アース付きコンセントに「どうやってアースをつければいいの」と、わからない人は少なくないと思います。また、「アースをつける必要あるの」と疑問に思う方もいると思います。
そこでこの記事では、アース線の役割とアース付きコンセントへの付け方を解説していきます。
もくじ
アース線の役割
アース線とは、家電製品と大地を繋ぐものです。このことによって、家電製品が漏電した場合に、大地に電気を逃がすことができます。
すると、人体への感電の防止・静電気の防止・落雷による被害・ノイズの軽減といった効果があります。
しかし、全ての家電にアース線は付いてる訳ではありません。主に、以下の家電にアース線が付いていることが多いので確認してください。
- 洗濯機
- 衣料乾燥機
- 電子レンジ
- 冷蔵庫
- 食器洗い器
- エアコン
- 温水洗浄式便座
- 温水器
このように、アース線は家電製品と大地を繋ぐことによって、感電から身を守ってくれます。
アース付きコンセントの取り付け方
アース付きコンセントには主に以下の3つのパターンがあります。
- ネジタイプ
- ワンタッチタイプ
- つまみを回すタイプ
それぞれの付け方をここから解説していきます。
ネジタイプのパターン
ネジタイプは、以下の手順でアースを取り付けていきます。
必要な道具は、プラスのドライバーを用意してください。
- 蓋を開きます
- ネジを緩める
- アース線をねじる
- 金具の間にアース線を入れネジを回す
はい、これで終了です。
このように、取り付けます。
ワンタッチタイプのパターン
次にワンタッチタイプは、以下の手順でやります。
- アース線をしっかりねじる
- ボタンを押しながら、奥までしっかり入れる
- 抜けないか確認する
以上です。非常に簡単でしたね。
つまみを回すパターン
最後に、つまみを回すパターンを紹介します。以下の手順でやります。
- つまみを緩める
- アース線をねじる
- 入れる
- つまみを絞める
以上です。このような手順でやってください。
複数のアース線を接続する方法
複数のアース線を一つに繋ぐことも可能です。
例えば、「キッチン家電でつなげたいアース線がたくさんあるけれど、対応コンセントが少ない」と言う時は困ってしまいますね。そんな時は、いくつかのアース線を同じコンセントに繋いでも構いません。
以下の写真のように、繋げます。
いざというときのアース線なので基本的にはこれで問題ありません。しかし、つなぎすぎで接触不良などを起こす可能性もあり、多すぎる場合はアース付きコンセントの増設工事が必要です。
このように、複数のアース線を一つのコンセントに繋ぐことができます。
アース線が短くてアース端子にとどかない場合
コンセントに差し込み口がない
コンセントにアース端子の差し込み口がない場合は、アース端子のあるコンセントに変更する工事が必要になります。
この工事は、新たにアース線を追加しなくてはならないので、単純なコンセント交換より値段は張ってしまいます。
このように、コンセントにアース端子の差し込み口がない場合は、コンセントの交換工事が必要になります。
まとめ
ここまで、アース線の役割とアース付きコンセントへの付け方を説明してきました。まとめると以下の通りです。
アースの役割は、感電、静電気の防止や落雷による被害、ノイズの軽減です。
アース付きコンセント3パターン
- ネジタイプ
- ワンタッチタイプ
- つまみを回す
このような種類があり、それぞれしっかり接続しましょう。
また、複数のアース線を一つのコンセントに繋いでも問題ありません。
しかし、以下の工事は電気の資格が必要です。
- アース線が短い場合は、延長工事
- アース付きコンセントがない場合の追加工事
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは。