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ELBブレーカーとは？謎のブレーカーを解説！

ELBブレーカーとは「なんなのか？」ということで調べていると思います。

これは、「Earth Leakage Breaker」の頭文字をとった略称で、日本語訳で「漏電ブレーカー」です。

ブレーカーはいくつかの種類があるので、ELBはその一つです。この記事では、ELBの役割やブレーカーが落ちた時の対処法などを紹介していきます。また、他のブレーカーについても解説していきます。

ELBブレーカーとは

ELB(Earth Leakage Breaker)とは、漏電が発生した場合や電気の使いすぎ(過電流)のときに、電気を遮断する役目をするブレーカーです。以下の赤枠で囲ったものです。

ちょっとわかりにくいですが、「テストボタン」があるブレーカーがELBになるので、ご自身の分電盤を確認してみてください。

ELBは基本的に、過電流は高めのものをつけているので、電気の使いすぎで落ちることは低いです。そのため、このブレーカーが落ちた場合は、どこかの回路で漏電している可能性があります。

そうなった場合は、漏電箇所を特定する必要があるので、専門業者に見てもらいましょう。

しかし、家全体が停電状態になるのでそれでは何もできなくなりますね。そこで、応急処置として漏電している回路を特定し、その回路(お部屋)以外は電気をつかえる状態にします。以下の方法を試してください。

このように、解決にはなりませんが、応急処置をすることができます。

また、ELBと似たEBというブレーカーがあります。EBは、漏電のみの検出をし、電気を遮断するブレーカーです。過電流で、電流を遮断する機能はありません。

このように、ELBとは漏電や過電流を感知し、遮断する機能を持ったブレーカーです。ご家庭には必ずついているブレーカーです。

分電盤を見るとブレーカーが多くて、何がなんなのかわからないという方は多いと思います。

ブレーカーとは、危険を感知して電気を遮断するもので、以下の3種類に分かれます。

先ほど、漏電ブレーカー（ELB）については解説しました。ここからは、アンペアブレーカーと安全ブレーカーを紹介していきます。

電流の契約容量を決定しているブレーカーで、契約以上の電気が流れるとブレーカーが落ちるしくみになっています。サービスブレーカー（SB)とも言ったりします。以下の赤枠の写真がそうです。
この30Aという表記は、一度に電流を流せる上限を示した数字になります。

そのため、アンペアブレーカーが落ちた場合は、「一気に電気を使いすぎたのだな」と考え、使いすぎに注意しましょう。頻繁に落ちるのであれば、アンペアブレーカーの契約容量を上げるか検討してください。

契約容量を上げる場合は、契約している電気会社に連絡しましょう。

また、電気のメーターがスマートメーターの場合は、アンペアブレーカーはついてません。アンペアブレーカーが付いてなければ、「ああ、スマートメーターなんだな」と認識してください。

その場合、ご契約電流は「電気ご使用量のお知らせ」でご確認できます。

このように、アンペアブレーカーとは、契約容量以上の電気が一気に流れると、ブレーカーが落ちる仕様になっています。

安全ブレーカーは、それぞれのお部屋や大型電気器具(エアコン・IHクッキングヒーターなど)のコンセント専用のブレーカーです。以下の写真がそうです。

これは、電気器具やコードの故障でショートした時や、電気を一気に使いすぎて過電流が流れた場合に電気を自動的にしゃ断するブレーカーです。

安全ブレーカーの許容電流は一般的に20Aなので、このブレーカーが落ちたのなら電気の使いすぎが主な原因です。

基本的に、キッチンで多くの電気を使うことが多いので、電気ケトル・電子レンジ・トースターなどの家電調理器具を一気に使うことは避けましょう。

このように、安全ブレーカーは各お部屋や大型電気器具の専用ブレーカーです。一気に電気が流れることによる危険を制御するブレーカーです。

ここまで、ELBやアンペアブレーカー、安全ブレーカーを解説してきました。まとめると以下の通りです。

このようにそれぞれの役割を持ったブレーカーが各家庭に付けられているので、どのブレーカーが落ちたかによって原因を特定することができます。

また、ブレーカーの故障の可能性もありますので、おかしい場合は交換が必要になります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。