【床下のカビ対策】見えない恐怖!原因の特定からプロの解決法まで解説

「最近、1階の部屋や押し入れがカビ臭い……」 「床下収納を開けたら、中の荷物がカビていた」

そんな不快な臭いや湿気の原因は、「床下」に潜んでいるかもしれません。 床下のカビは、市販の除湿剤を置くだけでは根本的な解決になりません。放置すると健康を害するだけでなく、家の柱を腐らせ、資産価値を大きく下げてしまう恐れがあります。

この記事では、メンテナンスのプロが「なぜ床下にカビが生えるのか」という原因と、「今すぐすべき対策」をわかりやすく解説します。

目次

床下にカビが発生する「4つの条件」とは?

カビは、以下の4つの条件が揃った時に爆発的に繁殖します。

条件 内容
湿度 70%以上(80%を超えると活発に)
温度 20〜35度(人間が過ごしやすい温度)
栄養分 ホコリ、汚れ、木材の成分、雑菌
酸素 わずかな空気があれば生存可能

このうち、私たちがコントロールできるのは「湿度」「栄養分(掃除)」です。 特に床下は、一度湿気が溜まると逃げ場がないため、カビにとって最高の環境になりやすいのです。

プロが教える!床下カビの主な原因6選

ここから、床下でカビが発生する原因を考察していきます。以下の状況が、考えられます。

  1. 排水管からの漏水(過去のトラブルも含む)
  2. 床上・床下浸水の経験
  3. 元々の土壌が「湿地帯」だった
  4. 周囲の土地より家が低い
  5. 換気口が塞がれている
  6. 新築時のコンクリートの水分(意外な盲点!)

それぞれ解説していきます。

① 排水管からの漏水(過去のトラブルも含む)

キッチンやトイレなどの排水管から漏水したことがある場合、床下に栄養分を含んだ水分が溜まります。 水が引いた後も、湿った土壌はカビの温床となります。

② 床上・床下浸水の経験

台風や豪雨で一度でも浸水したことがある家は要注意です。 見た目が乾いても、基礎の隅に菌が残り、数年かけてカビが広がることがあります。

③ 元々の土壌が「湿地帯」だった

もともと田んぼだった、沼地だったということだと、そもそもの土壌の水はけが悪く、土に湿気が多く含まれています。

こうなると、どうしても下からの湿気が他の土地より高くなる環境です。そのため、床下の湿気が常に高くなり、カビが生えやすい環境ができてしまいます。

④ 周囲の土地より家が低い

周囲の土地よりも家の土壌面が低い場合は、雨水が流れ込みやすくなります。すると、床下に湿気が溜まりやすい状況になり、カビが発生しやすくなります。

例えば、大きい視点だと、周りが山に囲まれている盆地は湿気が溜まりやすいです。やはり湿気が溜まりやすいと、カビは発生しやすくなります。

⑤ 換気口が塞がれている

基礎の換気口が、室外機やプランターなどで塞がれている場合は、湿気がこもりカビが発生しやすくなります。

基礎の周りは、何箇所か換気口が設置されてることがほとんどなので、塞がないように意識しましょう。

⑥ 新築時のコンクリートの水分(意外な盲点!)

実は新築から1〜2年はカビが生えやすい時期です。 基礎のコンクリートが完全に乾く過程で大量の水分を放出するため、床下の湿度が急上昇するからです。

新築だからこそカビが発生しやすい状況になるので、防カビ対策は大事です。

放置厳禁!カビが招く「健康被害」と「シロアリ」の恐怖

カビは、健康被害や家屋の被害にもつながる厄介な物です。カビによる以下のような状況が予想されますので、気をつけましょう。

  • カビの健康被害
  • シロアリの発生
  • 腐朽菌の発生

ここからそれぞれ解説していきます。

 カビの健康被害

カビは、空気を通じて家の内部に胞子を放出し、以下のようなアレルギーや呼吸器系の被害をもたらす可能性があります。

  • アトピー性皮膚炎
  • 蕁麻疹
  • 鼻炎
  • 喘息
  • 結膜炎
  • 肺炎

もちろん、人によってその症状は様々です。ひどくなる人がいたり、全く問題なかったりします。人それぞれの体の強さにもよりますが、カビは健康に良くはないです。

シロアリが発生する

カビとシロアリは似ています。それは、高温多湿の環境を好むということです。そのため、カビが繁殖しているということは、シロアリも繁殖する可能性があります。

シロアリは、木造の柱や基礎部分をかじってボロボロにしてしまいます。こうなると家の強度が落ちるのは時間の問題です。

知らずに放置すると家の寿命が短くなったり、地震などで倒壊しやすくなったり大変危険です。カビの調査とシロアリの調査は一緒にやりましょう。

腐朽菌が発生しやすくなる

腐朽菌とは、木材を腐らせる菌です。これは、含水率が20%を超えると発生しやすくなります。

例えば、カビが大量発生して木材を覆うと、水分が蒸発しにくくなるため、木材の含水率が上昇して腐朽菌が発生します。特に30℃前後がもっとも発育に適しているため、高温多湿になりやすい床下は注意が必要です。

繁殖すれば多くの木材が腐り、耐久力が下がって家の寿命が短くなってしまうので、怖い菌だと言えます。

このように、カビの発生によって木材の水分が上昇し、腐朽菌が増え木材を腐らせる可能性があります。

床下のカビ対策!プロはどう解決する?

床下の作業は狭く暗いうえ、強力な防カビ剤を扱うため、個人で行うのは非常に危険です。 専門業者に依頼し、以下のステップで根本解決を目指しましょう。

  1. 徹底除去: 専門の薬剤でカビを死滅させ、拭き取ります。

  2. 防カビコーティング: 再発を防ぐため、木部に防カビ剤を塗布します。

  3. 環境改善(再発防止):

    • 換気口の確保: 通気を妨げるものを撤去します。

    • 床下調湿材の散布: 湿度を自動でコントロールする資材を敷きます。

    • 床下換気扇の設置: 強制的に空気を入れ替え、湿気を排出します。

このような流れでカビの除去をしていきます。床下のカビは。とても素人には対応できないので、専門業者に依頼しましょう。

まとめ

ここまで、床下のカビについて解説してきました。床下のカビは目に見えない場所で発生しますが、放置すると家全体の寿命を縮める「住まいのSOS」です。まとめると以下の通りです。

    • カビの発生条件を遮断する: 湿度を下げ、通気を確保することが第一歩です。
    • 不具合のサインを見逃さない: 「カビ臭い」「床下収納が湿っぽい」と感じたら、どこかに原因が潜んでいます。
    • 二次被害を防ぐ: カビが発生しやすい環境は、シロアリや腐朽菌を招く恐れがあるため注意が必要です。

    木村メンテナンスでは、カビの専門的な除去・清掃作業そのものは行っておりませんが、「床下換気扇の交換・設置」や「建具の不具合調査」などの際に、こうした床下の異常に気づき、お伝えすることができます。

    「換気口の前に室外機があって通気が悪い」「換気扇が回っていない気がする」といった、お家の設備に関するお悩みやメンテナンスのご相談は、いつでもお気軽にご連絡ください!

    本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

    それでは。

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    この記事を書いた人

    1988神奈川県生まれ。

    【趣味】
    サーフィン:休日の最高のリフレッシュ。
    コーヒー:朝、自分でドリップしたコーヒーがちょっとした楽しみ。

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