「電球の明るさ、どれを選べばいいのか分からない…」
「LED電球に替えたら暗くなった気がする」
こんなモヤモヤを抱えている方は少なくありません。
今はほとんどの家庭でLED電球が主流ですが、
- 明るさ(ルーメン)の違い
- 光色(電球色・昼白色など)
- 配光角(光の広がり方)
など、選ぶ項目が増えた分だけ失敗もしやすくなっています。
そこでこの記事では、
- 部屋別の電球の明るさの選び方
- 光色(色)の選び方
- 意外と見落としがちな配光角とLED電球の注意点
- 明るさの感じ方に影響する「壁の色」と「年齢」
を、できるだけわかりやすく解説していきます。LED電球選びで迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
電球の明るさの選び方の基本
まずは結論から。
電球の明るさは「どの部屋で」「どんな目的で」使うかで決める
これが一番大事な考え方です。
明るさを決めるときは、次の3つを意識すると失敗しにくくなります。
- どの部屋・場所で使うか
- 光色(あかりの色)はどうするか
- 配光角(光の広がり方)はどうするか
順番に見ていきます。
①どこのお部屋・場所で使用するのか?

同じ「60W相当」でも、リビングで使うのか、トイレで使うのかによってちょうどいい明るさは変わります。
以下の項目を意識しましょう。
- 明るさの目安は「畳数 × 400ルーメン」
- 白熱電球とLED電球の明るさ(ルーメン)の比較
- 部屋・場所ごとのおすすめ明るさの目安
ここからそれぞれ説明していきます。
明るさの目安は「畳数 × 400ルーメン」
部屋の明るさを考えるときの基準は、
部屋の畳数 × 400ルーメン(lm)
です。
例えば、8畳の部屋なら8 × 400 = 約3200lm が目安。
ただし、照明が1つとは限らないので、
- シーリングライト1台で3200lm前後にする
- ダウンライトや電球を複数組み合わせて合計3200lm前後にする
といった形でトータルで見ていくイメージです。
このように、明るさの目安として「畳数 × 400ルーメン」を参考にしましょう。
白熱電球とLED電球の明るさ(ルーメン)の比較
「ルーメンと言われてもピンとこない…」という方は、白熱電球のW(ワット)とセットで覚えると楽です。
| 白熱電球のW数 | 明るさの目安(ルーメン) |
|---|---|
| 20W | 約170lm以上 |
| 30W | 約325lm以上 |
| 40W | 約485lm以上 |
| 60W | 約810lm以上 |
| 80W | 約1160lm以上 |
| 100W | 約1520lm以上 |
LED電球のパッケージにある
- 「40形相当」
- 「60形相当」
- 「100形相当」
といった表記は、「白熱電球でいうとこのぐらいの明るさですよ」という目安です。
ルーメンがどのくらいの明るさなのか?と言うことは、白熱球との比較がおすすめ。
部屋・場所ごとのおすすめ明るさの目安
ざっくりですが、部屋別の電球の明るさ(ルーメン)とW相当の目安を紹介します。
- リビング・ダイニング・各個室
→ 目安:畳数 × 400lm
→ 例)8畳なら 合計約3200lm(シーリングライト1台 or 複数の照明の合計) - キッチン(3畳前後)
→ 手元がしっかり見える明るさが必須
→ 目安:合計1200lm前後
→ 必要に応じて棚下灯(手元灯)を追加 - 寝室
→ ガンガン明るいより、調光できる照明+間接照明がおすすめ
→ 明るさ目安:全体で〜2000lm程度+スタンドライトや間接照明 - 廊下
→ 足元が見えればOK。眩しすぎるのはNG
→ 目安:40〜60W相当(約485〜810lm) - トイレ
→ 落ち着いた明るさでOK
→ 目安:40W相当(約485lm) - 洗面所
→ メイク・髭剃りなど「顔をハッキリ見たい」場所
→ 目安:60W相当(約810lm)〜+鏡まわりの補助照明 - お風呂
→ リラックス+掃除のしやすさのバランス
→ 目安:60W相当(約810〜1160lm) - 玄関(室内側)
→ 足元+表情がしっかり見える明るさ
→ 目安:60W相当(約810〜1160lm) - 玄関ポーチ(外)
→ 眩しすぎない安心感のある明るさ
→ 目安:40W相当(約485lm) - 門灯
→ 表札・鍵穴が確認できる程度
→ 目安:40W相当(約485lm)
もちろん、明るさの感じ方は人それぞれなので、あくまで「基準」として、ここから少しプラス・マイナスして調整していくのが良いと思います。
② 光色(あかりの色)の選び方|電球色・昼白色・昼光色

