8畳程度のお部屋の明るさは、どのくらいが良いのか?電球は何がいいのか?とお困りの方は少なくないと思います。
実際、「明るさは、このぐらいでなければならない」ということはなく、基本的に好みです。しかし、ある程度の基準があれば、明るさを選びやすいかなと思います。
そこで、この記事では、8畳の電球の明るさはどのくらいが良いかを解説していきます。
8畳に必要な明るさはどのくらい?
8畳の電球の明るさは、畳数×400lm(ルーメン)と言われています。ルーメン(lm)とは明るさの単位です。
なので、8×400=3200lmぐらいが良いかなという具合です。目安として、2800lm〜3800lmぐらいの明るさが良いです。LED電球を複数組み合わせた合計でもいいですし、シーリングライトを6〜8畳のを選べば良いです。
また、白熱電球は明るさの表示がW(ワット)で表現されていますが、以下ではルーメンに変換したので参考にしてください。
- 20W→170lm以上
- 30W→325lm以上
- 40W→485lm以上
- 60W→810lm以上
- 80W→1160lm以上
- 100W→1520lm以上
上記の明るさを参考に、白熱電球では、100Wを2つ使用したり、60Wを4つ使用したりして明るさを調整してください。また、LEDに関しては、”電球の色”が以下の種類の中から選べます。
- 電球色→オレンジがかったあったかい色味
- 温白色→オレンジと白の間のリラックスできる色味
- 昼白色→太陽光のような白っぽいスタンダードな色味
- 昼光色→青みがかった集中しやすい色味
このように、8畳の電球の明るさは、約2800lm〜3800lmぐらいを目安にし、お好みで色味の選択をしましょう。基本的に白っぽい色が明るく感じやすいです。
明るさの単位はルーメンとルクス
白熱球の場合では、明るさの単位はワットで表記されることが多かったですが、ワットは厳密にいうと、消費電力のことで、どのくらい電気を消費するのか?という単位です。
明るさを表す単位は、以下のものです。
- ルーメン(lm)
- ルクス(lx)
この二つが明るさを表す単位ですが、一体どんな違いがあるのでしょうか?ここからそれぞれの役割を解説していきます。
ルーメンとは?
ルーメン(lm)とは、光源(照明)から放射される光の量のことです。光源から放射される全方向の明るさを「全光束」といい、これを明るさの指標にすることが多いです。
ルーメンの数字が大きくなるほど、明るくなっていきます。
実際、聞き馴染みがないと思うので、あまりしっくりこないかもしれませんが、シンプルに明るさの単位と認識しておきましょう。
現在は、LEDの明るさの単位でルーメンが採用されています。今後メジャーな単位になっていくので、理解しておきましょう。
このように、ルーメンとは照明から放たれる”光の量”を表しています。
ルクスとは?
ルクス(lx)とは、光に照らされた面の明るさを表す単位です。
例えば、リビングの照明が3200ルーメンだとします。机の上に照らされる明るさは、500lx。床の角っこのフローリングは、200lxといったような具合です。
ルクスも、数字が大きくなるほど明るくなっていきます。
このように、ルクスとは、照らされた面の明るさ、照度のことなので、同じ明るさを示すルーメンとは似て異なるものです。
まとめ
ここまで、7畳の電球の明るさはどのくらいが良いかを解説してきました。まとめると以下の通りです。
- 畳数×400lmなので、8×400=3200lm程度
- ルーメンとは照明から放たれる”光の量”
- ルクス(lx)とは、光に照らされた面の明るさ
このぐらいの知識があれば、明るさはどのくらいがいいか見えてくると思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。