【命を守る知識】家庭内で感電する5つの危険ポイントと絶対に知っておくべき対策

「家庭用の100V電源くらいなら、感電してもビリッとするだけでしょ?」 もし、あなたがそう思っているなら、それは大きな間違いです。

感電は、最悪の場合、死に至るほど危険な事故です。家庭用の電気であっても、条件が重なれば命を落とす可能性があります。

しかし、ただ闇雲に怖がる必要はありません。感電の仕組みと、家庭内のどこに危険が潜んでいるかを知れば、適切な対策で事故を未然に防ぐことができます。

この記事では、電気工事のプロの視点から、「感電とは何か」という基礎知識と、「家庭内で特に注意すべき5つの危険ポイント」を具体的に解説します。あなたと家族の安全を守るために、ぜひ最後までお読みください。

目次

そもそも「感電」とはどういう状態?

感電とは、人体に電流が流れ、衝撃を受けることです。

通常、電気は電線の中を流れていますが、何らかの原因で電気が外に漏れ出している場所(漏電している機器など)に触れると、電気が人体を通って地面(アース)に向かって流れようとします。この時、体が電気の通り道になってしまう状態が「感電」です。

例えば、以下のような状況です。

  • 被膜が破れて中の銅線がむき出しになったコードに触れた。

  • コンセントの穴に金属の棒を差し込んだ。

【重要なポイント】 電気は「電圧が高い場所」から「電圧が低い場所(地面など)」へ流れようとする性質があります。つまり、理論上は、地面や電気を通すものに一切触れていない状態(完全に絶縁された状態)であれば、電線に触れても電気は体を通って流れていかないため、感電しません。(※非常に危険ですので絶対に試さないでください)

このように、人体が電気の通り道になった時に感電します。

電流の強さと人体への影響

感電した時の被害の大きさは、体に流れた「電流の強さ(mA: ミリアンペア)」によって変わります。

【電流の強さと症状の目安】

電流の強さ 症状の目安
1mA ビリッと感じる程度
5mA かなりの痛みを感じる
10mA 耐えられないほどの激痛
20mA 筋肉が激しく収縮し、動けなくなる(感電源から離れられなくなる)
50mA〜 意識を失う、心臓がけいれん(心室細動)を起こし、非常に危険な状態になる
100mA〜 適切な処置が遅れると死に至る

さらに、以下の3つの条件も被害の大きさを左右します。

  1. 電流が流れた時間: 長いほど危険。

  2. 電流の経路: 心臓や脳を通るルートは特に危険。

  3. 電流の種類: 一般的に、家庭用の「交流」は電池などの「直流」より危険度が高い。

わずかな電流でも、条件によっては命に関わる重大な事故につながるのです。

このように、少ない電流で大きな被害が生じます。また、電流、時間、経路、電流の種類によっても、被害が変わります。

家庭内で感電事故が起きやすい5つの危険な状況

家庭内には、感電のリスクが高まる特定の状況があります。 特に注意すべきなのは、以下の5つのポイントです。

  • 漏電ブレーカーが付いていない

  • 濡れた手で電気器具を触る

  • 壊れている電気器具を使っている

  • コンセントにイタズラをする

  • アース線をつけていない

ここから、それぞれの状況と対策を解説します。

1. 漏電ブレーカーが付いていない

分電盤(ブレーカーボックス)の中には、通常、電気の使いすぎで落ちる「安全ブレーカー」の他に、「漏電ブレーカー」が設置されています。

漏電ブレーカー(通常、真ん中にあるテストボタン付きのもの)を赤枠で囲で囲ってます。

一般家庭には、基本的に設置されていますが、古いタイプのブレーカーには設置されていない可能性もあるので、有無をチェックしましょう。

これがないと漏電していても電気の流れが止まらずに、感電のリスクがかなり高まります。

このように、漏電ブレーカーが付いていないと大変危険ですので、必ずご自宅の分電盤を確認し、付いていない場合は早急に電気工事店へ相談してください。

2.濡れた手で電気器具を触わる

濡れた手で、電気器具に触るのは危険です。

水は電気を非常に通しやすい物質です。 濡れた手でスイッチやコンセントに触れると、水が電気の通り道となり、体内に電気が流れやすくなります。

また、機器の内部に水が侵入してショートや故障の原因にもなります。水回りで電気製品を使う際は、必ず手を拭いてから操作しましょう。

3.壊れている電気器具は使っている

コードが傷ついて中の銅線が見えていたり、プラグが割れていたりする電気器具を使い続けるのは大変危険です。

ふとした拍子にむき出しの銅線に触れてしまえば、ダイレクトに感電します。

不具合のある器具は絶対に使用せず、修理するか買い替えてください。

4.コンセントにイタズラをする

小さなお子さんがいるご家庭では特に注意が必要です。

コンセントの穴にヘアピンやクリップなどの金属を差し込むと、100Vの電圧が直接体に流れ、重大な感電事故につながります。使っていないコンセントには「コンセントカバー」や「コンセントキャップ」を取り付け、事故を未然に防ぎましょう。

5.アース線をつけていない

洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、温水洗浄便座など、水気や湿気の多い場所で使う家電には、緑色や黄色の細い線(アース線)が付いています。

これは、万が一漏電した際に、電気を安全に地面へ逃がすための命綱です。

アース線をつないでいないと、漏電した家電に触れた瞬間に感電してしまいます。面倒くさがらず、必ずアース端子に接続してください。

まとめ

感電は、家庭用の電気であっても命に関わる非常に危険な事故です。まとめると以下の通りです。

  • 感電とは、体が電気の通り道になること

  • 家庭用100Vでも、動けなくなるほどの電流が流れる可能性がある

  • 「濡れた手」「壊れた器具」「アース未接続」などが事故の引き金になる

  • 「漏電ブレーカー」は命を守る最後の砦

電気は便利な反面、使い方を誤ると大きな危険を伴います。 正しい知識を持ち、危険なポイントを避けることで、感電事故のほとんどは防ぐことができます。

もし、ご自宅の電気設備に不安がある場合や、漏電ブレーカーの設置、アース工事などが必要な場合は、木村メンテナンスまでお気軽にご相談ください。プロの視点で安全な電気環境を整えます。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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この記事を書いた人

1988神奈川県生まれ。

【趣味】
サーフィン:休日の最高のリフレッシュ。
コーヒー:朝、自分でドリップしたコーヒーがちょっとした楽しみ。

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