LED電球の大きなメリットのひとつが、
光色(あかりの色)を選べること
です。
代表的な光色はこの4つです。
- 電球色
→ オレンジがかった暖かい色。リラックス向き。 - 温白色
→ 電球色と昼白色の中間。落ち着きがありつつ、少し明るめ。 - 昼白色
→ 太陽光に近い自然な白い光。物が見やすくて万能タイプ。 - 昼光色
→ 青みのあるシャキッとした光。集中したい作業・勉強向き。
部屋ごとのおすすめ光色イメージ
- リビング・ダイニング
→ 雰囲気重視なら電球色
→ 明るさと見やすさ重視なら昼白色 or 温白色 - キッチン・洗面所
→ 手元・顔をはっきり見たいので昼白色がおすすめ - 寝室
→ リラックス優先で電球色
→ 読書もするなら、調光・調色可能な照明もアリ - 勉強部屋・在宅ワーク
→ 集中したいなら昼白色〜昼光色
光色は雰囲気と使い方に直結するポイントなので、「リラックスしたい場所か」「作業したい場所か」をイメージしながら選ぶと失敗しにくくなります。
③ 配光角(光の広がり方)も意外と重要|LED電球の注意点
LED電球ならではの落とし穴が、この「配光角」です。
配光角=電球から出る光が、何度くらいの範囲に広がるか
ざっくりいうと、
- 約260° … 白熱球に近い、広くふわっと照らすタイプ
- 約180° … 下方向中心に広がる一般的なタイプ
- 約140° … スポットライト向け。狭い範囲をグッと明るく。

よくある失敗例として、
- 本来、部屋全体を照らしたいのに
配光角140°の電球をつけてしまい、真下だけ明るくて周りが暗い - 壁付けのブラケットライトに、配光角が狭い電球をつけて
「なんか前より暗い…」と感じる
こういうケースは、”電球の性能が低いのではなく「配光角のミスマッチ」”であることが多いです。
特にこだわりがなければ、まずは 約260°の広配光タイプ を選んでおくと失敗は少ないです。
LED電球お部屋別のまとめ
部屋ごとの
- 明るさ(ルーメン)
- 光色(電球色・昼白色など)
- 配光角(光の広がり方)
をまとめた表を作ったので参考にどうぞ。

このような基準で明るさを選んでください。
明るさの感じ方を左右するもの
明るさは、単純に照明の明るさだけではなく、以下の影響を多く受けます。
- 壁の色
- 年齢
ここから、それぞれ解説していきたいと思います。
明るさの感じ方を左右する要素①|壁の色

同じ電球を使っていても、壁の色によって「明るさの感じ方」はかなり変わります。
- 明るい壁(白・アイボリー・パステルカラー)
→ 光をよく反射するので部屋全体が明るく広く感じる - 暗い壁(グレー・ネイビー・ブラック系)
→ 光を吸収するので同じルーメンでも暗く感じる
グレー系やダークトーンのアクセントクロスを使うと、一気におしゃれになりますが、そのぶん照明の明るさを少し盛ってあげる必要があります。
壁の色によって明るさの感じ方が変わるので、その辺も考えながら選んでいきましょう。
明るさの感じ方を左右する要素②|年齢

もうひとつ無視できないのが「年齢による見え方の変化」です。
- 20代のときは十分明るいと思っていた照明が、
- 60代になると「ちょっと暗い」と感じる
というのは珍しい話ではありません。
一般的には、
60歳は、20歳のときの約2倍の明るさが必要
と言われることもあります。
実際、高齢のお客さんからは
- 「最近、家の照明が暗く感じる」
- 「もう少し明るくしたい」
という相談がとても多いです。
高齢の家族がいる場合は、少し明るめの電球に変える・光色を昼白色にするなど、
見え方を基準に調整してあげるのがおすすめです。
まとめ|電球の明るさは「部屋・光色・配光角」で決まる
最後に、電球の明るさの選び方とLED電球の注意点をまとめます。
部屋ごとに必要な明るさ(ルーメン)の目安を知る
- 目安は 「畳数 × 400lm」
- トイレ・廊下などは40〜60W相当、リビングは合計3000lm前後 など
光色を部屋・用途に合わせて選ぶ
- リラックス空間 → 電球色
- 作業・勉強 → 昼白色〜昼光色
- キッチン・洗面 → 昼白色が見やすくておすすめ
配光角(光の広がり方)に注意
- 部屋全体を照らすなら 約260°の広配光タイプ が無難
- スポットライトは140°など狭配光もあり
壁の色・年齢でも明るさの感じ方は変わる
- ダークカラーの壁 → 少し明るめを選ぶ
- 高齢の方がいる家 → 明るさをワンランク上げる選択も検討
LED電球は、「明るさ」「色」「配光角」「対応器具」など、白熱球より選ぶ項目は多いですが、そのぶんうまく選べば、快適さも大きくアップします。
今回の内容をざっくり基準にしつつ、ご自宅の間取りや好みに合わせて、ちょうどいい明るさを見つけてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。

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