玄関扉の閉まりが早すぎて、「バタン」ってなるのがストレスになってる方や玄関扉がいい位置で止まってくれないと嘆いている方は少なくないと思います。
その現象は、ドアクローザーの調整で直ります。
もちろん、ドアクローザーが壊れていたら調整できませんが、、、
この記事では、ドアクローザーの調整方法を解説していきますので、最後までご覧ください。
ドアクローザーって調整できるの?
ドアクローザーは、ドアの開け閉めを調整するためについているので、ドアのスピードや止めたい位置などを調整することができます。
ドアクローザーがないと、以下のようなストレスがあると思います。
- ドアを閉める時に「バタン」と勢いよく閉まる
- 荷物を運び入れる際に、ドアが固定できずイライラ。
- ドアを開けておいたら思いっきり風で煽られ、ドアが壁に「ドン」とぶつかって破損した
このようなことが起きてしまわないための、ドアクローザーです。
しかし、調整できる範囲はドアクローザーによって違うので、その辺はついているドアクローザーをいじるか、メーカーの取り扱い説明書を参考にしてください。
ただ、調整方法は大体おんなじようなものなので、この記事を見れば見当はつくと思います。
このように、ドアクローザーはドアのスピードや止めたい位置を調整するためについているものです。
ドアクローザー調整方法
ドアクローザーの調整方法は、2つです。
- スピード調整
- ストップ位置の設定
しかし、ストップ位置の設定ができないタイプもあります。大体、マンションやアパートはストップできないドアクローザーが使われていることが多いですね。
ここからそれぞれ説明していきます。
スピード調整
スピード調整は、ドアクローザーによってさまざまですが、大体1〜3段階調整可能です。
以下の写真のように、ドアクローザー側面に調整弁がついています。
メーカーによって、上部についてたり表記がなかったりわかりにくいものもありますが、どこかしらに調整弁はあります。
調整の仕方は、写真のドアクローザーはわかりやすく書いてありますが、大体番号が振ってあります。
この番号の意味は以下の意味です。
- ①は、第一速度の調整ができる→閉まり始め(70度〜85度ぐらい)から30度ぐらいまでのスピード
- ②は、第二速度の調整ができる→閉まる30度ぐらいから閉まるまでのスピード
このドアクローザーは第一速度と第二速度までですが、番号が振ってあったら、「①初めの速さ」「②次の速さ」「③最後の速さ」ということです。
調整方法は、ドライバーでできます。調整弁を「右に回せば遅くなり、左に回せば早くなる」とシンプルなものです。
調整する際は、15°ぐらい回す感じで、少しずつ調整して毎回スピードを確認しましょう。
一気に調整弁を回しすぎると、壊れてしまう可能性があります。少し回すだけで、かなりスピードが変わるので回し過ぎには気をつけましょう。
速度は好みなので、自由ですが、大体6〜8秒で閉まるのが一般的です。
このように、調整弁を少しずつ調整して、理想の速度にしていきましょう。
ストップ位置の設定
次に、ストップ位置の設定です。
ドアクローザーによってやり方はさまざまですが、基本的に以下のところで調整します。
このドアクローザーのストップ調整は、扉を止めたい位置まで開け、写真にあるネジを締めます。以下のような感じです。
こうすることで、止めたい位置を設定できます。他には、上部のボルトを閉めて固定するタイプや、つまみを回すタイプなどメーカーによってさまざまですが、大体この辺で調整します。
このように、止めたい位置まで扉を開け、ストップ位置を設定してください。ドアクローザーによって仕様は違いますが、仕組みは大体同じなので、この辺をいじってください。
注意事項
たまに、扉が閉まる最後の方で、急に早くなり「バン」と閉まってしまう。という事例があります。
その原因は、ドアクローザーのアームと扉が並行になっていないために起きます。アームが長すぎるためにこの現象が起きてしまうので注意しましょう。
以下のように並行になっているか確認しましょう。
アームが長すぎて並行になっていないようでしたら、アームの長さを調整する必要があります。
その場合はアームと連結している箇所を外し、短く調整しましょう。
このように、アームと扉が並行になっていないと、最後の方で制御が効かなくなり、勢いよく閉まってしまう現象があるので、注意しましょう。
まとめ
ここまで、ドアクローザーの調整方法を解説してきました。まとめると以下の通りです。
- スピード調整は、ドアクローザーによって様々だが、1~3段階スピードを調整できる。その際には、調整弁を少しずつ回し、その都度確認しながら好みの速さに調整する。
- ストップ位置調整は、扉を止めたい位置まで開け、アームの根本あたりを固定する。
このような感じで調整できます。メーカーによって仕様はさまざまだが、基本的には仕組みは一緒なので参考になれば幸いです。
それでは。