網戸の傾き、戸車を調整する方法とは?

 
網戸が傾いて閉めにくいとか、隙間ができて虫が入ってくるなどといったような問題で悩んでませんか?
網戸は調整可能なので、戸車が壊れていなければ、その問題解決できる可能性が高いです。
この記事では、網戸の傾きをなおす戸車の調整方法について解説していきます。
最後までご覧ください。

網戸の傾きの原因とは?

網戸の傾きの原因は、戸車が原因のこと多いです。
網戸は、一年中風雨や強烈な日光にさらされ、頻繁な開け閉めなどでだんだん劣化していきます。戸車がレールから外れていたり、戸車の高さが変わっていたりといろいろな不具合が生じてきます。
また、戸車が壊れていると交換する必要があり、網戸にあっているものでないと取り付けられないので、注意が必要です。
いろんな網戸でも取り付け可能な戸車もありますが、取り付け可能かどうかは実際についてる戸車と見比べる必要があります。不安でしたら業者に依頼しましょう。
このように、網戸の傾きの原因は、レールから戸車が外れていたり、戸車の高さがあっていなかったりします。しかし、網戸を無理やり使用していると枠自体が歪んでしまい、修復不可能になったりするので、調子が悪くなってきたらこまめなメンテナンスが大事です。

網戸の傾きを調整する方法(戸車調整)

ここから、戸車を調整し、網戸の傾きを直す方法を紹介していきたいと思います。以下の順番で調整していきましょう。

  1. 網戸の外れどめを解除する
  2. 網戸の戸車を調整する
  3. 外れどめを固定する

基本的に、用意する道具はプラスドライバー1本でできます。それではいきましょう。

1、網戸の外れどめを解除する

まず最初にするべきことは、網戸の外れどめを解除することです。これをしないと高さ調整ができません。

外れどめとは、下部についている戸車がレールから外れないように固定する役目があります。

そのため、これを解除することが大事です。以下の写真のように、網戸の上部に外れどめが付いています。

外れどめ解除方法は、ネジを緩め、樹脂製のロックを下に下げるだけです。網戸によって形が違っていたりしますが、基本的にネジで固定してあるので、緩めてロックを解除します。

大体、上から二つ目のネジを左まわしで緩めます。以下のようにしましょう。

これを左右、2箇所ある外れどめを解除すればおっけいです。

このように、まずは外れどめを解除しないと高さ調整ができないので、忘れずにやりましょう。

2、網戸の戸車を調整する

続いて、網戸の戸車を調整する作業に入ります。

戸車は、網戸左右の端に設置されています。戸車は一個ずつ高さ調整ができるようになっています。

そのため、一個ずつ調整が必要で、以下の写真にあるように、基本的に上から2つ目のネジで調整します。

このネジを右に回せば、戸車が出て、網戸が上に上がります。

逆に左に回すと、戸車が収納され、網戸が下がります。

このように、戸車の高さを調整していきますが、下げすぎでしまうと網戸の枠がレールを傷つけてしまうので、ある程度あげましょう。

傾きを調整する際には、網戸をしっかり閉めて、窓枠との隙間で判断しましょう。

このように、左右二つの戸車の高さを合わせましょう。

3、外れどめを固定する

戸車を調整したら、網戸の滑りは問題ないか?隙間はないか?の最終チェックをして、外れどめを再度固定して完了です。

外れどめは、戸車がレースから外れないように固定する大事な部品です。もしここが破損しているようなら交換が必要です。

これを、レールに当たる程度に2箇所しっかり固定して終了です。以下のような感じです。

このように、最後は外れどめを固定しましょう。

網戸のメンテナンス

最後に網戸のメンテナンスについて紹介していきます。

網戸は、だんだん劣化してきてしまいますが、ストレスなく長く使用するにはこまめなメンテナンスが必要です。

やはり、レールのごみによって戸車が壊れてしまうことが多いので、こまめな掃除は大事です。

また、滑りが悪くなってきたら、シリコンスプレーをレール上下に振りかけてあげると、かなり滑りがよくなります。

この時に、シリコンスプレーを直接レールに振りかけるのではなく、ウエスなどに振りかけてレールを拭きましょう。

もちろん、戸車が壊れてしまっていたら交換するしかないので、戸車が生きてる場合です。

このように、日頃から注意してメンテナンスしていけば、長くストレスなく使用できます。

なかなか日課にするのは厳しいと思うので、おかしいなと思ったら少しメンテナンスしましょう。

まとめ

ここまで、網戸の傾きを調整する方法を解説してきました。まとめると以下の通りです。

2つの戸車の高さを調整し、網戸の傾きを調整する工程

  1. 外れどめを解除する
  2. 戸車の高さを合わせる
  3. 外れどめを固定する

この順番で調整してください。

戸車が壊れていて調整困難の場合もあるので、できれば網戸を外して戸車の状態を確認することをお勧めします。

また、最後にレールにシリコンスプレーを振りかけてあげると滑りがかなり良くなります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

それでは。