「スイッチがおかしくて照明がつかない」「カチッと切り替わらない」「好みのスイッチに変えたい」と言ったように、スイッチを交換したい方がこの記事を見ていると思います。
スイッチも消耗品ですので、壊れますしお好みのスイッチに交換可能です。
そして、いろんなスイッチの種類があり選択肢は豊富です。しかしそれが故に、「このスイッチとこのカバーは合わなくて取り付けできない」などといった落とし穴にハマる可能性が高いです。
そこでこの記事では、スイッチを交換したい人が、失敗しないための知識を紹介していきます。最後までご覧ください。
もくじ
スイッチって壊れるの?
電化製品と一緒でスイッチは、壊れます。だいたい1万回の入りきりだったり、10年目安で劣化してきたりします。現在よく見るタイプのスイッチ(コスモスイッチ)が、このぐらいの耐久性です。以下の画像のスイッチです。
意外と昔のスイッチのタイプ(フルカラースイッチ)は、20年以上持つことが多いです。以下のものです。
スイッチは、中にバネが入っていて、それが劣化して使えなくなるケースがほとんどです。スイッチが戻ってしまうとかカチッと言わないとかでしたら、スイッチの交換時期と思ってください。
このように、スイッチは壊れるので、交換が必要なものです。
スイッチってDIYで交換可能?
ご自身で交換するには、国家資格の電気工事士の資格が必要です。有資格者であれば、DIY感覚でやって問題ないです。ない場合は、危険を伴うのと罰則(3万円以下の罰金、または3カ月以下の懲役)があります。
スイッチ交換自体は難しいことではないのですが、電気の知識がないと危険が伴うので業者に依頼しましょう。
ただし、スイッチカバーの交換(配線を触らない作業)であれば誰でもできます。
このように、スイッチの交換は電気工事士の資格が必要になります。
スイッチの交換方法
スイッチは、実にいろんなスイッチが存在します。現在ついているスイッチと同じものに変えるのか?違うデザインのスイッチに変えるのか?の選択肢はあります。
スイッチを交換する際には、以下の注意点があります。
- スイッチの種類
- カバーを変える上での注意点
ここからそれぞれ解説していきます。
スイッチの種類
スイッチの種類は、数種類ありますが、現在どんなスイッチがついてるか確認することが大事です。
この確認というのは、片切りスイッチなのか?3路スイッチか、4路スイッチかを知る必要があります。
簡単な見分け方は、1箇所だけで入りきりする場合は片切りスイッチです。2箇所で入り切りする場合は、3路スイッチです。例えば、階段は上と下で同じ照明の入り切りができますね。これは3路スイッチが使用されている典型的なパターンです。
3箇所以上で入り切りできる場合は、3路スイッチと4路スイッチが使用されています。これに関しては、スイッチを開けて、背面を確認しないとわからないので、以下のように確認しましょう。赤枠で囲った0・1・3の数字がふってあるので、3路スイッチであることがわかります。
ここまで、基本的なスイッチの確認をしましたが、こっからはどんなスイッチに交換するかになります。以下のような種類があります。
- 片切りスイッチ
- 3路スイッチ・4路スイッチ
- ほたるスイッチ・パイロットスイッチ
- 人感センサースイッチ
- 調光スイッチ
このようなスイッチの中から、つけたいスイッチを用意します。ここから詳しくそれぞれのスイッチを紹介していきます。
1.片切りスイッチ
片切りスイッチは、照明のスイッチが1箇所です。主に以下の種類があります。
- パナソニック製のフルカラータイプとコスモタイプ
- パナソニック製のアドバンスタイプ
- 神保製のスイッチ
他にもトグルスイッチと呼ばれるおしゃれなものもあります。
このように、他にもいろいろなスイッチの形状があるので、お好みで交換しましょう。
2.3路スイッチ・4路スイッチ
3路・4路スイッチは、一つの照明に対して2つ以上のスイッチでの入り切りができるものです。
主に階段や廊下などで使用されますね。
見た目上は片切りスイッチと似てますが、構造が違います。
スイッチのメーカー形状は、上記の片切りスイッチと同じなので、間違えないように購入しましょう。
このように、一つの照明に対して2つ以上のスイッチでの入り切りができるものが3路・4路スイッチです。
3.ほたるスイッチ・パイロットスイッチ
ホタルスイッチは、照明がついていない時は緑色に点灯し、照明のスイッチを入れたら消灯するスイッチです。
このスイッチの意味としては、暗い中でもスイッチの場所が一目瞭然で確認できる点にあります。
次に、パイロットスイッチとは、照明がついていない時は、消灯し、照明のスイッチを入れたら赤色に点灯するスイッチです。
主に門灯照明やポーチ照明のスイッチとしてる変われます。これの意味としては、宅内からは点灯しているか?消灯しているか?分かりずらい外灯照明がスイッチを見れば一目瞭然ということです。
最後に、このホタルとパイロットランプが一緒になった。パイロットホタルランプスイッチというものもあります。
これは、照明点灯時は、赤くひかり、消灯時は緑色にひかるというスイッチです。これも主に外灯に使用されます。理由は一目で確認できるからです。これに関してはフルカラースイッチは、販売していないので注意が必要です。
このように、スイッチが光るタイプのものがあります。
4.人感センサスイッチ
人感センサスイッチとは、人が近づくと照明が点灯するスイッチです。以下のようなスイッチになります。以下の写真は、パナソニック製の商品になります。
これを使用する場所は、玄関の照明や廊下の照明で使われることが多いです。例えば、荷物を大量に持って帰宅した場合に、人を感知して照明がついてくれれば、両手が塞がっていてもスイッチを押す必要がなくて便利ですね。
このように人感センサ付きのスイッチに交換することも可能です。
5.調光スイッチ
調光スイッチとは、照明の明るさを調整できるスイッチで、以下のスイッチになります。以下の写真は、パナソニック製です。
これの使い方は、明るさを調光できるので、寝室での使用が多いです。注意点としては、スイッチと照明の互換性が重要になってくるので、スイッチを調光に変える場合は、照明も交換する必要があります。
このように、調光スイッチに交換することも可能です。
カバーを変える上での注意点
スイッチを交換するついでにカバーも交換したい場合には、スイッチと同じタイプのカバーに交換する必要があります。その種類とは主に以下の種類があります。
- パナソニックのコスモタイプ
- パナソニックのフルカラータイプ
- パナソニックのアドバンスタイプ
- 神保電器のタイプ
- その他
などがあります。スイッチと同じメーカーであることと、タイプが同じであることが重要です。間違えるとしっかりハマらないので気をつけましょう。
特に、デザインにこだわったカバーは、どのタイプが合うのかしっかり確認した上で購入しましょう。
このようにカバーも交換する場合は、メーカーとタイプをしっかり確認しましょう。
まとめ
ここまで、スイッチについて紹介してきました。まとめると以下の通りです。
スイッチの種類
- 片切りスイッチ
- 3路スイッチ・4路スイッチ
- ほたるスイッチ・パイロットスイッチ
- 人感センサースイッチ
- 調光スイッチ
このようなスイッチの種類があり、お好みに応じて交換可能です。ただし、配線を触る作業ですので、電気工事士の有資格者が行いましょう。
ただし、スイッチカバーのみの交換は、誰でも交換可能です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは。