お家のクロスが汚れて「とれなーーい」と嘆いていませんか。
クロスの汚れには様々な原因があり、頑固汚れはとれないことはあります。
しかし、意外と取れるものも多いです。
この記事では、クロスの汚れの取り方と紹介し、汚れの原因や対策を解説します。
もくじ
クロスの汚れの原因
クロスの汚れには以下の原因があります。
- 油汚れ
- 手垢
- タバコ
- クレヨン・ペンなど
- カビ
- クロス糊(のり)
油汚れ
油汚れは、主にキッチンで多く見られる汚れですね。白いクロスだと黄色っぽい汚れが目立って気になりますね。
放置していると、かなり取りずらい汚れになります。
手垢汚れ
手垢汚れは、お子様がいるご家庭だと、お子さんがクロスをベタベタ触って、黒っぽくなったり茶色っぽくなったり汚れが目立ちますね。
タバコ汚れ
タバコのヤニ汚れは、かなり厄介ですね。全体的に黄ばんできてしまうので、綺麗に取るのは至難の業です。
クレヨン・ペン汚れ
クレヨン・ペンは、お子さんが落書きしたり、何かの拍子で壁にペンが当たって汚してしまったりですね。
カビ
カビは、結露していたり、雨漏れなどで、湿っぽくなっているところに生えます。そのため、クロスの掃除以前にカビが生えてきた原因を探る必要があります。下の写真は、雨漏れによってカビが生えたものです。
クロスだけ綺麗にしても、またカビが生えてくる可能性があるからです。
クロス糊(のり)汚れ
クロス糊とは、クロスを貼る際に糊をつけて貼っています。
クロスを貼る職人さんは余分な糊を拭き取りながら仕上げますが、糊のはみ出しや拭き取りが甘くなったところに茶色い汚れが出ます。
この汚れは、手の届かない天井などに出ることが多いです。おそらく、作業しづらく職人さんのふき取りが甘くなることが挙げられます。
新築時などは、この症状は出ませんが、年数が経つと茶色くなって目立ってきます。拭き取りの甘かった糊の成分がメイラード反応という化学反応を起こすのが原因と言われています。
クロスの掃除の仕方
さて、ここから掃除の仕方に入りますが、次項に出てくる「壁紙の種類」はビニールクロスという壁紙に特化した掃除方法なので注意してください。
ビニールクロスの掃除は、「セスキ炭酸ソーダ」一択でほぼ解決できます。以下のものです。
セスキ炭酸ソーダは、ドラックストアとかいろんな場所で売っていて、手に入りやすいので是非一家に一台持っておくことをお勧めします。
掃除の仕方としては以下のような手順でやります。
- セスキ炭酸ソーダを壁に吹きかける
- 雑巾やスポンジで拭く
- 最後に乾いた雑巾で拭く
です。
しかし、これで落ちないパターンは多いです。そこで壁紙を傷つけないように、柔らかめのブラシ(歯ブラシでもいい)で擦ることをお勧めします。
基本的にクロスはボコボコしてるので、溝に入った汚れは落としにくいです。ブラシは、溝まで綺麗にしてくれるので、優しくクロスを傷つけないように掃除してください。
また、油性のペンなどはこれでは落ちないので、除光液を雑巾につけ叩くように掃除してください。
ただし、クロスの色が落ちないか、目立たないところでまずは試すのが吉です。
このように、壁紙の掃除は「セスキ炭酸ソーダ」でやります。その際、雑巾で落ちない場合は、柔らかいブラシで、優しくクロスを傷つけないようにやりましょう。
壁紙の種類に注意
壁紙の種類によって、掃除が難しいことがあります。壁紙は主に以下の種類になります。
- ビニールクロス
- 紙壁紙
- 珪藻土
- 布の壁紙
- 土壁
ここからそれぞれ解説していきます。
ビニールクロス
ビニールクロスは、日本の壁紙の9割以上で使用してるみたいです。ほぼご自宅のクロスはこれで間違いないでしょう。
