「コンセントプラグがおかしい」または、「コードの途中で断線してしまった」などといった状況はあると思います。
そんな時に、「プラグだけ交換したいけど資格必要?」または、「交換できると聞いたけどどうやるのかな」と調べている方が多いと思います。
結論から言うと、コンセントプラグの交換は誰でも普通にできます。
自分で交換できれば、新たに電気機器を購入する必要はなく、プラグ代の数百円しかかからないので、非常にコスパがいいです。
この記事を読めば、コンセントプラグ交換のやり方がわかります。最後までお付き合いください。
コンセントプラグ交換は誰でもできる
コンセントプラグ交換は、資格はいらないので誰でも交換可能です。
基本的に、電気作業は「電気工事士」の資格が必要ですが、プラグ交換といった軽微な工事は資格が入りません。以下にリンクを貼っておきます。
→経済産業省(電気工事士等資格が不要な「軽微な工事」とは)
例えば、「ドライヤーのプラグがおかしい」とか「お気に入りの照明のプラグが切れかかってる」といった状況の場合、機器を丸ごと買い換える必要はなく、プラグ交換のみで修理可能です。
機器を買い換えると大きなお金が動きますが、プラグのみの交換ですと200〜300円です。
このように、プラグ交換は誰でも交換できます。しかし、しっかりと接続しないと配線がショート(短絡)して火災の原因になることがあるので、気をつけながら行いましょう。
コンセントプラグ交換に必要な道具
交換に必要な道具は以下のものです。
左からプラグ・ドライバー・電工ペンチです。これらは、すべてホームセンターで買い揃えることができます。
プラグは、オスのプラグとメスのプラグがありますが、どちらも交換手順は同じです。
電工ペンチはいろんなサイズの電線の皮膜がむけて、圧着もカットもできるので、便利な道具です。皮膜剥くのはカッターやペンチなどでもできますが、力加減が難しく、中の銅線を切断してしまいやすいので電工ペンチをすすめます。
このように、まずは最低限の道具を用意しましょう。
コンセントプラグの交換手順
- 電気コードを電工ペンチで切り落とします
- 切断した電気コードを5~8センチメートルほど割きます。少しペンチで切れ目を入れれば、あとは手で割けます。
- 新しいプラグを用意し、割いてふた手にわかれた電気コードをプラグに合わせ皮膜をむく位置を決めます。
- 長さの確認ができたら、電工ペンチを使用して電気コードのビニールをはぎます。この時に電工ペンチとコードの太さが合ってることを確認しましょう。
- 銅線を約2cmのところでカットしましょう。そしてねじって、まとめましょう
- 新しいプラグの中のネジをプラスドライバーで外します
- ネジを外したら、銅線を巻き付けます。この時右回りに銅線を巻きつけていきます
- しっかり巻きつけたら、プラグにネジを固定していきます。
- 最後にプラグのカバーをつけて完成です
このような手順で交換しましょう
コンセントプラグ交換の注意事項
- 電工ペンチで電気コードをはぐ際、サイズを間違えて中の銅線も切ってしまう。サイズはコードに表記しているので確認しましょう。
サイズの表記が書いていない場合は、「大体このぐらいかな」といった感じで試してください。サイズが違うようでしたらやり直しましょう。
- 電工ペンチは慣れないと上手く皮膜剥けないかもしれないので、最初は練習のつもりで何度かやってコツを掴みましょう。
- プラグに銅線を巻き付ける際に、絶対に白と黒(2本の線)の銅線が触れ合わないようにしましょう。ショート(短絡)を起こして、コンセントが焦げてしまったり、火災の原因になったりします。最大の注意はここなので、しっかり確認して行いましょう。
このように、これらの注意事項を守れば安全に取り替えることができます。
まとめ
ここまで、コンセントプラグの交換のやり方を説明してきました。
プラグの交換ができれば、電気機器を新たに購入する必要はないです。もちろん電気機器の耐用年数はあるので、その辺は様子を見ながらになりますが。
また、コードとオスメスのプラグを購入して、延長コードも作ることができます。どんどん幅が広がりますね。
接続には注意をしながら交換してみてください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは。