【BS/CSアンテナ】方向は南西?スカパーは違う?映らない時の4つの原因とチェック方法

「BSアンテナを自分で取り付けたいけど、どの方角に向ければいいの?」 「急にBSが映らなくなった。アンテナの向きがズレたのかな?」

BS/CS放送を見るために最も重要なのがアンテナの「方向」です。しかし、その調整はミリ単位の精度が求められ、専用の測定器(レベルチェッカー)がないと非常に難しいのが現実です。

ご自身での調整は高所作業の危険も伴うため強くは推奨しませんが、「正しい知識」を持っているかどうかで対応は大きく変わります。

この記事では、アンテナ工事の現場視点から、「BS/CSアンテナの正しい方向」と、「映らない時に考えられる4つの原因」について詳しく解説します。

目次

BS/CSアンテナの方向は?基本は「南西」

BS/CSアンテナを設置する基本の方角は「南西」です。

目安としては、午後2時〜3時頃に太陽が見える方向です。ただし、単に方角(方位角)を合わせるだけでなく、上下の角度(仰角)もしっかりと合わせる必要があります。

設置の際は、以下の点に注意が必要です。

  • 調整が非常にシビア:わずか数ミリずれただけでも受信レベルが激減し、映らなくなります。
  • 障害物に弱い:アンテナ向ける方向に、ビル、マンション、大きな木などがあると電波が遮断されます。
  • 季節による変化:冬は大丈夫でも、夏になると木の葉が生い茂って電波を遮るケースもあります。設置場所の環境は慎重に見極めましょう。

このように、BS/CSアンテナは「南西方向」に向け角度(仰角)の調整をします。そもそも取り付ける位置に障害物がないかはしっかりチェックしましょう。

「スカパー!プレミアム」のCSアンテナは向きが異なる

同じ衛星放送でも、「スカパー!プレミアムサービス」を視聴する場合は注意が必要です。

通常のBS/CS放送は東経110度にある衛星から電波を受信しますが、プレミアムサービスは東経124度/128度にある衛星を使用します。そのため、以下の点が通常のBSアンテナとは異なります。

  • 方角:「南西」ではなく「南南西」に向ける必要があります。
  • アンテナ本体:「124/128度CS対応アンテナ」または「マルチアンテナ」が必要です。

「スカパー!」と「スカパー!プレミアム」は別物ですので、契約したいサービスに合わせてアンテナと方向を確認しましょう。

このように、スカパー!プレミアムをご視聴になる場合は、124/128度CS用アンテナを使用し、「南南西」に向けて調整しなければなりません。

BS/CS放送が見られない「4つの原因」と対策

アンテナを設置したが「BS/CSが見れない」4つの原因を紹介していきます。

  1. ケーブルの差し間違え
  2. アンテナの方向がズレてる
  3. ブースターが壊れている
  4. BS/CSアンテナに電源供給できていない

ここからそれぞれ解説していきます。

①ケーブルの差し間違え

最もシンプルで、意外と多いのがケーブルの接続ミスです。 テレビやレコーダーの裏側は配線が複雑になりがちですが、以下の点を落ち着いて確認しましょう。

  • アンテナからのケーブルは、必ず「入力」端子に差し込む。(「出力」ではない)

  • 「地デジ入力」と「BS/CS入力」を間違えていないか確認する。

このように、ケーブルの差し間違えで映らないことは大いにあるので、一番最初に確認しましょう。

②アンテナの方向がズレてる

前述の通り、BS/CSアンテナは非常に繊細です。強風などでわずかに向きが変わっただけでも映らなくなります。方向を確認する際は、以下の2点をチェックします。

  • 上下の角度(仰角)は合っていますか?(地域ごとに決まっています)
  • 左右の向き(方位角)は合っていますか?

この二つが合わさってしっかりとした信号を受信できます。この信号のチェックはテレビでもできますが、「アンテナチェッカー」または「アンテナレベルチェッカー」と言うもので信号をしっかりチェックする方が確実です。

ある現場の事例で、何度BS/CSアンテナを調整しても、しばらくすると映らなくなってしまうと言う物件がありました。

アンテナがずれている形跡がないのでおかしいと思っていたら、「アンテナポールが回っていた」と言うことがありました。

アンテナポールは固定が甘く風で回っていたと言う原因でした。その後しっかり固定して解決しましたが、こういった事例もあるので気をつけてください。

このように、BS/CSアンテナはわずかにズレるだけで、受信強度がかなり落ちてしまいます。もう一度、角度、向きを確かめましょう。

③ブースターが壊れている

ブースターとは、テレビ信号を増幅する機器です。これが壊れていたり劣化していたりするとしっかり信号を増幅できずに、BS/CSが映らないことがあります。以下のものがブースターです。

ブースターは屋根裏や情報分電盤の中など、目立たない場所に設置されていることが多いです。「アンテナチェッカー」などの測定器がないと診断が難しいため、ブースターが疑われる場合は専門業者への依頼をおすすめします。

④BS/CSアンテナに電源供給できていない

BS/CSはアンテナに電源を供給しなくてはなりません。電源が供給できていないとBS/CSは映らないので以下のことを確認しましょう。

  • BS/CSを繋げているテレビは一つだけ→テレビかレコーダーからの電源供給する設定にする。オンまたはオート設定を確認する。
    • オン:アンテナと接続している機器の電源が入っている時に、常にアンテナに電源を供給
    • オート:アンテナと接続している機器の電源が入っていて、BS/CS放送をみるときだけアンテナに電源を供給

    オートに設定をしてBS/CS放送が視聴できない時は、設定をオンに切り替えるだけで、視聴できる場合があります。

  • BS/CSを繋げているテレビが複数→分配器が1端子だけ電源が通る1端子電流通過型の可能性があります。特定の1台からのみ電源供給ができる仕組みになっていて、対象の機器の電源を切ると、アンテナに電源がいかなくなり、他のテレビで放送の視聴ができなくなります。この場合であれば、全端子電流通過型の分配器に交換しましょう。以下の写真が1端子電流通過型です。

  • ブースターの設定が間違っていて電源供給できていない→ブースターから電源供給する場合は、BS/CSに電源供給するスイッチがある場合があります。そこをオンにする必要があります。

このように、BS/CSに電源供給する方法は、テレビ、レコーダー、ブースターになります。注意が必要なのは、テレビまたはレコーダーから電源供給する場合に、分配器が1端子電流通過型であると接続方法によっては映らない場合があるのでしっかり確認しましょう。

まとめ

BS/CS放送は、地上波と違って「アンテナの方向」と「電源供給」というシビアな条件が揃わないと視聴できません。

  • 基本は「南西」、プレミアムは「南南西」に向ける
  • 映らない時はまず「ケーブルの接続」を見直す
  • 意外と多い「アンテナへの電源供給ミス」を確認する

木村メンテナンスでは、「専用チェッカーを使った正確なアンテナ方向調整」や「映らない原因の特定と修理」を承っています。

「自分では調整しきれない」「ブースターや分配器のことがよく分からない」といった場合は、無理をせずプロにお任せください。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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この記事を書いた人

1988神奈川県生まれ。

【趣味】
サーフィン:休日の最高のリフレッシュ。
コーヒー:朝、自分でドリップしたコーヒーがちょっとした楽しみ。

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