「買ってきたレンジのアース線、ぶら下がったままだけど大丈夫?」 「コンセントにアースの穴がないから放置している」
オーブンレンジ(電子レンジ)を設置する際、あの緑色のアース線をどうするか悩みますよね。 コンセントに挿すだけで動くので、「まあいいか」と放置している方も多いと思います。
しかし、プロの視点から言わせてもらうと、”電子レンジのアースは「絶対に繋いだほうがいい」です。 感電防止はもちろんですが、実は「家のWi-Fiが遅くなる問題」“にも深く関係しているからです。
この記事では、電子レンジにアースが必要な理由と、アース端子がない場合の対処法を解説します。
電子レンジにアースが必要な3つの理由

アース線を繋ぐべき理由は、主に以下の3つです。
- 感電事故を防ぐ(水回りは危険!)
- Wi-Fiや他の家電への「電波干渉」を防ぐ
- 雷サージから家電を守る
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 感電事故を防ぐ(最重要)
キッチンは水や湿気が多い場所です。 もし電子レンジが故障して漏電した場合、アース線がつながっていないと、漏れた電気があなたの体を通って地面に流れようとします。 これが感電です。
特にオーブンレンジなどの高出力家電は、漏電した時の衝撃も大きいです。 アース線を繋いでおけば、万が一漏電しても電気を地面に逃がしてくれるため、感電事故を防ぐことができます。
実は、2022年の規定改定により、キッチンや洗面所などの水回りのコンセントには「アース端子の設置」が義務化されました。それほど、水回りの電気は危険だということです。
このように、感電予防にアースは重要です。
2. Wi-Fiへの「電波干渉」を防ぐ
「電子レンジを使っている間だけ、スマホの動画が止まる」 「ネットが繋がらなくなる」
こんな経験はありませんか? 実は、電子レンジとWi-Fi(無線LAN)は、同じ”「2.4GHz帯」”という周波数の電波を使っています。そのため、レンジを使用すると電波同士がケンカしてしまい、Wi-Fiが不安定になるのです。
アース線を繋ぐことで、電子レンジから漏れる余計な電磁波(ノイズ)を逃がす効果が期待できます。 「ネットが遅い」と悩んでいる方は、ルーターを買い換える前に、まずレンジのアースを繋いでみてください。
このように、アース線によって、電磁波(ノイズ)を軽減できWi-Fiの電波干渉を防ぐ効果が期待できます。
3. 雷から家電を守る
アース線には、落雷などで異常な電流が流れた際に、それを地面に逃がす役割もあります。
最近のオーブンレンジは高性能な基盤が入っているため、雷サージ(高電圧・高電流)に弱いです。高価な家電を一発で壊さないためにも、アース接続は有効な保険になります。
このように、雷から家電や電子機器を守るためにアースを繋げましょう。
コンセントにアース端子がない場合は?
「繋ぎたいけど、うちのコンセントにはアースの穴がない!」 古い住宅や賃貸マンションではよくあることです。この場合の対処法を以下の2つ紹介します。
- 漏電遮断機(ビリビリガード)
- アース増設工事
ここから、それぞれ解説していきます。
方法① 漏電遮断器(ビリビリガード)を使う
工事不要で安全を確保したいなら、「プラグ形漏電遮断器(商品名:ビリビリガードなど)」がおすすめです。

これをコンセントに挿し、そこにレンジを繋ぐだけ。 アースほどのノイズ低減効果はありませんが、万が一漏電した時に0.1秒で電気を遮断してくれるので、感電事故は防げます。ホームセンターやネットで数千円で購入可能です。
方法② アース増設工事をする(持ち家の場合)

持ち家であれば、電気工事士に依頼してコンセントを「アース付き」に交換する工事が確実です。 壁の中にアース線を通すか、外から引っ張ってくる工事になります。
まとめ
ここまで、アースの役割とオーブンレンジ(電子レンジ)にアースがついている意味を解説してきました。
- 感電防止:水気の多いキッチンでは必須!
- Wi-Fi安定:電波干渉を減らしてネットを快適に。
- 端子がない場合:「ビリビリガード」で感電対策を。
「たかが細い線」ですが、家族の安全と快適なネット環境のために、アース線はしっかり接続しましょう。 接続方法がわからない、端子がなくて困っているという方は、お近くの電気工事店(木村メンテナンスなど)にご相談ください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


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