LED照明器具の寿命は?何年で交換すれば良い? 

 

LED照明器具やLED電球の寿命はどのくらい?何年で交換すればいいいのか?

などといった疑問があり、この記事を開いたと思います。

この記事を見れば、LEDの寿命や交換時期、LED照明器具やLED電球の選び方がわかります。最後までお読みください。

LED照明の寿命

LED照明の寿命は、約40,000時間で、白熱電球の40倍、蛍光灯の4~5倍の寿命であると言われています。

40,000時間というと、一日10時間照明を利用して、一年間(365日)で計算すると3650時間ですね。

となると約10年間使用することができる計算になります。一日10時間照明をつけっぱにすることはなかなかない事だと思うので、理論的にはとてつもなく長い間ということになります。

しかし、LED照明は30,000時間を過ぎると劣化が始まると言われ、8〜10年を目安にLEDの交換を推奨しています。

このように、LED照明の寿命は約40,000時間と言われているが、8〜10年を目安にLEDの交換をおすすめします。

LED照明の寿命が近づいてきた時のサイン

ここから、LED照明の寿命が近づいてきたといきのサインをご紹介します。

  • LED照明の照度が暗くなった
  • LED照明が点滅する
  • スイッチを入れても点灯しなくなった

ここからそれぞれ解説していきます。

LED照明の照度が暗くなった

以前よりLED照明が暗くなったと感じる場合は、寿命が近づいているサインです。

LEDは電気を流すと発光する半導体の一種で、経年劣化によって徐々に滅光する性質を持っています。

このように、LED照明が以前より暗くなったと感じたら、交換のサインです。

LED照明が点滅する

LED照明・LED電球が点滅し出したら、交換のサインです。

LEDは、LEDチップと言われる部分が発光する仕組みです。しかし、白熱球のように簡単な仕組みではなく、さまざまな材料が使われています。

例えば、交流を直流に変える「整流器」や放熱効果を高めるためのヒートシンクが取り付けられています。

そのため、LEDチップの寿命は長いが、それ以外の不具合で、全然使用していないのに点滅し出すことはあります。

このように、LED照明・LED電球が点滅し出したら、交換する必要があります。

スイッチを入れても点灯しなくなった

スイッチを入れても点灯しなくなった場合は、スイッチの故障かLED照明の故障が疑われます。

基本的に、スイッチは「カチッカチッ」と切り替わっているようなら問題ない可能性が高いです。

その場合は、LED照明が故障してる可能性が高いと思われますが、調査しないと原因が特定できません。電気屋さんに調査を依頼するか、LED電球なら交換してみるか試してください。

どちらにしろ、LED照明交換の場合は、配線をいじらなきゃいけないので、電気工事士の資格が必要になります。この資格がないのならば、交換できないので電気屋さんに調査も兼ねて依頼しましょう。

このように、スイッチを入れても点灯しなくなった場合は、スイッチの故障かLED照明の故障が疑われるので、LED照明の交換の前に調査が必要です。

LED照明・LED電球は何を選べばいい?

LED照明・LED電球は、取り付ける場所によって選び方に注意が必要です。

その場所にあった、LEDを選ばなければなりません。以下の状況で照明・電球を交換する場合は、しっかりその場所にあったものを選びましょう。

  • 屋外の照明・電球をLEDに交換したい
  • お風呂場の照明・電球をLEDに交換したい
  • ダウンライトの電球をLEDに交換したい
  • 調光機を使用している照明・電球をLEDに交換したい

ここからそれぞれ解説していきます。

屋外の照明・電球をLEDに交換したい

屋外のLED照明を交換したい場合は、屋外用のものを選ばないといけません。

なぜならば、屋外用の照明は、雨や日光などといった外的要因で劣化しやすく不具合が生じやすいので、防水性や耐候性がしっかりしていることが大事だからです。

屋内用のLED照明を屋外につけた場合は、防水性がないため雨が侵入して漏電する可能性があります。

そして、耐光性もないためカバーが劣化し、変形したりする可能性があります。

また、門灯やポーチライトの電球をLED電球に交換したい場合も、カバーで密閉されても大丈夫なLED電球を選びましょう。LED電球を購入する際に、屋外OKの表示があるものがあるのでそれを選びましょう。

このように、屋外のLED照明は屋外用のものを選んで交換しましょう。LED電球交換の場合は、屋外OKの表示があるものを選びましょう。

お風呂場の照明・電球をLEDに交換したい

お風呂場のLED照明・LED電球を交換したい場合は、「密閉形器具対応」の照明・電球を選びましょう。

LED電球は熱に弱く、白熱電球ほど高温にはならないものの発熱はします。
放熱を妨ぐカバーで覆われた密閉型器具は、短寿命の原因となります。そのため密閉型器具に対応したものをお選びましょう。

このように、お風呂場は「密閉形器具対応」のLED照明・LED電球に交換しましょう

ダウンライトの電球をLEDに交換したい

ダウンライトをLED電球に交換する場合は、断熱材施工器具対応LED電球に交換しましょう。

天井等に敷き詰められた断熱材を持ち上げるようにして、取り付けられた照明器具を「断熱材施工器具」と呼びます。主にダウンライトがそうですね。
この断熱材施工器具でLED電球を使用した場合、断熱材で熱がこもり短寿命や火事の原因となり大変危険です。
全てが断熱材で覆われている訳ではないですが、断熱材施工器具対応のLED電球に交換するのが違いないです。

このように、ダウンライトは、断熱材施工器具対応LED電球に交換しましょう。

調光スイッチを使用している照明をLEDに交換したい

調光スイッチを使用している照明を交換したい場合は、調光機能対応のLED照明・LED電球に交換する必要があります。

調光スイッチとは以下のようなスイッチです。

これで明るさを調整するスイッチです。

調光機能が付いた器具に調光器対応でない照明や電球を使用すると、極端な短寿命になったり、器具破損の原因になったりするので必ず調光器対応のLED照明やLED電球を選びましょう。

このように、調光スイッチがある場合は、調光機対応のLED照明・LED電球に交換しましょう。

まとめ

ここまでLEDの寿命や交換時期、LED照明器具やLED電球の選び方を解説してきました。まとめると以下の通りです。

  • LEDは約40000時間。大体8〜10年で交換が理想。
  • LEDは、照度が暗くなった・点滅するようになった・急につかなくなったら交換しましょう。
  • LED交換には注意が必要で、その場所にあったLEDを選ばなければならない。

LEDは長寿命で、W数も低いので経済的です。ただし、構造が複雑なので、不具合が起きることもあり、その場合は交換が必要になります。そして、使用場所の制限もあるのでその辺は注意をしてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。