料理中に突然、換気扇からポタポタと水が垂れてきた!」 「もしかして故障?漏電しないか心配……」
キッチンのレンジフードから突然水が垂れてきたら、誰でも慌ててしまいますよね。ですが、どうぞ落ち着いてください。実はこの現象、機械の故障ではなく、特定の環境下で起こる「自然現象」や「経年劣化」が原因であることがほとんどです。
原因が分かれば、適切な対処が可能です。この記事では、メンテナンスのプロの視点から、レンジフードから水が垂れてくる主な2つの原因とその対処法を分かりやすく解説します。
キッチン換気扇(レンジフード)から水漏れする2つの主な原因

レンジフードから水が垂れてくる場合、その水分が「外から入ってきた雨水」なのか、「家の中で発生した結露」なのかを見極める必要があります。
主な原因は以下の2つです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
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ウェザーカバー(屋外フード)からの雨水の侵入
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レンジフード内部での「結露」
ここからは、それぞれの原因が起こる仕組みと、具体的なチェックポイントを解説します。
原因①:ウェザーカバー(屋外フード)からの雨水の侵入
1つ目の原因は、屋外から雨水が入り込んでいるケースです。
換気扇の排気はダクトを通って屋外へ出されますが、その出口には雨風や虫の侵入を防ぐための「ウェザーカバー(屋外フード)」が取り付けられています。

通常は雨が入りにくい構造になっていますが、以下の3つのような悪条件が重なると、雨水が侵入してくることがあります。
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台風などの横殴りの激しい雨:強風で雨が下から吹き上げられると、フードの隙間から入り込むことがあります。
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ウェザーカバー周りのシーリング劣化:外壁とカバーの隙間を埋めるコーキング材(シーリング)が古くなってひび割れると、そこから雨水が浸入します。
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排気ダクトの「逆勾配」:本来、ダクトは雨水が外に流れるように「屋外側を少し低く」設置します。これが逆(室内側が低い)になっていると、入った雨水がそのままレンジフードへ流れ込んでしまいます。
ただし、「普通の雨の日でも水が垂れてくる」「築年数が経っている」という場合は、シーリング切れやダクトの勾配不良といった構造的な問題の可能性があります。これはご自身での対処が難しいため、専門業者による点検をおすすめします。
原因②:レンジフード内部での「結露」
2つ目は、特に冬場に多い「結露」が原因のケースです。
冷たい飲み物を入れたグラスの表面に水滴がつくのと同じ原理です。冬の寒い朝など、冷え切った金属製のレンジフードに、調理で発生した温かく湿った空気が触れることで、フードの表面に結露が発生します。
特に以下のような環境では結露が起こりやすくなります。
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冬の寒い朝晩にコンロを使用した時
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IHクッキングヒーターを使用している家庭

【なぜIHだと結露しやすい?】 ガスコンロは火を使うため、上昇気流が発生してレンジフード自体も温まりやすく、燃焼による排気ガスも一緒に出ていきます。 一方、IHヒーターは火を使わないため、上昇気流が弱くレンジフードが冷たいままになりがちです。そこに調理の湯気(湿気)だけが直接当たるため、非常に結露しやすくなるのです。
【対処法】 結露は故障ではありませんが、放置するとサビやカビの原因になります。水滴が垂れてきたら、こまめに拭き取りましょう。 予防策として、「お湯を沸かす少し前から換気扇を「弱」で回しておき、空気の流れを作っておく」のも効果的です。
このように、レンジフードとの温度差で結露が発生し、水滴が落ちることがあります。
まとめ
レンジフードからの水漏れは、焦らずに原因を見極めることが大切です。まとめると以下の通りです。
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台風や大雨の時だけ垂れるなら、「雨水の侵入」の可能性が高い
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冬場の調理中に垂れるなら、「結露」の可能性が高い
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結露はこまめに拭き取り、雨水侵入が疑われる場合はプロに相談を
木村メンテナンスでは、換気扇の交換だけでなく、「ウェザーカバーのシーリング打ち直し」などのメンテナンスも承っています。
「自分では原因がわからない」「頻繁に水が垂れてきて困る」という場合は、どうぞお気軽にご相談ください。プロの目でしっかりと原因を特定し、適切な修理を行います。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


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