「また停電!?」ブレーカーが落ちる4つの原因と、場所でわかる対処法をプロが解説

「ご飯を炊いている途中で、急にバチッと電気が消えた!」 「最近、ドライヤーを使うと頻繁に停電してしまう…」

生活している中で、突然ブレーカーが落ちて家の中が真っ暗になると、驚きますし不便ですよね。 「どこか故障したのかな?」「このまま電気が使えなかったらどうしよう」と不安になる方も多いと思います。

しかし、ブレーカーが落ちるのは、電気による火災や事故を防ぐために「安全装置」が正常に働いている証拠でもあります。 実は、落ちたブレーカーの種類や状況を見るだけで、その原因は大体特定できるのです。

この記事では、家庭の電気トラブルの代表格である「ブレーカーが落ちる問題」について、プロの視点から原因と正しい対処法を分かりやすく解説します。

目次

ブレーカーが落ちる4つの主な原因

ブレーカーが落ちる原因は、大きく分けると以下の4つに分類されます。

具体的には、以下の4つの現象が考えられます。

  • 漏電

  • 過電流(使いすぎ)

  • 短絡(ショート)

  • ブレーカーが古い(故障・寿命)

ここから、それぞれの原因について詳しく解説していきます。

漏電

漏電とは、電気が本来の通り道(電線)から外に漏れ出してしまう危険な現象です。

原因としては、電気機器や配線の「絶縁(電気を通さないガード)」が劣化したり、傷ついたりすることが挙げられます。 また、湿気や水濡れ、害虫による被害なども原因となります。

漏電が起きると、感電や火災のリスクがあるため、ブレーカーが瞬時に電気を遮断します。これは非常に危険な状態ですので、早急な対処が必要です。

過電流

ブレーカーが落ちる原因として最も多いのが、この「過電流」です。 単純に、契約している容量や、配線の許容範囲を超えて電気を使いすぎている状態です。

例えば、「契約が30Aなのに、エアコンとレンジとドライヤーを同時に使った」といった場合に発生します。 これは故障ではなく、「使いすぎですよ」という警告ですので、電気の使い方を工夫することで解決します。

短絡(ショート)

短絡(ショート)とは、電気が機器を通らずに、電線同士が直接触れてしまう現象です。

コンセントのコードが家具に踏まれて内部で断線したり、濡れた手でプラグを触ったりすることで起こります。 ショートすると「ボンッ」という音とともに火花が出たり、焦げ臭いにおいがしたりすることがあり、大変危険です。火災に直結するため、即座にブレーカーが落ちます。

このように、ショートは危険なサインですので、絶対に無理にブレーカーを上げず、専門家に相談してください。

ブレーカーが古い

意外と多いのが、ブレーカー本体の老朽化です。

ブレーカーにも寿命があり、一般的に10年〜15年程度と言われています。古くなると感度が敏感になりすぎて正常な電流でも落ちてしまったり、逆に落ちたレバーが上がらなくなったりします。

このように、何もしていないのに頻繁に落ちる場合は、ブレーカー自体の寿命が考えられます。

「どこが落ちた?」場所でわかる原因特定と対処法

家庭の分電盤には、主に3種類のブレーカーがついています。 「どのブレーカーが落ちたか」を確認することで、原因を特定し、適切な対処ができます。

具体的には、以下の3つのパターンのどれかを確認してください。

  • アンペアブレーカーが落ちた場合

  • 漏電ブレーカーが落ちた場合

  • 安全ブレーカーが落ちた場合

ここから、それぞれの対処法を紹介します。

アンペアブレーカーが落ちた場合

分電盤の一番左にある大きなブレーカーです。これが落ちた場合は、「家全体の電気の使いすぎ」が原因です。

家全体で使用している電力の合計が、契約アンペア数(30Aや40Aなど)を超えると落ちます。 また、スマートメーター(通信機能付きの電気メーター)が設置されているご家庭では、このアンペアブレーカーがない場合があります。その場合、使いすぎると自動的に電気が消え、10秒〜1分程度で自動復旧します。

すぐに電気が復旧した場合は「使いすぎて一時的に止められた」と判断し、同時に使う家電を減らすか、契約アンペアを上げることを検討しましょう。

漏電ブレーカーが落ちた場合

分電盤の中央付近にあるブレーカーです。これが落ちた場合は、「家のどこかで漏電している」可能性が高いです。

漏電は危険なため、慎重に対処する必要があります。 もし落ちてしまったら、以下の手順で「漏電している回路」を特定し、それ以外の電気を復旧させましょう。

  1. 全ての「安全ブレーカー(小さいスイッチ)」をオフにする。

  2. 「漏電ブレーカー」をオンにする(※レバーが中途半端な位置なら、一度一番下まで下げてから上げる)。

  3. 「安全ブレーカー」を一つずつオンにしていく。

  4. ある回路を上げた瞬間に漏電ブレーカーが落ちたら、そこが漏電箇所です。

  5. その回路だけオフにしておき、それ以外を上げて電気を使う。

このように、漏電箇所を特定して隔離し、早急に専門業者へ修理を依頼してください。

安全ブレーカーが落ちた場合

分電盤の右側に並んでいる小さなスイッチです。これが落ちた場合は、「その部屋(回路)での使いすぎ」か「ショート」が原因です。

安全ブレーカーは、1つの回路につき20Aまでと決まっています。 キッチンなどの特定の場所で、電子レンジやケトルなどを同時に使っていませんか?

まずはその部屋の家電を減らしてみてください。それでも落ちる、あるいは「ボンッ」という音がした場合はショートの可能性がありますので、専門家の調査が必要です。

ブレーカーが頻繁に落ちる場合に考えられること

家電を使っていないのに落ちる」「上げてもすぐに落ちる」など、頻繁に落ちる場合は深刻なトラブルの可能性があります。

具体的には、以下の3つの可能性が考えられます。

  • 電気機器や家電の故障(内部ショートなど)

  • 配線の問題(劣化や損傷)

  • ブレーカー本体の故障

これらはご自身で直すのが難しく、無理に触ると感電や火災のリスクがあります。 原因が特定できないまま頻繁に落ちるようであれば、迷わず専門家に点検を依頼してください。

まとめ

ブレーカーが落ちる原因は、落ちたスイッチを見ることで大まかに判断できます。まとめると以下の通りです。

  • アンペアブレーカー:家全体の使いすぎ
  • 漏電ブレーカー:どこかで漏電している(危険)
  • 安全ブレーカー:その部屋の使いすぎ、またはショート

原因を理解しておけば、いざという時に焦らず冷静に対処できます。

「漏電箇所が分からない」「ショートしたかもしれない」「ブレーカーが壊れているかも」といった場合は、無理をせずに木村メンテナンスまでお気軽にご相談ください。 プロの技術で安全に原因を特定し、修理いたします。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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この記事を書いた人

1988神奈川県生まれ。

【趣味】
サーフィン:休日の最高のリフレッシュ。
コーヒー:朝、自分でドリップしたコーヒーがちょっとした楽しみ。

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