【エアコンのアース】コンセントにない場合は?室外機で取る方法と必要性をプロが解説

「エアコンのコンセントにアース端子がない!」 「古い家だけど、アースなしで使っても大丈夫?」

エアコンを取り付ける際、あるいはふとコンセントを見た時に、アース(緑と黄色の線)が繋がっていないことに気づいて不安になる方は少なくありません。

結論から言うと、エアコンのアース接続は「必須」です。 法律(内線規程)でも義務付けられていますが、何より「命とエアコンを守るため」に絶対に欠かせません。

この記事では、現役の電気工事士が「なぜエアコンにアースが必要なのか」そして「コンセントにアースがない場合の対処法」を解説します。

目次

エアコンのコンセントにはアースが必須!

現在、エアコンの設置にはアース工事が義務化されています。

2022年の内線規程の改定により、エアコンに限らずキッチンや洗面所など「水気のある場所」のコンセントには、アース(接地極)付きコンセントの設置が義務となりました。

  • 200Vのエアコン:昔からアース工事が義務。
  • 100Vのエアコン:現在は原則義務(湿気の多い場所と見なされるため)。

しかし、築年数の経った住宅では、エアコン用コンセントにアース端子が来ていないことがよくあります。その場合はどうすればいいのか?(後ほど「室外機での対処法」で解説します!)

このように、水気のある場所や湿気の多い場所が義務化されています。

なぜ必要?エアコンのアースの2つの役割

「今までアースなしでも動いていたから大丈夫でしょ?」と思うのは危険です。アースには大きく以下の2つの役割があります。

  1. 感電・火災の防止
  2. 雷やノイズから守る

ここからそれぞれ解説していきます。

1. 感電・火災の防止(人の命を守る)

エアコンは、空気を冷やす際に内部で結露水(ドレン水)が発生します。 もしエアコン内部で漏電が起きた時、この水が電気を伝って、触れた人が感電する恐れがあります。

アースがあれば、電気を地面に逃がしてくれるので感電を防げます。

また、漏電した電気が行き場を失うと、火花(スパーク)が発生し、溜まったホコリに引火して火災になるリスクもあります。これらを防ぐのがアースの最大の役割です。

このように、アースを接続することによって、感電防止や火災の防止につながります。

2. 雷やノイズから守る(エアコンを守る)

最近のエアコンは「インバーター」などの精密な電子基板で制御されています。 近くに雷が落ちた際、過電流が電線を伝ってエアコンに侵入することがありますが、アースがあればその電気を地面に逃がし、基板が焼き切れるのを防ぐことができます。

また、家電製品から出る「電磁波ノイズ」を逃がし、誤作動を防ぐ効果もあります。

このように、アース線は、雷被害からエアコンを守ってくれる役割があります。

コンセントにアースがない!「室外機」で取ればOK?

「うちのエアコンコンセント、アース端子がない…」 そんな場合でも安心してください。「室外機」側でアースを取れば問題ありません。

室内機と室外機は繋がっている

実は、エアコンの室内機と室外機は、連絡電線で電気的に繋がっています。 そのため、以下のどちらか一方でアースが取れていれば、全体がアースされていることになります。

  1. コンセント(室内機)でアースを取る(基本)
  2. 地面(室外機)でアースを取る(コンセントにない場合)

室外機でのアースの取り方

一戸建ての1階に室外機がある場合などは、電気工事士に依頼して”「アース棒」”という金属の棒を地面に打ち込み、室外機のアース端子と繋ぐことで対応できます(D種接地工事)。

「古い家だからコンセント工事は大変…」という場合でも、この方法なら壁を壊さずに安全を確保できることが多いです。

まとめ

ここまで、エアコンにアースが必要な理由を紹介していきました。理由としては以下の通りです。

    1. アースは必須(感電・火災・故障予防)
    2. コンセントになければ、室外機で取ればOK
    3. どちらも繋がっていない状態が一番危険

    特にこれからの季節、雷やエアコンの故障トラブルを避けるためにも、一度ご自宅のエアコンコンセントを確認してみてください。 「アースが付いていない」「室外機のアース工事をしてほしい」という場合は、お近くの電気工事店(木村メンテナンスなど)にご相談ください。

    ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

    それでは。

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    この記事を書いた人

    1988神奈川県生まれ。

    【趣味】
    サーフィン:休日の最高のリフレッシュ。
    コーヒー:朝、自分でドリップしたコーヒーがちょっとした楽しみ。

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