特徴としては、水を弾けばビニースクロスです。スプレーをかけてみてチェックしてみるのもいいですね。
今回紹介しているのは、ビニールクロスの掃除方法なので、これなら問題なく掃除していただけます。
このように、ビニールクロスは日本のシェア9割以上です。
紙壁紙
紙壁紙は、欧米製の洗練されたデザインのものや、日本に古くから伝わる和紙などのクロスです。
和紙などの紙が上品な風合いを楽しめ、また調湿性能や消臭効果が期待できます。
これは、水や油に弱いので、水拭きや薬品での掃除は難しくなります。
珪藻土
珪藻土は、吸水性がとても高いという特徴があります。また、火に強く断熱性も高いく、珪藻土の吸水性には、部屋の湿度調整や消臭作用もある素材です。
掃除に関しては難しいので、食べ物や飲み物など液体による汚れが付いてしまった時は、ティッシュペーパーや乾いた布などですぐに吸い取るようにしましょう。
布の壁紙
布の壁紙は、絹や麻などの布を織り合わせて作った壁紙です。調湿調整や吸音効果などがあります。
洋服と同じで布クロス壁紙の汚れは、すぐに乾いた雑巾などで、ポンポンして掃除しましょう。
土壁
土壁とは、自然の土を壁に混ぜた壁材で、水分を吸収することで、部屋の湿度を安定させる役割があります。
水には強くないので、掃除ははたきなどを使って落としましょう。
壁紙が汚れない対策
そもそも、壁紙が汚れないように対策しておくことは大事です。以下のようなやり方があります。
- しっかり換気する
- 家電を壁に近づけない
- こまめなほこり掃除
- 汚れ防止シートを貼る
ここからそれぞれ解説していきます。
しっかり換気する
タバコを吸う時や料理作る際は、しっかり換気をすることが大事です。
特にタバコのヤニによる黄ばみは、壁紙が黄ばんだり、匂いがついたりするので厄介です。しっかり換気するか、外で吸うようにしましょう。
料理に関しても、油煙と呼ばれる油を含んだ煙がキッチン周り以外の様々な壁紙を汚します。油煙は少しずつ壁紙を汚し、気づいたときには壁紙がすでに黄ばんでいたということが多々あります。
そのため、換気がしっかりできてないと意味ないので、定期的に換気扇の掃除も大事です。
このように、タバコや料理をするときはしっかり換気しましょう。
家電を壁に近づけすぎない
家電を壁に近づけてしまうと、静電気が発生して壁紙が黒ずんできます。これは、家電本体やコンセントは静電気を帯びやすく、ホコリや油煙といった周囲の汚れを集めてしまうと言われています。
そのため、冷蔵庫、電子レンジ、トースターなどといった家電は、壁に近づけすぎないようにしましょう。
こまめなほこり掃除
特に凹凸がある壁紙は、ほこりが溜まりやすいので気付かぬ間に、汚れてきます。
はたきやクイックルワイパーなどほこりをとる掃除道具でこまめな掃除が大切です。
汚れ防止シートを貼る
子供やペットが壁を汚してしまう可能性がある場合は、汚れ防止シートはおおすすめです。透明なものからデザイン性のものもあるので、ポイントポイントで使うのは効果的です。
汚れても、拭くか取り替えるかで、壁紙を汚すことを防げます。
まとめ
ここまで、クロスの掃除方法や、汚れの原因、対策を紹介してきました。まとめると以下の通りです。
掃除方法は「セスキ炭酸ソーダ」です。汚れが落ちにくい場合は、柔らかめのブラシ(歯ブラシでもいい)でクロスを傷つけないように擦って落としましょう。
クロス汚れ対策
- しっかり換気する
- 家電を壁に近づけない
- こまめなほこり掃除
- 汚れ防止シートを貼る
このように、クロス汚れは落とせますが、落とせない頑固な汚れもあるので、日頃の汚れ対策は大事です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。