「電球の明るさをシーンに合わせて変えたい」「映画のときは暗く、勉強のときは明るくしたい」
こんなふうに、照明の“調光”に興味がある方は多いと思います。
ですが実際には、
- 調光のやり方がよく分からない
- LED電球の調光は難しそう
- 間違えるとチラつきや故障が怖い
と感じて、諦めてしまっている人も少なくありません。
しかし、電球の明るさを調整できるようになると暮らしの快適さは一気にアップします。
例えば、
- 映画や動画を観るとき → ほんのり暗く
- 勉強や作業をするとき → しっかり明るく
- 寝る前 → 照明を落としてリラックス
こんなふうに、シーンごとに「光」をコントロールできると、気持ちも自然と整いやすくなります。
そこでこの記事では、
- 電球の明るさを調整する基本的な方法
- LED電球で調光する際の注意点
- 調光スイッチ・リモコン・スマホ連携の違い
などを、できるだけわかりやすく解説していきます。
電球の明るさを調整したいときの基本

結論から言うと、調光には「対応した電球」と「対応した器具」が必須です。
まず最初に押さえておきたいのは、
電球の明るさ(調光)を調整したいなら、「調光対応の電球」と「調光に対応した器具(スイッチやリモコン)」がセットで必要
という点です。
ここを間違えると、
- チラつく
- 消えたり点いたりを繰り返す
- まったく点灯しない
- 音が鳴る・寿命が極端に短くなる
といったトラブルの原因になります。
調光の方法はざっくり分けるとこの3パターンです。
- 壁の調光スイッチで明るさを変える
- リモコンやスマホと連携できるLED電球を使う
- 既存の白熱球用調光器をLEDに変えたい場合は、器具ごと見直す
ここから、それぞれ詳しく解説します。
① 調光対応のLED電球かどうかを必ずチェックする
LED電球は「調光対応」と書かれていないと、基本は調光NGです。
白熱電球のときは、「調光器+白熱球」であれば基本的に明るさ調整ができました。
しかしLED電球は違います。
調光したいなら「調光器対応」と書かれたLED電球を選ぶ必要があります。
この理由として、LED電球は白熱球と発光の仕組みが全く違うため、”調光に対応していないLED電球“と”白熱球用に設計された調光器“を組み合わせると、次のような不具合が起こりやすいです。
- ずっとチラチラする
- ある明るさだけ点滅する
- まったく点灯しない/消えない
- 「ジーッ」「ブーン」といった異音がする
- 電球や調光器の寿命が極端に短くなる
このような事態になるため、LED電球パッケージの「使用できる器具」に注意しましょう。
LED電球のパッケージ裏には、必ずと言っていいほど
- 使用できる器具
- 使用できない器具(注意書き)
が以下のように、記載されています。

また、「調光器対応」などの表記がないLED電球は、基本的に調光NG。
調光スイッチが付いている部屋に使う場合は、必ず調光対応品を選びましょう。
このように、調光したいなら「調光対応」と記載されたLED電球は絶対条件なので、パッケージ裏の「使用できない器具」の欄も必ずチェックしましょう。
② リモコン・スマホ連携で明るさを調整する方法
今は「スイッチ工事なし」で調光できる電球もあります。
「うちの壁スイッチは普通のオン・オフだけ」という場合でも、最近は“電球側だけ”で調光できる商品が増えています。
代表的なのが、
- リモコン付きLED電球
- スマホアプリで調光・調色できるスマート電球(例:SwitchBotなど)
です。

仕組みとしては、電球とリモコン(またはスマホ)をペアリングします。
そのためこれらの電球は、
- 壁スイッチは「普通のまま」
- 電球とリモコン(またはスマホ)をペアリング
することで、
- 明るさの調整(調光)
- 色の調整(調色:電球色〜昼光色)
- タイマーやシーン切り替え
ができるようになっています。
つまり、
スイッチを調光スイッチに交換しなくても、電球とリモコン(or スマホ)だけで明るさ調整ができる
ということです。
例えば、
- 寝室でベッドに入ってから手元のリモコンで明るさを落とす
- リビングで映画を見るときだけ、スマホからワンタップで暗くする
- SwitchBotのようなスマート電球で、「おやすみモード」「読書モード」などのシーンを登録しておく
といった使い方ができます。
壁のスイッチや配線工事はそのままで、
電球とリモコン(またはスマホアプリ)だけで完結するのが大きなメリットです。
このように、工事なしで調光したいなら、リモコン付き/スマートLED電球が便利です。
壁スイッチはそのままでOK。電球+リモコン(スマホ連携)だけで調光できます。
③ 白熱球用の調光器をLED電球に変えるときの注意点

白熱球用調光器+LED電球は「そのままではNG」が基本です。
「今は白熱球+調光スイッチだけど、電球だけLEDに変えたい」というケースはかなり多いです。
ですが、ここは要注意で、
白熱球用調光器 × LED電球 の組み合わせは、トラブルになる可能性が高い
と思っておいたほうが安全です。
この理由として、白熱電球は
- フィラメントに電流を流して発光させる
- 熱と光がセットで出る
といった抵抗器としての性質を持っています。
一方LEDは、
- 半導体素子で発光する
- 電流のコントロールがシビア
- 熱の出方も違う
といった全く違う特性を持っているからです。
白熱球用の調光スイッチ(壁のダイヤルなど)は、白熱球の特性を前提に作られているため、LEDではうまく制御できない場合が多いのです。
その結果、
- 明るさが安定しない
- 全く調光できない
- チラつき・点滅・異音が出る
といった不具合につながります。
白熱球用の調光環境を“LEDでそのまま再現したい”場合は、
- 調光スイッチを「LED対応の調光器」に交換
- 必要に応じて、照明器具も「調光対応LED用」に交換
といった器具ごとの見直しが必要になります。
ここは電気工事士の資格が必要な工事なので、自分で配線を触らず、電気工事店に相談するのが安全です。
まとめると「白熱球→LED電球」だけを差し替えて、そのまま調光…は基本NGです。しっかり調光したいなら、スイッチ・器具まで含めてLED対応に見直す必要があります。
まとめ|電球の明るさ調整(調光)で失敗しないために
最後に、電球の明るさを調整したいときのポイントを整理します。
調光の基本ルール
- 調光対応のLED電球を選ぶことが絶対条件
- パッケージ裏の
「調光機能付き器具には使用できません」
の注意書きは必ずチェック
調光方法の選択肢
- 壁の調光スイッチを使う方→調光器+調光対応LED電球の組み合わせが必要
- リモコン・スマホで調光する方法→リモコン付きLED電球、スマート電球(SwitchBotなど)工事不要で、既存スイッチはそのままでもOK
- 白熱球用調光器からLEDへ切り替える場合→電球だけでなく、調光スイッチ・照明器具もLED対応に交換するのが安全
こんなイメージで選ぶとラク
- 手軽に調光したい → リモコン・スマホ対応のLED電球
- しっかり調光環境を作りたい → LED対応の調光器+調光対応LED電球
- 白熱球時代の調光環境をそのままLEDに → プロに相談して器具ごと見直す
調光ができるようになると、
「朝は明るく、夜はほんのり」
「仕事モードとリラックスモードを光で切り替える」
といった、光で気分をコントロールする暮らし方ができるようになります。
電球選びと器具の相性さえ押さえておけば、調光はそこまで難しいものではありません。
この記事が、あなたの“照明計画”のヒントになればうれしいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。

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