「網戸が斜めになっていて、最後までピタッと閉まらない…」 「窓枠との間に隙間ができて、そこから虫が入ってくるのが嫌だ!」
毎日のように開け閉めする網戸。使っているうちに動きが悪くなったり、傾いて隙間ができたりすることはよくあります。そのまま無理に使っていると、網戸の枠自体が歪んでしまい、修理が難しくなることも…。
実は、網戸の傾きや動きの悪さは、網戸の下に付いている「戸車(とぐるま)」という小さな車輪のパーツを調整するだけで、劇的に改善することが多いのです。
この記事では、メンテナンスのプロの視点から、網戸の傾きを直し、スムーズな動きを取り戻すための「戸車の調整方法」を、写真付きで分かりやすく解説します。必要な道具はプラスドライバー1本だけです!
網戸が傾く主な原因とは?

網戸が傾いたり、動きが悪くなったりする主な原因は、以下の通りです。
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戸車の高さが左右で合っていない
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戸車がレールから外れている(脱輪)
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戸車自体が劣化・破損している
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レールにゴミが溜まっている
網戸は常に雨風や直射日光にさらされているため、部品の劣化が進みやすい環境にあります。特に「戸車」は消耗品であり、長年使っているとすり減ったり、内部のバネが弱くなったりして、左右の高さのバランスが崩れてしまうのです。
戸車自体が割れていたり、回転しなくなっていたりする場合は交換が必要ですが、単に高さがずれているだけであれば、これから紹介する調整方法で直ります。
【実践】網戸の傾きを直す3ステップ(戸車調整)
では、実際に網戸の傾きを調整していきましょう。作業は以下の3つのステップで進めます。
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網戸の「外れ止め」を解除する
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網戸の「戸車」の高さを調整する
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「外れ止め」を再度固定する
この順番で作業を行うことが重要です。それでは、ステップごとに詳しく見ていきましょう。
1、網戸の外れどめを解除する
まず最初に行うのは、「外れ止め」の解除です。 外れ止めとは、強風などで網戸がレールから外れて落下するのを防ぐための重要な安全装置です。通常、網戸の上部左右に付いています。
これが効いたままでは、網戸を上下に動かせないため、戸車の高さ調整ができません。必ず最初に解除しましょう。
以下の写真のように、網戸の上部に外れどめが付いています。

【解除方法(一般的なタイプ)】
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網戸の側面(縦枠)の上部にあるネジ(通常は上から2番目など)をプラスドライバーで少し緩めます。(※完全に外す必要はありません)
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ネジを緩めると、樹脂製のロックパーツ(外れ止め)が上下に動かせるようになります。
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このロックパーツを指で一番下まで下げて、レールの溝から外します。左右両方とも行いましょう。
これを左右、2箇所ある外れどめを解除すればおっけいです。
このように、まずは外れどめを解除しないと高さ調整ができないので、忘れずにやりましょう。
2、網戸の戸車を調整する
次に、網戸の下部にある「戸車」の高さを調整して、傾きを直します。戸車は左右の下端に1つずつ付いています。
調整用のネジは、網戸の側面下部にあります。(※外れ止めとは逆の下側です)

【調整方法】
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調整用のネジ(通常は下から2番目など、メーカーによって異なります)をプラスドライバーで回します。
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右(時計回り)に回すと、戸車が下がり、その側の網戸が上がります。
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左(反時計回り)に回すと、戸車が上がり、その側の網戸が下がります。
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網戸を閉めた状態で、窓枠と網戸の隙間を確認しながら、左右の戸車の高さを微調整します。
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隙間が均一になり、スムーズに動くようになるまで調整を繰り返します。
【ポイント】 戸車を上げすぎて(網戸を下げすぎて)、網戸の枠が下のレールに接触しないように注意してください。枠がレールを傷つけてしまいます。
傾きを調整する際には、網戸をしっかり閉めて、窓枠との隙間で判断しましょう。
このように、左右二つの戸車の高さを合わせましょう。
3、外れ止め」を再度固定する
傾きが直り、スムーズに動くことを確認したら、最後に必ず「外れ止め」を元の位置に戻して固定します。
これを忘れると、強風で網戸が落下する危険があります。
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ステップ1で下げた樹脂製のロックパーツを、今度は一番上まで上げます。
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パーツの先端が、上枠のレールの溝にしっかりとかかっていることを確認します。
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緩めていたネジを締めて、ロックパーツを固定します。左右両方とも確実に行ってください。
以下のような感じです。

これで調整作業は完了です!
このように、最後は外れどめを固定しましょう。
網戸を長持ちさせるメンテナンスのコツ
網戸を快適に使い続けるためには、日頃のメンテナンスも大切です。
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レールの掃除: レールに砂や埃が溜まると、戸車の動きが悪くなり、破損の原因になります。こまめに掃除機で吸い取ったり、ブラシで掃き出したりしましょう。
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潤滑剤の塗布: 動きが悪くなったと感じたら、レールに「シリコンスプレー」などの潤滑剤を塗布すると滑りが良くなります。

【注意】 スプレーを直接レールに吹きかけると、周囲に飛び散ってしまいます。必ずウエス(布)などにスプレーしてから、その布でレールを拭くように塗布しましょう。
このように、日頃から注意してメンテナンスしていけば、長くストレスなく使用できます。なかなか日課にするのは厳しいと思うので、おかしいなと思ったら少しメンテナンスしましょう。
まとめ
網戸の傾きや隙間は、戸車の調整で直ることが多いです。まとめると以下の通りです。
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作業は「外れ止めの解除」→「戸車調整」→「外れ止めの固定」の順で行う
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調整はプラスドライバー1本で可能
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戸車のネジを右に回すと網戸が上がり、左に回すと下がる
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最後に必ず「外れ止め」を戻すのを忘れない!
もし、「調整しても直らない」「戸車が割れている」「自分でやるのは不安」という場合は、無理せず木村メンテナンスにご相談ください。戸車調整や交換など、プロの技術で迅速に対応いたします。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。


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