コンセントを増やしたい!DIYは違法?増設の3つの方法と費用相場をプロが解説

「ここにコンセントがあったら、延長コードを使わなくて済むのに…」 「キッチン家電が増えて、コンセントの穴が足りない!」

家電製品が増えるにつれて、コンセント不足に悩む方は非常に多いです。 ホームセンターに行けばコンセントの部品が売っているので、「自分でDIYで増やせるんじゃないか?」と考える方もいるかもしれません。

しかし、結論から言うと、コンセントの増設や配線をいじる作業は、法律で定められた資格がないと行ってはいけません。

この記事では、電気設備のプロの視点から、コンセント増設を業者に依頼する際に知っておくべき「3つの増設パターン」と「配管の選び方」、そして「費用相場」について分かりやすく解説します。 これを知っておけば、業者への注文がスムーズになり、理想通りのコンセント配置が手に入ります。

目次

コンセント増設はDIYできる?(資格の必要性)

まず一番気になる「自分でできるのか?」という点について解説します。 結論を言うと、コンセントの増設や交換は**「電気工事士の資格がないとできません(違法)」**です。

具体的には、以下の理由からプロへの依頼が必須となります。

  • 感電や火災のリスクがある

  • 法律(電気工事士法)で禁止されている

  • 失敗すると漏電などの重大事故につながる

ネット動画などで見よう見まねで作業をするのは非常に危険です。 配線の接続が緩いだけで、そこから熱を持ち、壁の中で発火する恐れがあります。また、ショートさせて「ボンッ」と爆発させたり、感電したりする事故も後を絶ちません。

このように、安全と法律を守るため、コンセントの増設は必ず資格を持った専門業者(電気工事店)に依頼してください。

コンセントを増やす3つのパターン

コンセント増設には、以下の3パターンがあります。

  • 差し込み口を増やす
  • 近くのコンセントから分岐させる
  • ブレーカーから単独回路をひく

ここからそれぞれ解説していきます。

差し込み口を増やす(交換)

差し込み口を増やすとは、差し込み口の多いコンセントに交換することです。

例えば、もともとが2口のコンセントから3口、4口、5口、6口といったようにコンセントの差し込み口の数は増やすことはできます。

これは最も手軽な方法ですが、注意点があります。 あくまで「出口の数」が増えるだけで、「使える電気の総量(1500Wまで)」は変わりません。タコ足配線を壁の中でやっているのと同じ状態です。

スマホの充電器など、消費電力の小さいものをたくさん繋ぐのには向いていますが、キッチン家電などを同時に使うための増設には不向きです。

近くのコンセントから分岐させる(増設)

「壁の反対側」や「数メートル横」など、既存のコンセントから配線を伸ばして、新しい場所にコンセントを作る方法です。

延長コードを使わずに配線を壁の中に隠せるため、お部屋がスッキリします。 ただし、元のコンセントと電気を分け合う形になるため、その回路全体で使える電気の容量(20Aまで)が増えるわけではありません。

以下の画像は、壁の反対側のコンセントから電源を取りました。

ドライヤーやヒーターなどを使いたい場合は、元のコンセントと同時に使うとブレーカーが落ちやすくなるため注意が必要です。

ブレーカーから単独回路をひく(専用回路)

分電盤(ブレーカー)から、そのコンセント専用の配線を新しく引っ張ってくる方法です。

エアコンやIHクッキングヒーター、大型の電子レンジなどを使いたい場合は、この方法が必須です。単独回路とは、ブレーカーから直接ひく回路のことです。

以下の赤枠で囲ったブレーカーから、新たに追加するコンセントと直接繋ぐことです。

「単独回路」となるため、他の部屋でドライヤーを使っていても、このコンセントには影響しません。 最も安定して電気を使える方法ですが、配線距離が長くなるため、工事の規模は大きくなります。

このように、消費電力の大きい家電を使いたいなら「単独回路」、スマホ充電や照明用なら「分岐」や「口数変更」を選ぶのが正解です。

「隠ぺい配管」と「露出配管」の違い

コンセントを増設する際、配線(ケーブル)をどう通すかによって、見た目と費用が変わります。 主に以下の2つの方法があります。

具体的には、以下の2種類から選びます。

  • 隠ぺい配管(壁の中に隠す)

  • 露出配管(壁の外を這わせる)

それぞれ解説します。

隠ぺい配管(壁の中に隠す)

隠ぺい配管とは、配線を壁や天井の中に通して、全く見えないようにする方法です。 新築の時と同じように、壁からスッキリとコンセントだけが出てくる仕上がりになります。

メリットは、見た目が圧倒的に綺麗なこと。

デメリットは、壁の中の柱や断熱材の状況によっては通せない場所があることです。また、壁を一部剥がすなどの大掛かりな工事が必要になる場合があり、費用が高くなる傾向があります。

「見た目にこだわりたい」「新築同様にしたい」という場合は、この隠ぺい配管が可能か業者に相談しましょう。

露出配管(壁の外を這わせる)

露出配管とは、配線を壁の表面に這わせて、モールやVE管など(カバー)や配管で保護する方法です。

メリットは、壁を壊さずに工事ができるため、比較的安価で、どんな場所にもコンセントを設置しやすいことです。

デメリットは、どうしても配線の通り道(モール)が見えてしまうため、見た目が少しゴチャつくことです。

「見た目は気にしないから、安く・早く・希望の場所に付けたい」という場合は、露出配管がおすすめです。

コンセント増設の費用相場

最後に、工事費用の目安を紹介します。 家の構造や配線の長さによって変動しますが、おおよその相場は以下の通りです。

具体的には、以下の金額を目安にしてください。

  • 差し込み口を増やす:約6,000円〜(材料費+工賃)

  • 近くのコンセントから分岐:約10,000円〜15,000円(材料費+工賃)

  • ブレーカーから単独回路をひく:約15,000円〜30,000円(材料費+工賃)

これらは基本的な料金ですので、隠ぺい配管にするための特殊作業や、配線距離が長い場合は追加費用がかかります。 まずは現地調査を依頼し、見積もりを取ることをおすすめします。

まとめ

コンセントの増設は、生活の利便性を劇的に向上させるリフォームの一つです。まとめると以下の通りです。

  • DIYは危険で違法なので、必ずプロに依頼する
  • スマホ充電用なら「分岐」、エアコン・キッチン家電用なら「単独回路」を選ぶ
  • 見た目重視なら「隠ぺい配管」、コスパ重視なら「露出配管」

「ここにコンセントが欲しいけど、どの方法が良いか分からない」「隠ぺい配管できるか見てほしい」といったご相談は、木村メンテナンスにお任せください。

有資格者のプロが、お客様の家と用途に合わせた最適なプランをご提案します。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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この記事を書いた人

1988神奈川県生まれ。

【趣味】
サーフィン:休日の最高のリフレッシュ。
コーヒー:朝、自分でドリップしたコーヒーがちょっとした楽しみ。

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