「スマホの充電器、コンセントに挿して!」 「コードの先のプラグが曲がっちゃった…」
普段何気なく使っている言葉ですが、ふとした瞬間に「あれ?壁にあるのがコンセントだっけ?プラグだっけ?」と迷うことはありませんか? 毎日触れるものなのに、意外と名前の違いをはっきりと把握していない方は多いものです。
実は、この2つの違いを知っておくと、家電の説明書を読む時や、いざという時の修理依頼でとても役に立ちます。 さらに、コンセントには「左右で穴の大きさが違う」という秘密があるのをご存知でしょうか?
この記事では、電気設備のプロの視点から、コンセントとプラグの違いと、知っていると少し役立つ「電気の向き」の豆知識について分かりやすく解説します。
コンセントとプラグの決定的な違い
結論から言うと、この2つは「受ける側」か「差し込む側」かで見分けます。 それぞれの役割は以下の通りです。
具体的には、以下の2つに分類されます。
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コンセントとは(壁にある受け口)
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プラグとは(コードの先端)
ここから、それぞれ解説します。
コンセントとは(壁にある受け口)

コンセントとは、壁や延長コードについている「電源の差し込み口(穴)」のことです。 電気が来ている「受け側」ですね。
壁に埋め込まれているものや、テーブルタップのように穴が空いているものがこれにあたります。 日本では「コンセント」と呼びますが、英語圏では「アウトレット(Outlet)」や「ソケット(Socket)」と呼ばれることもあります。
このように、穴が空いていて電気を供給して待っている方がコンセントです。
プラグとは(コードの先端)

プラグとは、家電製品のコードの先についている「突起した金属板(差し込む部分)」のことです。 電気をもらいに行く「差し込み側」ですね。
2本の金属板(刃)が突き出ていて、これをコンセントの穴に差し込むことで電気が流れます。
ちなみに、金属板の先端に小さな穴が空いているのを見たことはありませんか? あれは、コンセントの中にあるバネがカチッとはまり、簡単に抜け落ちないようにロックするための穴なのです。
このように、コードの先についていて、コンセントに挿入する方がプラグです。
知っていると自慢できる「左右の穴」の違い
コンセントとプラグの違いが分かったところで、もう少しマニアックな知識をご紹介します。
家の壁にあるコンセントをよーく見てみてください。 実は、左右の穴の長さ(幅)が微妙に違うことに気づくはずです。以下の画像で確認できます。

具体的には、以下の3つの秘密があります。
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左の穴は「コールド(接地側)」
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右の穴は「ホット(非接地側)」
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向きを合わせると「ノイズ」が減る
ここから、それぞれの秘密を解説します。
左の穴は「コールド(接地側)」
コンセントを正面から見て、左側の穴をよく見ると、右側よりも少しだけ(約2mm)長くなっています。 こちらは「コールド(接地側)」と呼ばれています。
「接地」という名前の通り、地面(アース)と繋がっていて、電気の帰り道となる役割を持っています。
一般的に、こちら側の電圧は0Vに近いため、万が一触れても感電のリスクは低いですが、絶対に真似して触らないでくださいね。
右の穴は「ホット(非接地側)」
一方、右側の短い穴は「ホット(非接地側)」と呼ばれています。 こちらからは、常に100Vの電気が来ています。
検電ドライバーなどの道具を挿すと、この右側の穴だけ反応して光ります。 つまり、こちらから電気が入ってきて、家電を動かし、左側の穴から帰っていく、という流れになっています。
向きを合わせると「ノイズ」が減る
「じゃあ、プラグを挿す向きも決まっているの?」と思いますよね。 実は、プラグ側にも向きの指定がある場合があります。
プラグのコードをよく見ると、片側にだけ白いラインが入っていたり、文字が書いてあったりすることがあります。また、プラグの金属の幅が片方だけ広いものもあります。
その「印がある方(または幅が広い方)」を、コンセントの「左側(長い穴)」に合わせて挿すと、電気の流れる向きが整います。
普通に逆に挿しても家電は問題なく動きますが、オーディオ機器やテレビなどの場合、向きを合わせることで電気的な雑音(ノイズ)が減り、音や画質がクリアになると言われています。
「こだわりのある方は合わせる」くらいの感覚で大丈夫ですが、一度試してみるのも面白いかもしれません。
まとめ
普段何気なく使っているコンセントとプラグですが、明確な役割の違いがあります。まとめると以下の通りです。
- コンセント:壁にある「穴」(受け側)
- プラグ:コードの先の「金属」(差し込み側)
- コンセントの穴は、左が少し長く、右から電気が来ている
「コンセントが割れてしまった」「プラグが焦げている」といったトラブルの際は、どっちが原因かを正しく伝えることでスムーズな修理が可能です。
電気周りのトラブルでお困りの際は、木村メンテナンスまでお気軽にご相談ください。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


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