家の中で「ぶおー」という音に悩まされてないでしょうか?
それ、もしかしたらテレビアンテナの共振によって発生している騒音かも知れません。
この記事では、アンテナが風によって起こってしまう騒音についての対策を紹介していきます。
アンテナで騒音が起こる仕組み
八木式アンテナ(UHFアンテナ)やVHFアンテナは、魚の骨みたいなアンテナです。以下のものです。
ちなみに、UHFアンテナは、地デジのアンテナです。VHFアンテナは、地上アナログ放送の時に使われていたアンテナで、現在はラジオのFM放送を受信する際に使われます。
このアンテナの素子部分が風で振動して、他の素子やポールに振動が伝わる、「共振」が起きます。この現象によって家の躯体まで振動が伝わり、家の中で「ぶおー」といったような騒音が発生する事例があります。
素子部分とは、横に伸びてる棒のことで、電波をキャッチする部分です。以下のことです。
原理的に、VHFアンテナの方が素子部分が長いので、風に煽られ共振を起こす可能性が高いです。
結構家の中まで響くので、「夜寝れない」「ヘリコプターが上空を飛んでる?」といったように、かなりのストレスを抱えてる方も散見されます。
このように、テレビアンテナが風で共振を起こし、家の中で騒音が起こる現象です。
アンテナの騒音対策
アンテナの騒音対策として、以下のことがあります。
- アンテナを変える
- 共振が起こらないように固定する
ここからそれぞれ解説していきます。
アンテナを変える
アンテナにも、数種類あります。デザインアンテナ(平面アンテナ)やユニコーンアンテナというものがあります。
この二つは、八木式アンテナ(UHFアンテナ)と比べると価格は高くなりますが、素子が中に内臓されているので、騒音が起きる可能性は極めて低いと言えます。
また、そもそもアンテナを立てずに、ケーブルテレビや光テレビに変更することもできます。この場合は月額料金がかかってしまいますが、アンテナによる騒音は全く気にしないでいいです。
このように、アンテナをデザインアンテナやユニコーンアンテナに変えるか、そもそもアンテナを立てない、ケーブルテレビや光テレビと契約する方法があります。
共振が起こらないように固定する
次に、八木式アンテナ(UHFアンテナ)やVHFアンテナで共振が起こらないように、素子を固定する方法や素子に重りをつけて風で揺れても共振が起きないようにする方法があります。
以下のような感じで、工夫して揺れを抑えます。決まった方法があるわけではないので、いかに共振を起こさせないかが大事です。
このような感じで、素子を固定する方法もあります。
まとめ
ここまで、アンテナが風によって起こる騒音について解説してきました。まとめると以下の通りです。
風によって、素子部分が揺れ、それによって他の箇所も揺れ出す。共振という現象が起き、宅内まで騒音が響き渡るという現象です。
この騒音を防ぐためには
- アンテナを変える→デザインアンテナかユニコーンアンテナ
- そもそもアンテナを立てない→ケーブルテレビか光テレビと契約
- アンテナが揺れないように固定→共振が起きにくいように、針金などで固定。おもりをつけるなどの工夫をする
このように、「ぶおー」という謎の音はアンテナが原因かも知れません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。