま「1分〜5分」放置する。(これで放電されます)
- 再度コンセントを挿して電源を入れる。
これを「放電リセット」と言います。メーカーのカスタマーセンターでも最初に案内される、最も効果的な復旧方法です。
このように、コンセントを抜いてしばらく待つだけで、嘘のように映る場合が多いです。
対処法②:ケーブルの挿し直し・断線の確認
「メニュー画面は出る(Aパターン)」の場合、接続不良が疑われます。以下のケーブルをチェックしましょう。
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HDMIケーブルの確認→レコーダーやゲーム機を繋いでいるHDMIケーブルを、一度抜いて奥まで挿し直してください。映像信号だけがうまく届いていない場合があります。
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断線のチェック→ケーブルを家具で踏んでいたり、無理な角度で曲げていたりしませんか? 予備のケーブルがあれば、交換して映るか試してみましょう。
このように、ケーブルの接続が甘かったり、断線していたりの可能性は十分にあります。
対処法③:セットトップボックス(STB)の再起動
セットトップボックスとは、放送信号を受信してテレビで視聴可能な信号に変換する機材です。
J:COMなどのケーブルテレビやひかりTVを使っている場合、テレビの横にある「専用チューナー(STB)」がフリーズしていることがあります。
テレビ本体ではなく、このチューナー側のコンセントを抜き差しして再起動してみてください。これで映像が戻ることが多々あります。
それでもダメなら…「バックライト故障」の可能性大

上記をすべて試しても画面が真っ暗な場合、十中八九、テレビの「バックライト切れ」です。
液晶テレビは、裏側からライトを当てて映像を浮かび上がらせています。このライトが切れると、映像信号は届いていても、表面上は真っ暗で見えなくなります。
そこで、バックライト切れの確認方法があります。
部屋を暗くして、スマホのライトをテレビ画面にピタッと近づけて照らしてみてください。 よーく見て、うっすらと番組の映像が動いているのが見えませんか? もし見えていれば、パネルは生きていて「ライトだけが死んでいる」証拠です。
購入から7〜10年経っている場合、バックライトの修理代(数万円)を払うより、最新モデルに買い替えた方が安く済むケースがほとんどです。この症状が出たら、寿命のサインと捉えましょう。
まとめ
ここまで、テレビ画面が映らないが音だけ出る原因を解説してきました。まとめると以下の通りです。
- 「メニュー画面」が出るか試す
- コンセントを抜いて5分待つ(放電)
- ケーブルを挿し直す
- スマホライトを当てて「うっすら映っていないか」見る
いきなり業者を呼んで「寿命ですね」と言われるだけで出張費を払うのはもったいないです。まずはこの手順で、ご自身で診断してみてください。
「配線がぐちゃぐちゃでよくわからない!」「これを機に壁掛けテレビにしたい!」といったご相談は、お近くの電気工事店(木村メンテナンスなど)までお気軽にご連絡ください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


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