オーブンレンジ(電子レンジ)には、アース線が必要なのか?と疑問に思っている方は少なくないと思います。
もちろん、アース線を繋がなくても電子レンジは正常に作動します。しかし、アース線をわざわざつけている理由があるので、活用するべきです。
この記事では、アースの役割とオーブンレンジ(電子レンジ)にアースがついている意味を解説していきます。
アースの役割
アースは、以下の役割があります。
- 感電予防
- 雷から家電を守る
- ノイズ軽減
ここからそれぞれ解説していきます。
感電予防
アース線は、感電の予防になります。感電するパターンは主に、家電製品や外部のコンセントや照明が漏電していて、そこに人が触って漏電することが多いです。
アース線は、人体より抵抗が低いので、電気はアース線の回路を選びそこに流れます。よって感電しないということです。
電気はめっぽう水に弱いので、電化製品が水に濡れると簡単に漏電します。そのため水気の多いところは、アース線の接続を義務化しています。
2022年にキッチン、洗面所、トイレ、地下室など、湿気の多い場所や水回りなどで、アース付きコンセントの設置が義務化されました。
このように、家電品などが漏電した際に、アース線に電気が流れ、感電予防になります。
雷から家電を守る
アース線がないと、雷被害で家電製品などが壊れます。雷という自然現象には、人類は勝てないものの、ある程度予防はできます。
アース線があることで、雷の高電圧を地面に逃すことができます。しかし、雷は凄まじく、それでも被害はでてしまうことはあります。
落雷の被害は、直接落ちなくても、近くに落ちただけでも被害はあります。
このように、アース線によって、いろんな家電品が壊れるリスクを軽減できると言われています。
ノイズの軽減
ノイズとは、パソコンやテレビ、電子レンジ、洗濯機などの電子機器や家電製品から出る電磁波が悪さをすることです。
このノイズによって、電話の雑音や、インターネットがつながりにくいなどといったトラブルが起こることがあります。
アース線を接続することによって、この被害を軽減することにつながると言われています。
このように、ノイズを軽減する役割もアース線は担っています。
オーブンレンジのアースは必要?
オーブンレンジ(電子レンジ)には、アース線がついていますね。これは必要だからついていますので、しっかり接続しましょう。
理由として、第一に感電予防が挙げられます。電子レンジは、水気が多いキッチンでの使用が想定されてます。電気は水にめっぽう弱いので、内部に水が侵入しただけで漏電を引き起こす可能性が高くなります。そんな中アースをとっていれば、漏電した際に地面に電気を逃すことによって、人体への感電を防ぐ目的です。
もう一つは、Wi-Fiや他の家電のノイズの原因を防ぐためです。電子レンジは、見えない電磁波や静電気を放出しているので、それが他の家電品やOA機器に影響が出てしまいます。その被害をアースによって、軽減することができます。
このように、アース線をつなぐことでオーブンレンジ(電子レンジ)の運転が安定し、他の家電への干渉を抑えることができます。
まとめ
ここまで、アースの役割とオーブンレンジ(電子レンジ)にアースがついている意味を解説してきました。
アースの役割
- 感電予防
- 雷から家電を守る
- ノイズ軽減
で、オーブンレンジ(電子レンジ)は特に、感電予防とノイズの軽減が主な目的です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。